2019-04-12

2019年4月12日(金) 「山内弘太 live in Matsumoto」

山内弘太

京都からアンビエント・ギタリスト"山内弘太"が登場!

羅針盤や渚にての系譜にも連なる関西のバンド”quaeru”や”いかんせん花おこし”にも参加する京都のギタリスト"山内 弘太"がアンビエントなソロセットでギブミーに登場します。

煌めきの残響音を放つペダルエフェクトを、両手両足を使いながら微細に変化させていく彼のギターサウンドは、時に日常的な身近な風景を思い起こさせながら、時に現世とは全く位相の異なる世界へと私たちを導きます。侵食された波状の奇妙な洞窟の壁をなぞるような、青いマグマを静かに吹き出す火山を眺めるような、赤色に光る不気味で美しい湖の中で泳ぐような…彼の音楽に浸ると、お風呂に浸かりながらうたた寝をしていたはずなのに、目を覚ますと大自然の異形なランドスケープの中で一人佇んでいた、そんな体験をしているかのような心地を覚えることでしょう。ギブミーでもおなじみのメルボルンのアヴァンポップ集団”Eastmint records”の面々ともつながりが深く、2016年と2019年にオーストラリアツアーを敢行するなど活動のフィールドを広げる彼。湯気のように現れて、その場と関係を結びながら、音を積み上げて、どんな場所にも「未知」の世界を立ち上げてしまう山内弘太のライブをお楽しみに!

共演は、この3組。

名古屋と松本を拠点に活動する”The Rainy”のフロントマン・”岩崎 初”によるソロ。冬空に溶け込むようなファルセットが心地よい声によるメランコリックな歌と、様々な濃淡で何度も塗り重ねられた水彩画のような繊細なアンビエントサウンドで紡ぐ、祈りのような静かな情熱のサッドポップ。

ジャズ/インプロシーンでギタリストとして活動し、録音物を組み合わせた作品も手掛ける柳沢耕吉、岡沢じゅん率いる事件性たっぷりのフォークロックバンド”だんだんよくなる”にコントラバスで参加する”中川文太”、幅広いダイナミクスで常にハプニングしているドラマー”中山亨介”によるアヴァン・ジャズ・トリオ”トポロ爺”。サスペンス・ホラーの劇伴のような緊迫感と焦燥感のシネマティックなインプロセット。

サッドオルタナフォークバンド”ヒーターズ”のベーシストとして活動する”長橋 幸宏”の久々の弾き語りソロセット。勝手にこしらえたおとぎ噺のような不思議な味わいの歌と、南米音楽、ソウルミュージック、音響フォークなどへの造詣の深さが顔をみせる繊細なコードワークのコントラストが素晴らしい!

アヴァンポップ、実験音楽、音響音楽、アンビエント、オルタナフォーク、前衛ジャズ、ノイズ音楽などのファンに響きつつも、どこかノスタルジックな暖かさをもちあわせた4組による一夜。お楽しみに!

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2019年4月12日(金) Give me little more.
「山内弘太 live in Matsumoto」
▽Live: 山内弘太(京都) / 岩崎初(the rainy) / トポロ爺 / 長橋幸宏(ヒーターズ)
▽料金:(前)¥1,800  /(当)¥2,300 +1Dオーダー
▽時間:(開場)19:00 / (開演)19:30
予約:give.melittlemore@gmail.com

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山内 弘太


1986年生まれ、京都市在住。quaeru、pumaなどのギタリスト。
2014年からソロギター演奏を始め、セッションなどにも参加するようになる。
2016年11月には、ソロギターでオーストラリアツアー敢行。
2017年、銭湯で録音したソロギターの音源をhoge tapesよりカセットリリース。