メルボルンのインプロシーン、インディシーンを越境して活躍する
フィリピンのクリンタン音楽と現代エレクトロニック音楽を融合させたドラム奏者"Maria Moles"が
折坂悠太バンドのギタリストとして知られる山内弘太と共に登場!
メルボルンを拠点に活動するドラム、パーカッション奏者の"Maria Moles"が、折坂悠太バンドのギタリストとして知られる"山内弘太"とともに登場!
"Maria Moles"は、Jaala、Ajak Kwai、Jonnine(HTRK)などオーストラリアの重要インディバンドのドラマーとして活躍しつつ、即興演奏家として確固たる地位を築く音楽家。デビューEP「Mondo Flockard」(2016)は、アヴァン・ミュージック・ニュースの年間ベストアルバムに選出。2017年にはダーク・モフォ・フェスティバルで映画「魔女」の音楽を担当するなどシーンを越境して活躍!ソロでは、フィリピン南部の伝統ゴング音楽〈クリンタン〉とエレクトロニック音楽、ドラムインプロヴィゼーションを融合させたパフォーマンスを展開。水滴がダンスするかのような軽やかな打音から真夏の土砂降りのような耳に気持ちいい激情の轟音、マレットや弓を用いた繊細なコントロールで儀式的な響きを鳴らすシンバルワーク、瞑想的なドローンシンセのレイヤード…蠢く生き物の息吹のような気配をドラム演奏から立ち上げていく様は圧巻です!エクスペリメンタル、アンビエント、土着音楽のファンは必見。
折坂悠太バンドのギタリストとして、また羅針盤や渚にての系譜にも連なる関西のバンド”quaeru”のメンバーとして知られ、インディシーンから実験音楽シーンを越境して活躍するギタリスト"山内弘太"が登場。煌めきの残響音を放つペダルエフェクトを、両手両足を使いながら微細に変化させていく彼のギターサウンドは、時に日常的な身近な風景を思い起こさせながら、時に現世とは全く位相の異なる世界へと私たちを導きます。侵食された波状の奇妙な洞窟の壁をなぞるような、青いマグマを静かに吹き出す火山を眺めるような、赤色に光る不気味で美しい湖の中で泳ぐような…彼の音楽に浸ると、お風呂に浸かりながらうたた寝をしていたはずなのに、目を覚ますと大自然の異形なランドスケープの中で一人佇んでいた、そんな体験をしているかのような心地を覚えることでしょう。湯気のように現れて、その場と関係を結びながら、音を積み上げて、どんな場所にも「未知」の世界を立ち上げてしまう彼のソロパフォーマンスをお楽しみに!
共演はこの2組!キセルの”辻村 豪文”によるソロプロジェクト”The Instant Obon”。日本各地の民謡音源をゲストボーカル的に招き入れて再生し、メイン楽器に据えたドラムセットで自ら叩き出すJ Dillaライクに独特に揺れるhip hopビートと、ベッドルームポップスタイルのシンセが時に優しく、時に極太に混ざり合う、いつまでも身を沈めて漂いたくなる陶酔の音世界。ある種の瞑想的な音楽体験でもありながら、暮らしている場所/過去、歴史/大きな社会の動き/と、今、此処に立つ自分の関係性へ想いを馳せずにはいられなくなる静かで鋭い眼差しが宿るビートのリアリズムをぜひご体験ください。
エレクトリックギターの独奏、映画音楽の制作などを行いつつ、"井手健介と母船"などへの参加でも知られる東京のギタリスト"清岡 秀哉"と、フジワラサトシ、mmm、麓健一などの作品へのサポートドラムとしての参加で知られる安曇野在住のドラマー“宮本 善太郎”によるユニット"燧音"(ひうちね)。幽霊の気配が漂うモノクロームの詩情と野生的な妖気を同時に漂わせた清岡秀哉のギタープレイと、宮本善太郎の繊細に表情を変える弱音を操りつつ、音楽と呼応して轟音にまで至るダイナミズムに溢れたドラミングで紡ぐシネマティックなインストゥルメンタルミュージックをご堪能ください。
エクスペリメンタルでありながら、どこかインディミュージック的な感性も漂わせた4組による豪華共演!お楽しみに!
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2025年5月18日(日)
Give me little more.
「Maria Mole Japan Tour 2025 松本」
▽LIVE:Maria Moles(AUS)/ 山内弘太 / The Instant Obon / 燧音
▽料金:(前)¥2,500 / (当)¥3,000
▽時間: (開場)18:30 / (開演)19:00
▽予約: give.melittlemore@gmail.com
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Maria Moles
山内弘太
The Instant Obon
燧音