アメリカ・ヴァーモント出身、Dirty Projectorsのメンバーらがその名を挙げたことで一躍注目を集め、「現代アメリカのポップ・ミュージックにおける埋もれた宝石」とも評される鬼才ストレンジポップシンガー”Ryan Power”がギブミーに初登場!
Julia HolterやLaurel Haloを輩出したNNA Tapesからリリースされた1stアルバム『I Don't Want to Die』の頃からここ日本でも音楽ファンの間で静かな評判を呼んでいた彼ですが、3枚目のフルアルバムとなる最新作『They Sell Doomsday』のあまりの完成度に再びインディファンたちが大騒ぎ。その音楽性はというと、ジェントルな語り口の柔らかい歌声と爪弾きのギターとエレクトロニクスが溶け合いながらジャズやAORなどの大人なラウンジフィーリングを纏った実験的ベッドルームポップ、古くはブライアン・ウィルソンからジム・オルーク、WHY?やスフィアン・スティーブンスに連なる存在!と簡単に説明してしまうこともできるけれど、それはあくまで一つの顔に過ぎません。確信犯的な罠が巧妙に張り巡らされた彼の音楽は、容易に私たちに心地よさに浸ることを許さず、知らぬ間に不穏な冒険旅行の世界へと連れ出してしまいます。甘美なメロディラインは、躁鬱に気味に蛇行し、ジェットコースターのように目まぐるしく変わり続ける不穏なコード進行に乗り、複雑なハーモニーの迷宮に迷い込み、B級SF感漂う奇怪な電子音に幻惑されながら、いよいよその着地点を見失ったまま永遠に浮遊を続けます…。抑制されたテンションの中に色気が漂うネオソウルでもあり、Prefab Sproutへの憧憬を感じるロマンティックなシンセポップでもあり、HOMESHAKEのファンにも刺さるようなhiphop的アプローチのインディ音楽でもあり…見る角度、触れる感性によって表情が様変わりするこの音楽は、極度のポップオタクにしか生み出し得ないスキゾフォニックなアートポップ!高級な蒸留酒をビビッドでケミカルなジュースで割った悪趣味なカクテルを飲むような、顕微鏡の中で繰り広げられる細菌たちの楽しいダンスパーティーを眺めているような、甘い言葉に惑わされながら悪魔と危ない契約を結んでしまうような、そんな彼の生み出す目眩と陶酔の世界に皆さんにも心ざわつかされながら浸っていただきたい!昨年、ギブミーを訪れたカナダ・トロントの鬼才サンドロ・ペリに反応した方には特におすすめ。
共演は、この3組!
松本の森林系アシッドフォークシンガー"玉屋"。霧がかった森林を想起させる厳かなフィンガーピッキングギターと、自分の生活圏内から滲みでてきたいびつな言葉のコントラストは、彼の歌ならではのバランス。
カリンバをメインに、ヴィンテージ国産サンプラー、コンパクトエフェクターをぐるっと並べて産み落とす山岳系トライバルアンビエント音楽家“キリンボウ”。
くぐもった奇妙なエコーサウンドと煌めきのシンセサウンドに分厚く塗られた音像の中で、失われた風景を思うような感傷的かつ歌謡的なメロディが響く男女ボーカルドリーミーフォーク/ウィアードポップバンド”TANGINGUGUN”
Julia HolterやLaurel Haloを輩出したNNA Tapesからリリースされた1stアルバム『I Don't Want to Die』の頃からここ日本でも音楽ファンの間で静かな評判を呼んでいた彼ですが、3枚目のフルアルバムとなる最新作『They Sell Doomsday』のあまりの完成度に再びインディファンたちが大騒ぎ。その音楽性はというと、ジェントルな語り口の柔らかい歌声と爪弾きのギターとエレクトロニクスが溶け合いながらジャズやAORなどの大人なラウンジフィーリングを纏った実験的ベッドルームポップ、古くはブライアン・ウィルソンからジム・オルーク、WHY?やスフィアン・スティーブンスに連なる存在!と簡単に説明してしまうこともできるけれど、それはあくまで一つの顔に過ぎません。確信犯的な罠が巧妙に張り巡らされた彼の音楽は、容易に私たちに心地よさに浸ることを許さず、知らぬ間に不穏な冒険旅行の世界へと連れ出してしまいます。甘美なメロディラインは、躁鬱に気味に蛇行し、ジェットコースターのように目まぐるしく変わり続ける不穏なコード進行に乗り、複雑なハーモニーの迷宮に迷い込み、B級SF感漂う奇怪な電子音に幻惑されながら、いよいよその着地点を見失ったまま永遠に浮遊を続けます…。抑制されたテンションの中に色気が漂うネオソウルでもあり、Prefab Sproutへの憧憬を感じるロマンティックなシンセポップでもあり、HOMESHAKEのファンにも刺さるようなhiphop的アプローチのインディ音楽でもあり…見る角度、触れる感性によって表情が様変わりするこの音楽は、極度のポップオタクにしか生み出し得ないスキゾフォニックなアートポップ!高級な蒸留酒をビビッドでケミカルなジュースで割った悪趣味なカクテルを飲むような、顕微鏡の中で繰り広げられる細菌たちの楽しいダンスパーティーを眺めているような、甘い言葉に惑わされながら悪魔と危ない契約を結んでしまうような、そんな彼の生み出す目眩と陶酔の世界に皆さんにも心ざわつかされながら浸っていただきたい!昨年、ギブミーを訪れたカナダ・トロントの鬼才サンドロ・ペリに反応した方には特におすすめ。
共演は、この3組!
松本の森林系アシッドフォークシンガー"玉屋"。霧がかった森林を想起させる厳かなフィンガーピッキングギターと、自分の生活圏内から滲みでてきたいびつな言葉のコントラストは、彼の歌ならではのバランス。
カリンバをメインに、ヴィンテージ国産サンプラー、コンパクトエフェクターをぐるっと並べて産み落とす山岳系トライバルアンビエント音楽家“キリンボウ”。
くぐもった奇妙なエコーサウンドと煌めきのシンセサウンドに分厚く塗られた音像の中で、失われた風景を思うような感傷的かつ歌謡的なメロディが響く男女ボーカルドリーミーフォーク/ウィアードポップバンド”TANGINGUGUN”
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2018年10月25日(木) Give me little more.
『Ryan Power Japan Tour 2018 松本編』
▽LIVE:Ryan Power(US) / 玉屋 / キリンボウ / TANGINGUGUN
▽料金:(前)¥2,000/(当)¥2,500(ドリンク代別)
▽時間:(開場)19:00 / (開演)19:30
▽予約:give.melittlemore@gmail.com
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2018年10月25日(木) Give me little more.
『Ryan Power Japan Tour 2018 松本編』
▽LIVE:Ryan Power(US) / 玉屋 / キリンボウ / TANGINGUGUN
▽料金:(前)¥2,000/(当)¥2,500(ドリンク代別)
▽時間:(開場)19:00 / (開演)19:30
▽予約:give.melittlemore@gmail.com
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ヴァーモントのインディ・シーンに潜んでいた異才の知られざる怪作、2011年世界初CD化。サブ・ポップの大型新人、ハッピー・バースディの2010年のデビュー作のプロデューサーとしてクレジットされるなど、地元のインディ・シーンに影響力を持っている。奇妙なポップ・センスに彩られたバック・トラックに乗せ、スウィートに(そして不安げに)展開するメロディーはパンダ・ベアーを彷彿させ、ローファイなサウンドの中にヒップホップ的なリズムを取り入れたサウンドはアンチコンのWHY?にも通じる空気を感じさせる。
TANGINGUGUN
2016年夏に松本で結成されたドリーミーフォーク / ウィアードポップバンド。読み方はタンギンググン。奇妙でlo-fiなエコーサウンドに包まれたサウンドスケープと、男女ボーカルによる歌謡感溢れるメロディ&ハーモニー。 2017年夏の終わりに完全DIYで制作された初音源となる5曲入りカセットテープ『馬鹿な魚』をリリース。 現在はドラム、シンセサイザーの新メンバーが加わり四人編成をメインに活動。2018年6月には、松本のバンドher braidsとともに韓国・ソウルで2日間のスプリットライブを行う。
これまでに、Tara Jane O'neil(US), Yumbo(仙台), moools(東京), Dustin Wong & Minekawa Takako,cotillon(US), scott and charlene's wedding(AUS), Peach Kelli Pop(US), Parasol(韓国), Goonam(韓国)らと共演。
玉屋