松本を拠点に主にアートフィールドでフリーランスのライターとして活躍する"清水康介"が、個人的につながりの深いアクトを招いて、音楽とトークと映像によるイベント『白川夜船』を開催!
ライブゲストアクトとして登場するのは、CASIOトルコ温泉、EMERALD FOURを経て、現在はSummer Eye Sound Syndicate、neco眠るのメンバーとしても活動する"おじまさいり"によるソロプロジェクト"くまちゃんシール"。2013年より活動を開始し、2023年にはLe Makeup、Takaoらとの共同制作を経て完成した1stアルバム『くまちゃんシール』をEM Recordsよりリリース。軽やかに浮遊しながらもどこか妖気を纏った歌声、民謡やわらべ歌を思わせる素朴なメロディ、日々の暮らしの中で拾い集めた言葉や些細な出来事に夢想を織り交ぜ聴き手を知らない感覚へと誘うリリック、シンセとヴォイスのレイヤードが描き出す無重力のサウンドスケープ、骨太な重心のエレクトロニックビート…ニューウェイブ、ニューエイジ、エレクトロニック、ベッドルームポップが交差するレトロゲームの架空の箱庭世界を空中遊泳するような不思議な感覚をもたらす音世界。誰かに共有されることを前提としていないような極めてプライベートな日記のような内省と、どこか遠くへと連れ去ってしまう軽やかさ、現実と空想が絶妙な均衡を保ちながら漂うくまちゃんシールだけの音世界をぜひご堪能ください!
松本からは、イラストレーター"山崎 美帆”による音楽パフォーマンスプロジェクト“daborabo”が登場。可憐で、繊細であると同時に奔放なタッチのドローイングと、カシオトーンとディレイペダルによる宇宙アンビエント演奏、不思議なオブジェクトを組み合わせてアナログに生み出す光と影のビデオ投影…これらの行為がステージの上で同時に展開されて一編の物語を紡いでいくシネマティックなパフォーマンスは必見!
ライブの合間には、異色の遍歴を辿る大工であり作家でもある"中村季節"を迎え、トークと映像上映を行います。両親ともに大工という家庭に育ち、自身も30代後半で大工の世界へ。見習いとしての日々を綴った自主制作ZINE『大工日記』が素粒社の目に留まり書籍化され、作家デビュー。ブレイディみかこが帯コメントを寄せ、横尾忠則が新聞書評で取り上げるなど、大きな話題を呼んでいます。しかし、その歩みは決して一直線ではありません。幼少期から日記を書き続け、一時は日記専門店で働くほど「書くこと」を生活の中心に置きながら、京都の美大時代にはボディコン姿で歌い踊る6人組グループ「平和ガールズ」としてパフォーマンスの領域でも活動。さらにギリギリの生活を送りながらニューヨーク、カナダ、ロンドンなどを渡り歩き、荒くれシェフのいるナイトクラブのレストラン、エロコメディの美術班、間借り営業のおにぎり屋、一般企業の広報、MV制作会社のAD・美術など実にさまざまな現場を経験してきました。そうした遍歴を経て、自分の感覚に無理のない仕事として選んだのが、最も身近だった大工という仕事。現在は、自らの生活そのものを畑に見立て、そこで採れた出来事や感情を素材に、「シェフの気まぐれコース」のように文章を書き続けています。数え切れない現場とその中で多様な人たちと出会い、摩擦した日々の中で培われた鋭い観察眼に満ちた語り口。その視点から紡がれるトークと、自身が制作してきた映像作品を、学生時代から親交の深い清水康介、くまちゃんシールとともにお届けします。
容易にカテゴライズできないそれぞれの感覚のもとに立ち上げられたアウトプットをもつ音楽家、作家が集う一夜。お楽しみに。
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