テンダーなヴォーカル+エレクトリック・ピアノ+リズムボックスを基盤に、ソウル、AOR、ソフト・ロック、ブラジル音楽など様々な音楽的ルーツが溶け込んだスムース&メロウなポップ職人"Marker Starling"が最新アルバム『Diamond Violence』を引っ提げ、6年ぶりにジャパンツアーを敢行!U.S. Girlsのサポートワークなども務め、現在はMarker Starlingのバンドメンバーとしても活躍する気鋭のSSW"Dorothea Paas"、そして名古屋の鬼才SSW"小池喬"とともにギブミーに登場します!
”Marker Starling”は、トロント在住のChris A. Cummingsによるプロジェクト。2000年代にMantlerとしてtomlabより3枚の傑作宅録作品を残し、のちに改名。ギブミーには2018年の3月以来、3度目の登場。Robert Wyattを彷彿させるテンダーな歌声、ソウル、AOR、ソフトロック、MPBをレコードマニア的視点で消化した都会的な雰囲気のソングライティング、ポコポコと愛らしく暖かいビートを刻むリズムボックスと、メランコリーな響きを醸すウーリッツァーの音色が、ジワジワとした染み渡る曇り空が似合う内省的微糖ポップにじわじわと痺れます。全体的に漂う少しトボけた雰囲気もまた愛らしく味わい深い…!長年、トロント国際映画祭のスタッフをしながら、淡々と音楽家としてのキャリアを熟成させているポップス名人として、いずれの曲も既に多くの人たちにカバーされてきたモダンクラシックな佇まいを放ちます。Shuggie Otis、Stereolab、The High Llamasなどのファンには間違いなくおすすめ!
"Dorothea Paas"は、US Girls、Jennifer Castle、Badge Époque Ensembleなどともコラボレートするインディフォークシンガー/ギタリスト。10年に渡る音楽活動を凝縮させた成熟した多層的なアルバム『Anything Can’t Happen』(2021)で鮮烈デビュー。Joni Mitchellを彷彿とさせる悲哀と静かな情熱に満ちた歌声、深く内面に潜り込み自らと対話と考察を重ねるセルフメディテーションのようなリリックによる成熟したソングライティングと、ブリティッシュフォーク〜オルタナフォークを軸にしながらもオルタナティブロックバンドのような激しい焦燥〜富田勲やOPNに通じるニューエイジサウンド〜スリリングに不協和の海を泳ぎながら目まぐるしく展開していくアヴァンジャズのコードワーク〜教会音楽をベースにした美しいハーモニーなど多彩なパレットで揺れ動く多面的な内面を描写するサウンドワークが素晴らしい…!Marker Starlingが「個人的に体験した中でも最高のライヴ・パフォーマー」と絶賛する彼女のライブ、お楽しみに!
さらに今回は、名古屋の至宝スロウコアバンド・シラオカのフロントマンであり、「こいけぐらんじ」名義でのイラスト&漫画制作でも知られる鬼才SSW"小池喬"が久しぶりに登場!飄々とした語り口で紡ぐ日常と妄想を往来しながら行間と余白に独特のユーモアとサイケデリアが立ち上がる言語感覚溢れるリリックの世界と、フォーキーで軽妙なスリーフィンガーピッキングのギターワークによる弾き語りセット!削ぎ落とされた滋味深い音像の中で、生活の匂いと同時に異界への扉が開くような空恐ろしさを立ち上げる、不思議な浮遊感に満ちた彼の音楽をご堪能ください!
レーベル7e.p.によるイベント情報