カナダ・ヌナブト州のイグルーリクを拠点に現在もイヌイットとして生活を営むオルタナティブフォーク音楽家"Terry Uyarak"が登場!
"Terry Uyarak"は、イヌイットの言語と文化が今でも日常生活に強く根付いたイグローリクのイヌイットコミュニティに根ざして活動する音楽家。10年以上にわたり、俳優、ジャグラーとして活動し、世界で唯一のイヌイット・サーカス団ARTCIRQとともに世界中をツアーした経験したのちに、独学で学び音楽家としてのキャリアをスタートさせました。2020年の1stアルバム『Nunarjua Isulinginniani(Before the World Ends)』が、ジュノー賞(グラミー賞に相当するカナダの音楽賞)にノミネートされるなど鮮烈のデビューを飾り、活動を本格化。「アザラシ、北極イワナ、カリブー、セイウチなどを探しにイグローリクの北60キロを旅した。」と本人が語る幼少期の亡き祖母との極北での狩猟の旅への追憶を経て、現代に先住民として生きることの意味を考察した傑作アルバム『UNNUAQ』(2023)を引っ提げて日本に初登場します!彼の辿ってきた道程が刻まれたイヌクティトゥット語のリリック、ビターな渋みと親密な暖かさを醸し出す歌声、乾いたアコースティックギターの鋭いストロークが荒涼とした風景を想起させるフォークサウンド、柔らかなトーンのエレキギター、くすんだシンセのロングトーン、叙情的なストリングス、瞑想的なドローンなどが夜の闇の中で瞬く光のような抒情を醸し出す音響エレクトロニクス、喉歌や深い余韻の打楽器などを用いたコミュニティに引き継がれる民謡への追想を感じさせるアレンジメント…北米フォークサウンドとモダンなテクスチャ、そして伝統音楽が見事に融合した、記憶を巡る壮大な旅のような彼の音世界をお楽しみに!wilco、kevin morby、big theifなどのオルタナティブフォークファンには特におすすめです。
共演は、この2組!
木曽出身、松本、名古屋を経て、現在は東京で活動するアンビエントフォークシンガー“ui iwasaki”。冬空に溶け込むようなファルセットが心地よい歌声、ピアノ、ギター、エフェクトループ、残響音などによって様々な濃淡で何度も塗り重ねられた水彩画のようなアンビエントサウンドが素晴らしく、その奥には、視線のブレない骨太な歌心。自我を広大な森の中に溶かして、鳥や、虫や、獣の声と共に祈る静かな情熱の歌。先日、最新single『カモシカと文』をデジタルリリースし、より削ぎ落とされた新たな境地へと足を踏み出した彼のライブをお楽しみに!今回は、シンセのサポートメンバーとのデュオセットでの演奏になるとのこと。
長野からは原コウタ&ユウコ夫妻を中心とするファンタジックフォーク小楽団”クイクイジーラ”が登場。ジャパニーズポップスの旨味を抽出したような美しく感傷的なメロディ、知久寿焼にも通じるような独特のユーモアある歌声、アメリカーナフォークの乾いた響き、歌の世界をより一歩エネルギッシュに跳躍させるトライバルなパーカッションなどが渾然一体となった、架空の国で奏でられる路上音楽ポップス。
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2024年2月3日(土) Give me little more.
『Terry Uyarak Japan Tour 2023 Matsumoto』
▽LIVE: Terry Uyarak(カナダ) / Ui Iwasaki / クイクイジーラ
▽料金:(前)¥2,000/(当)¥2,500 (ドリンク代別)
▽時間:(開場) 18:30 / (開演)19:00
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