2017-07-31

2017年8月4日(金)『DAVID GRUBBS & TAKU UNAMI Tour 2017 松本公演』


シカゴ音響派の重要人物として知られる実験音楽家 / シンガー / 音楽研究者の
"David Grubbs(デヴィッド・グラッブス)"が松本に初登場!

80'sハードコアシーン〜シカゴ音響派〜現在はアカデミズムの領域まで、バストロ〜ガスター・デル・ソル〜ソロ活動などの音楽的遍歴の中で、一貫して実験/即興アプローチと歌心を往来する音楽を鳴らしてきた"DAVID GRUBBS(デヴィッド・グラッブス)"が、コンピューターとギターを用いる即興音楽家/作曲家の"宇波 拓"とのデュオで松本に初登場!

デヴィッド・グラッブスといえば、人によってその思い浮かべる顔が違う多様な顔をもつ音楽家です。活動の源流にはハードコアパンクシーンがあり、エモーショナルなメロディの効いたスクールハードコア"スクワール・バイト"を経て、ジョン・マッケンタイア(トータス、シー・アンド・ケイク)との伝説的ポストハードコアバンド"バストロ"のヴォーカリスト/ギタリストとして咆哮をあげていた頃の顔、90年代後半にはポストロックという音楽に名前がつく以前の原形ともいえるジム・オルークとのプロジェクト"ガスター・デル・ソル"の片割れとして存在、以後は実験/ミニマル/ドローン/ノイズ/ポストロックを織り交ぜた硬質なサウンドと朴訥とした声とユーモアによるエクスペリメンタルフォークなソロアーティストとして顔、大学で音楽学の教鞭をとる研究者でありジョン・ケージの言葉を冠した『レコードは風景をだいないにする』の著者としての近年の彼の顔…などなど探れば探るほど、その辿って来た道筋に驚き、その音楽経験が堆積した現在の姿に興味が溢れ出ててしまいます。

今回の日本ツアーでは、録音エンジニアとしてもその異才ぶりを発揮する奇才・宇波拓と共に京都「外」にてデュオ作品の滞在制作/録音合宿を敢行予定。完全なるインプロではなく、「作品」としてつくられることを前提とした二人のコラボレーションに期待が高まります。

共演は、英語圏に日本の未来派・ダダなどの歴史的前衛運動する松本在住の詩人/翻訳家"sho sugita"(シカゴでの留学時代にデヴィッド・グラブスに師事していたこともある)が、ニューヨーク在住、「非植民地化は言語から始まる」というテーマから異色な造語を用いた詩作を行う"Thom Bane"とともに行う朗読パフォーマンス、幽玄なギタープレイと声と天然な言葉遣いが魅力の森林系アシッドフォークシンガー"玉屋"のソロライブ。

バストロ、ガスター・デル・ソル、シカゴ音響派のファンは勿論、インプロヴィゼーション/ノイズ/ミニマル/ドローン/現代ジャズなどの実験音楽全般〜オルタナフォーク/ポストロック/マスロックなどのインディ音楽ファン〜サウンドアート、メディアアートなどに興味がある方は絶対に見逃してはいけない一夜!


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2017年8月4日(金)Give me little more.
『DAVID GRUBBS & TAKU UNAMI Tour 2017 松本公演』
▽出演:DAVID GRUBBS & TAKU UNAM、sho sugita(朗読)、Thom Bane(朗読)、玉屋
▽料金:(前)¥2,500 / (当)¥2,800 +1Dオーダ
▽時間:(開場)19:00 / (開演)19:30
▽予約:give.melittlemore@gmail.com

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デヴィッド・グラッブス
  


宇波 拓
1976年東京生まれ。主にコンピュータとギターを用いる即興演奏家 / 作曲家。話題の脱力系バンド HOSE のリーダー。細馬宏通のかえる目や大友良英のONJOのメンバーでもある。hibari music を主宰し、CDリリースやコンサート企画も活発におこなう。


玉屋



2017-07-22

2017年7月22日(水)『Give me little more.4周年記念パーティー』


真黒毛ぼっくす

Give me little more.もおかげさまで4周年!!!

おかげさまでGive me little more.はこの7月で4周年を迎えます!

7/22(土)この節目に、パーティーを開催することになりました!
今回は、なんと出演者総勢全19組。
お昼時〜深夜までライブ駅伝的にぶっ通しでお送りします。

ゲストは、1980年結成、バンドブームで産声をあげ、イカ天を駆け抜け現在もコンスタントに活動を続ける酔いどれフォーク詩人ヒロノリ率いる不定形楽団バンド"真黒毛ぼっくす"。ステージの上であまりにも無防備に自分を投げ出す大槻氏の歌と、彼のまわりに渦のように立ち上がるアンサンブル。何周も回って、喜びも悲しみも飲み込まれて発酵した号泣必至のライブ、お楽しみに!!今回は、6人編成での出演となります。

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2017年7月22日(土)Give me little more.
『Give me little more.4周年記念パーティー』
▽出演:真黒毛ぼっくす(東京)、BAb1A(GURA GURA)、チョコレートタウンオーケストラ、padge、玉屋、beefover、ベアーズアーキン、TANGINGUGUN、金魚注意報、tonton、sho sugita、サングリアサトヤ、toriqumo、前川エクスプロージョン、ニイタカヤマ、岡沢じゅん、グリーンパル、おしゃべりアート、シャチ由美子

▽司会進行:シャチ由美子、J(海リリリ)、サングリアサトヤ

▽時間:(開場)12:00 ※時間は下記タイムテーブルを参照

▽料金:¥1,000(+1Dオーダー、再入場可)

◉タイムテーブル

12:00- オープン

12:50-13:15 シャチ由美子 
13:25-13:50 おしゃべりアート 
14:00-14:25 グリーンパル 
14:35-15:00 岡沢じゅん 
15:25-15:50 ニイタカヤマ 
16:00-16:25 前川エクスプロージョン 
16:35-17:00 toriqumo 
17:10-17:35 サングリアサトヤ 
17:45-18:10 sho sugita 
18:20-18:45 tonton 
18:55-19:20 金魚注意報 
19:30-19:55 TANGINGUGUN 
20:05-20:30 ベアーズマーキン 
20:40-21:05 padge
21:15-21:40 玉屋
21:40-22:05 休憩 
22:05-22:50  真黒毛ぼっくす
23:00-23:25  beefover
23:35-24:00 チョコレートタウンオーケストラ 
24:00-??? BAb1A(GURAGURA / DJ)

※赤字タイムテーブル変更(2017.7.21 14:20)

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真黒毛ぼっくす(東京)【 出演時間 / 22:05-22:50   】
大槻が就職で上京して、真黒毛ぼっくす結成。太陽レコードよりEP「ダイナマイト」でデビュー。自身で「青空レコード」を設立して東京を中心に音楽活動を展開。その後、固定バンドからソロユニットへ活動を移行。ライブごとに演奏者を集めるという形体で、弾き語り、アコースティ編成、ホーン隊を加えた大編成まで、大槻の雑多な音楽性が一挙に開花。2009年、金字塔的アルバム「酔いどれ東京ダンスミュジック」発表。そして最新アルバム「夢の旅」は、曽我部恵一より2015年のベストアルバムの1枚に挙げられた。知久寿焼、戸川純との共演を果たし、今年の1月、曽我部恵一をゲストに迎えてサニーデイを含む多くの楽曲を一緒に演奏したのは記憶に新しい。


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シャチ由美子 【 出演時間 / 12:50-13:15 】






















2017年にデビュー、原宿カルチャーを曲解した謎の女子ラッパー!?
人見知りで内気だがお兄ちゃんからもらったシャチ君とフロウで勝負するタフな一面も。特技ゲリラライブ。好きな食べ物イチゴ!おもちゃギターを掻き鳴らす事もできる!(という設定)その正体は、松本を代表するカルトシンガー、クレイジーアカペラ歌のお姉さん"水野アミ"による別人格。

おしゃべりアート【 出演時間 / 13:25-13:50 】






















レトロフューチャーな極彩色のド派手な衣装に身を包んだテクノポップガール。
ほんのり露悪的で投げやりなリリックと、チープな電子音によるキッチュ全開なニューウェイブ趣向にニンマリ!テクノポップがいま花開く… 信州のあだ花!

グリーンパル 【 出演時間 / 14:00-14:25  】






















Linda Perhacsやvashti bunyanを彷彿とさせる翳りを帯びた声をもつ大学生アシッドフォークシンガー"ごま"によるバンドプロジェクト。アンニュイな歌の世界に絡みながら、より陰影を刻み込む旋律のヴァイオリンと、無駄を削ぎ落としたスロウコアなアンサンブル。奥深い森の中でひっそりと響く儀式的な音楽性が、最近かなり研ぎ澄まされています!

岡沢じゅん 【 出演時間 / 14:35-15:00  】












長野発、全国放浪経由で現在は松本で喫茶マモーの店主も努める、放蕩ロックスター / 絵描き。
チューニングが狂おうが、弦が切れようがおかまいなし、歌の骨格が凄まじく僕らの心を掻きむしる、崩壊寸前な彼の歌はソロ弾き語りスタイルが最高。

ニイタカヤマ 【 出演時間 / 15:25-15:50  】
















ライブイベント「女鳥羽考争」でお馴染みの爆音歌謡バンド。
四畳半フォーク的なしみったれた歌の世界に、ハードコア、パンク、インディポップ、シューゲイザー、インダストリアル…雑多な音楽趣味をぶつけながら10年以上かけて希有なバランスのロックミュージックを鳴らし始めた彼ら。スイッチの入ったステージングは必見!


前川エクスプロージョン【 出演時間 / 16:00-16:25  】














北信の愛すべき酔いどれダメバンドマン"シノハラ"氏を中心とした3人組オルタナパブロックバンド。
まっすぐなエイトビートと、ダサさとベタさをすれすれでかすりながら飛び込んでくるグッドメロディに涙。
みんなでシンガロングしたい「酔っぱらったのは君のせいだぜ」

Toriqumo 【 出演時間 / 16:35-17:00  】












飯田の良心!マイペースに活動を続ける3人組ローファイポップバンド。90's USインディ・シーンに着地したスピッツ!?(というのは少々乱雑ですが)透明感のある声で歌われるメロディが素晴らしい、人生における(メインストーリーではない)ちょっとした思い出を思い出すときのような味わいに溢れた小さくて大きいポップソングの数々に陶酔。

サングリアサトヤ 【 出演時間 / 17:10-17:35   】



















遅咲きの青春!55歳にしてステージデビュー、ダンディな低音ボイスだけを武器にアカペラスタイルでライブ活動を行う松本のおじさんカルトシンガー。絵本をめくるように飛び込んでくる各楽曲のもつ情景を、中年特有の妖気とともに味わう。未体験の方は、特に必聴です!

Sho Sugita 【 出演時間 / 17:45-18:10   】




















インディロック〜ノイズまで幅広い音楽知識をもつミュージックギークであり、近年は戦前日本未来派詩人・平戸廉吉の作品を英訳を行うなど翻訳家として活動する道産子ハーフジャパニーズ。ノイズマシーン化した改造カシオトーンや、自らの声を加工したノイズなどをコラージュ的に繰り出す実験音楽!

tonton 【 出演時間 / 18:20-18:45  】





















白昼夢アンビエントインディユニット"animalheads"のAnthonyによるソロプロジェクト。
機材ギークとして豊穣な知識をもつ彼によるギター、ルーパー、シンセなどを駆使したドリーミーフォークトロニカ。

金魚注意報 【 出演時間 / 18:55-19:20 】





















若きポップマエストロ北村くんと素直な毒をもつ純フォーク女子シンガーおいらを中心とした背伸びお洒落ポップスユニット。シティポップなメロディラインを、2人の美しいハーモニーで耳にしてしまうと、もう、思わず幸福なため息が!最近は、最大6人編成のバンドバージョンでライブを行うことも多う。現在の松本ユースカルチャーを代表するバンドであること間違いなし!

TANGINGUGUN 【 出演時間 / 19:30-19:55 】














ex-slum、ex-waniのメンバーによって昨年結成された男女トリプルボーカルウィアード・ポップバンド。エコーの沼とフレットレスベースの冒険的なフレージングに浸かったドロドロのチルサイケなサウンド、歌謡感溢れるドリーミーフォークなメロディラインは強烈なアクを放つ。

ベアーズマーキン 【 出演時間 / 20:05-20:30 】















松本をオルタナシーンを代表する4人組インディロックバンド。USインディマナーのフレージング、80’sニューウェイブな妖艶さ、メロディに漂う歌謡曲的叙情など…彼らが通過した音楽的影響を出し惜しむこと無く捏ね上げ、アイロニカルで濾過し、情熱で焼きあげたサウンド、ライブパフォーマンスは必聴!


padge 【 出演時間 / 20:40-21:05   】







松本筑摩のエクスペリメンタル倉庫marsmoo studioを拠点に活動するマサの歌を中心に据えたグルーヴィー・メロウ・ユニット"padge"。松本シーンの重要音楽家が出入りする変幻自在なアンサンブルは、時にファンクに、時にアヴァンギャルドに、時にチルに様々な顔を見せてくれる。


玉屋【 出演時間 / 21:15-21:40   】















松本を拠点に活動する森林系アシッドフォークシンガー。霧がかった森林を想起させる厳かなフィンガーピッキングギターと、自分の生活圏内から滲みでてきたいびつな言葉のコントラストは、彼の歌ならではのバランス!



beefover 【 出演時間 / 23:00-23:25 】




















2016年秋に突如現れたノイズ音楽家。モジュールシンセやMPCを用いて生み出した暖かみのあるノイズの壁を"ラブソング"として鳴らす!


チョコレートタウンオーケストラ 【 出演時間 / 23:35-24:00 】
架空の異国を旅するような感覚に溢れたアコースティック小楽団。
フロントマン・ハラコウタによるファンタジックな歌詞世界と、古今東西のグッドミュージックを吸収したメロディ、磨かれたグルーブによるトロピカルなアンサンブルが素晴らしい!

BAb1A(GURAGURA / DJ)【 出演時間 / 24:00-???? 】
音楽〜コラージュ〜ZINEなどを制作する表現ユニットGURA GURAの片割れ。ダブ〜カリプソ〜ハワイアン〜落語までの辺境レアグルーブを日々収集する。今回は、イベントの終盤、徹底的にチルなセットを聴かせてくれます。