安曇野の音楽家/ドラマーの宮本善太郎がかつて大阪にて企画していたイベント「sabbath」が、今回、松本にて久しぶりに開催されます!ゲストに、井手健介と母船への参加でも知られる東京のギタリストの"清岡秀哉"、イラストレーター山崎美帆による映像と音楽のソロユニット"daborabo"を迎え、三者による独奏会という形で行います。
"清岡 秀哉"は、エレクトリックギターの独奏、映画音楽の制作などを行いつつ、"井手健介と母船"、"Special View"などへの参加でも知られる東京のギタリスト。幽霊の気配が漂うアンビエンス、フィルムの擦れを思わせる微かなノイズとファズトーン、生と死が混ざり合う境界で鳴る悲哀に満ちた不穏な旋律...形態としてシンプルなソロギター演奏ながら、モノクロームの詩情と野生的な妖気を漂わせて、静かに映像的なイメージを喚起させる繊細さと奔放さが同居したプレイを聴かせてくれます。美しくもどこかサイケデリックな禍々しさを漂わせた彼の演奏をお楽しみに。
“daborabo”は、イラストレーター"山崎 美帆”による音楽パフォーマンスプロジェクト。可憐で、繊細であると同時に奔放なタッチのドローイングと、カシオトーンとディレイペダルによる宇宙アンビエント演奏、不思議なオブジェクトを組み合わせてアナログに生み出す光と影のビデオ投影…これらの行為がステージの上で同時に展開されて一編の物語を紡いでいくシネマティックなパフォーマンス、必見です。
今回の企画者でもある“宮本 善太郎”は、フジワラサトシ、mmm、麓健一などの作品へのサポートドラムとしての参加で知られる安曇野在住の音楽家。ソロセットではドラムとトイピアノによる静寂の演奏を聴かせてくれます。打音ひとつひとつの立ち上がりから無音へと向かう過程で変化する音の表情をたっぷりの空白の中で聴かせるドラムセット、窓越しに雨の軌跡を眺めながら耳を傾けたくなるような叙情的な旋律の反復と狂気をかすかに滲ませる逸脱が静謐な美しさを漂わせるピアノアンビエント。どちらのセットにも共通する彼の静寂への美意識をご堪能ください。
それぞれの詩情に溢れた演奏をゆっくり味わせる秋の夕にぴったりの一夜です。お待ちしております。
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2022年10月1日(土)
Give me little more.
『Sabbath / antler』
▽LIVE:清岡 秀哉 / daborabo / 宮本 善太郎
▽料金:(前)¥2,000/(当)¥2,500(ドリンク代別)
▽時間:(開場)18:30 / (開演)19:00
▽予約:give.melittlemore@gmail.com
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清岡秀哉
daborabo
宮本善太郎