2022-11-02

2022年11月25日(金)  Give me little more. 『Eamon McGrath Japan tour 2022 Matsumoto』 ▽LIVE:Eamon McGrath(カナダ) / 小川さくら 他

      

Eamon McGrath

カナダ発、長期に渡るツアー生活を送りながら
アーシーなフォークミュージックを実験的な音響でアップデートする
"Emon McGrath"が登場!

長いツアー生活を送りながら独立独歩でフォークミュージックをアップデートするトロントのオルタナティブフォークシンガー”Eamon McGrath”が登場!

Eamon McGrath”は、カナダ・エドモントン発、現在はトロントを拠点とするSSW。北米とヨーロッパの往来を中心に生活のほとんどをツアー生活に捧げつつ、その長期に渡る路上音楽生活をテーマに小説の執筆活動を行い、最新作「Here Goes Nothing」(2020)は、カナダの日刊紙The Globe and Mailのbest indie readにも選書されるなど小説家としての一面も持つ彼。近年は、オルタナシンガー”Julie Doiron”率いるバンド”Julie & The Wrong Guys”のメンバーとしても知らています。ブルーススプリングスティーンを思わせるワイルドなしわがれた声で悲哀のメロディを歌う様は、一見、北米フォークロックのど真ん中に佇んでいるかのよう。しかし、彼の歌の背後に潜む音に耳を傾けると、そこにはCBGBの禍々しい喧騒の中で鳴るジョニー・サンダースのヒリヒリとした感傷のギタートーンが聴こえたかと思えば、Godspeed You! Black Emperorにも通じる音響的な実験精神が遠巻きに暴れます。パンデミック禍では、休みなきツアー生活から一転し、自室で新たなサウンドスケープ構築の実験に取りかかり、最新アルバム「Bells of hope」では、Brian Eno、Alice Coltraneの影響を受けたアヴァンなアンビエントテクスチャーと、カナディアンフォーク、80's ポップスの祝祭性が交差した新しい方向性を確立。ロックダウンの中で荒廃するトロントの街、友人の喪失などの悲痛な悲しみを直視しながらも、悲しみを啓示へと変え、不安の時代の中に美を見出していく、楽観的なヴィジョンを提示する今作は深い洞察の上に成り立つ力強さに溢れています。War on drugs、Destroyer、Kurt Vile、wilco、Courtney Barnettのファンの方に特に強くおすすめです。

共演はこの2組!

共演1組目は、出身地の大分から歌うために京都に移住、現在は伊那・高遠に拠点を移し純喫茶・窓を運営しつつ、活動するSSW"小川さくら”。高潔さを感じる歌声と乾いたギターの爪弾き、ゆったりとしたメロディラインに緩急のついた独特の譜割で乗る言葉の印象的なリズム感、描かれる場面の温度、湿度、匂い、光の加減までをそのままパッケージしたような生活の描写を細部までつきつめた鋭いリリック…URC系フォークやブリティッシュトラッドフォークなどの奥行きあるフォークミュージックを彷彿とさせつつも、懐古主義には向かわず、時代性も関係なく自らの歌を淡々と紡いでいる姿が鮮烈に伝わる彼女の歌。ぜひ、ライブで目撃してください!

共演2組目は、ギブミーで不定期開催しているインプロヴィゼーションイベント「seldom」の主宰者でもあるギタリスト"柳沢 耕吉"による歌モノ弾き語りユニット”コモド大真面目”。アヴァンジャズ経由の一筋縄ではいかないコード進行の上で、脱臼した言葉選びによるイメージの連想が気持ちいい!

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2022年11月25日(金) 
Give me little more. 
『Eamon McGrath Japan tour 2022 Matsumoto』
▽LIVE:Eamon McGrath(カナダ) / 小川さくら / コモド大真面目
▽料金:(前)¥2,000/(当)¥2,500(ドリンク代別)
▽時間:(開場)19:00 / (開演)19:30 
▽予約:give.melittlemore@gmail.com

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Emon McGrath

小川さくら