エマーソン北村とのコラボ作「夏の片隅で/夜が明けたら」も話題となったSSW/キーボーディスト/トラックメーカーの”Masami Takashima"が、傑作最新アルバム「Polyphonic」を引っ提げ、レコ発ライブを敢行!
"Masami Takashima"は、熊本、福岡を経て、現在は香川・高松を拠点に活動する音楽家。90年代より音楽活動を始め、現名義では、オルタナティブR&B/エレクトロポップなアルバム「FAKE NIGHT」(2016)、ポストクラシカル〜アンビエントを落とし込んだインストゥルメンタルアルバム「Stairs」(2022)、エマーソン北村との共作7インチ「夏の片隅で/夜が明けたら」(2021)など幅広いアウトプットで作品を発表。ソロと並行してニューウェイブ/アートポップバンドmiu mauのシンセベーシスト/ボーカリストとしても活動。凛とした青い炎を燃やしながら真っ直ぐな視線で投げかけられるしなやかな歌声、モダンなビート感と歌謡的な香りが漂う旋律を融合させたメロディライン、野太く唸りながら表情を変えるシンセベース〜荒涼とした風景を想わせるピアノ〜Augustus Pabloな可笑しみと哀愁を纏ったピアニカまでを往来する自在な鍵盤演奏、想像上の南国都市の夜景から気化したようなバレリアックなフレーズやアレンジメント、シンセウェーブ〜IDM〜アンビエント〜ヒップホップ〜ダブ〜ダウンテンポまで楽曲の求める情緒に応じてジャンルを往来しながらミニマルなトラックメイクの妙…まっすぐな感情表現を厭わず、賑やかなモチーフを取り上げつつも、俯瞰したまなざしで建築的に積み上げ、冷んやりとした質感に纏め上げた不思議な温度感の音楽が紡がれます。今回のライブでは、エレクトロビートとドラム演奏を融合させたソロセットでの活動も素晴らしいドラマー"mineo kawasaki"との2人編成で演奏。FKA twigs〜富田勲〜Portishead〜スリルジョッキー以降のインディ/ポストロック/オルタナティブなどの多彩な音楽性を自身の表現に取り込みながら、人間の中で同時に湧き上がる名付けられない感情の境地を描く彼女の音楽、ぜひご堪能ください。
共演はこの2組!
自宅を改装したライブスペース「井戸の底」の主としても知られる松本のファンタジックフォークシンガー“三井 未来”。浮遊感漂う天然に奇怪なコード進行と、空気に溶け込む繊細なハイトーンボイスで、ファンタジー文学の一編を立ち上げていくように藍色のフォークを鳴らす!静かなトーンの中で、煌びやかなリバーブ音を伴って感情のダイナミクスを込めるライブパフォーマンスが素晴らしい。
実験的なアプローチで箏を中心とした演奏を行う”清水 千恵実”。長年学んでいたクラシックピアノや声楽のバックボーンを活かし長野ネオンホール界隈で自作曲のピアノ弾き語りなども行っていた彼女。近年、取り組んでいた箏や三味線を用いた古典の演奏と、並行して芽生えた即興演奏への関心をもとに、フィールドレコーディングと箏演奏を組み合わせた実験的アプローチのパフォーマンスを展開。雑音と楽音が共存させながら立ち上げる箏の音世界をお楽しみに!
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2024年3月10日(日) Give me little more.
『Masami Takashima “Polyphonic" release live in Matsumoto』
▽LIVE: Masami Takashima(デュオセット) / 三井 未来 / 清水 千恵実
▽料金:(前)¥2,000 / (当) ¥2500 (ドリンク代別)
▽時間:(開場) 18:30 / (開演)19:00
▽予約:give.melittlemore@gmail.com
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Masami Takashima
三井 未来