2018-03-10

2018年3月10日(土)『Marker Starling + Nicholas Krgovich Japan Tour 2018 松本公演』

Marker Starling 

Nicholas Krgovich



シラオカ

カナダが誇る2人のメロウ&スムースポップマスターによるカップリングツアーが実現!

カナダが誇る二人のメロウ&スムース・ポップ・マスター”マーカー・スターリング”&”ニコラス・ケルゴヴィッチ”が、Batschのベーシスト”ジョー・カーヴェル”を引き連れてカップリングツアーを行います!

マーカー・スターリング”は、元々は2000年代にマントラー名義で名レーベルtomlabより3枚の傑作宅録作品を残し、のちに改名した、トロント在住のクリス・A・カミングスによるプロジェクト。ギブミーには2016年の4月以来、2度目の登場。ロバート・ワイアットを彷彿させるテンダーな歌声、ソウル、AOR、ソフトロック、MPBをレコードマニア的視点で消化した都会的な雰囲気のソングライティング、ポコポコと愛らしく暖かいビートを刻むリズムボックスと、メランコリーな響きを醸すウーリッツァーの音色が、ジワジワとした染み渡る曇り空が似合う内省的微糖ブルー・アイド・ソウル。長年、トロント国際映画祭のスタッフをしながら、淡々と音楽家としてのキャリアを熟成させている彼は、「誰も知らないけど、カナダで最も重要なソングライター」(Junior Boys-Jeremy Greenspan)と評される隠れポップス名人。いずれの曲も既に多くの人たちにカバーされてきたモダンクラシックな佇まいを放ちます。宅録ソウルの名盤シュギー・オーティス『インスピレーション・インフォメーション』に心掴まれる人、橋下徹監修『FREE SOUL』シリーズのファン、オブスキュアなソウルファンはもちろん、全体的に漂う少しトボけた雰囲気はインディリスナーにも届くこと間違いなし!

バンクーバーを拠点に活動する”ニコラス・ケルゴヴィッチ”は、キャリア初期にはNo Kids、Gigi、P:anoといったユニットでタイムレスな数々の傑作ポップナンバーを生み落し、2013年の1st ソロアルバム以降は自身の名義で作品を発表し続け、デヴィッド・バーンやダーティー・プロジェクターズも惚れこんだ鬼才ロマンティックR&Bポップ職人。ギブミーには2015年の4月以来、2度目の登場。彼の音楽は、コンテンポラリーR&B〜Prefab Sprout的80’s UKポップ〜レトロ・ハリウッド映画や、ミュージカルのサウンドトラックのようなヴィンテージ・テイストが巧みにブレンドされたアダルト・ブルー・アイド・ソウル。言葉がスムースに踊るため息が漏れるような恍惚のメロディライン、ウォーム/クールのテクスチャを丁寧に編み込んだ箱庭的造形のアレンジによってあまりにも美しく紡がれた彼の世界には、虚構的な空恐ろしさも漂い、美しくあればあるほど、底に横たわる孤独感を描き出しているようでもあります。見掛け倒しのカラフルな装いで誤魔化すことは一切なく、接すれば接するほどに表情を変える彼のポップス、ぜひ噛み締めていただきたいです。DESTROYER、NITE JEWEL、MOCKEY、サンドロ・ペリ、ハイラマズ、ステレオラブのファンの方は特に必見。

共演には、日本中のインディフォークファン悲願の復活を遂げた名古屋のベースレススロウコアトリオ”シラオカ”。地に足のついたドラムによる朴訥なスロウビートと、淡色に漂う点描画のような二本のギターによるミニマルアンサンブル、日常と妄想を往来しながら行間と余白に独特のユーモアとサイケデリアが立ち上がる言語感覚…不思議な距離感を保ったまま微かに近づいたり、離れたりする彼らの滋味深い世界に脳がジワジワと痺れていく…動物、妖怪、人知の及ばぬ異界の恐ろしさと、同時に人肌の温もりを感じる音楽をポツポツと呟くように鳴らすとんでもない3人組。

この3組の共演が実現するなんて…!

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2018年3月10日(土) Give me little more.
『Marker Starling + Nicholas Krgovich Japan Tour 2018  松本公演』
▽Live:Marker Starling (カナダ)  / Nicholas Krgovich(カナダ) /  シラオカ(名古屋)
▽料金:(前)¥3,500 / (当)¥4,000  / (学生)¥2,500 +1Dオーダー 
▽時間:(開場)18:30 / (開演)19:00
▽予約:give.melittlemore@gmail.com

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Marker Starling
1969年、トロント出身クリス・A・カミングスによるワンマン・ユニット。2000年代にはマントラー(Mantler)名義で独tomlabを中心に4枚のアルバムをリリース。ロバート・ワイアットを彷彿させる繊細なヴォーカル+ウーリッツアー(エレクトリック・ピアノ)+リズムボックスを基盤に様々な音楽的ルーツが溶け込んだスムース&メロウなサウンドは各所で高い評価を受ける。2015年にはアーティスト名をマーカー・スターリングに改名後初のアルバムとなる『ロージー・メイズ』を発表。同作は初のカバー・アルバム『アイム・ウィリング』とのカップリングで2016年3月日本発売。2016年4月にはマントラー時代を通じ初の日本ツアーを敢行(9都市11公演)。最新作は2017年11月発売『Anchors & Ampersands』。


Nicholas Krgovich
1982年、ヴァンクーバー生まれ。チェンバー・ポップ・グループP:ano(ピアノ)の一員としてデビュー。以降、コンテンポラリーR&Bを取り込んだNo Kids、ガール・ポップ/ブリル・ビルディングへのオマージュを展開したGigi(ジジ)など様々なユニットで、ロマンティック&タイムレスでハイスタンダードな作品を連発。2012年にはマウント・イアリ、テニスコーツと共に初来日ツアー。初のソロ・アルバム『ニコラス・ケルゴヴィッチ』を2013年1月に日本先行でリリース(海外では『On Sunset』と改題し2014年リリース)、各所で高い評価を受ける。2015年、日本独自2 in 1CD『フー・ケアズ?+オン・カフエンガ』を発表、デラドゥーリアン(exダーティ・プロジェクターズ)と共に再来日。最新作は2017年11月発売『In An Open Field』 。

シラオカ

2006年夏結成。小池(gt.vo)、石谷(gt)、山村(dr)による3ピースのポップグループ。 2011年3月にmap compare notesよりミニ アルバム『部屋』をリリース。また、昨年は小池喬がソロ名義で7epよりアルバム『宇宙のくしゃみ』を発表している。名古屋を拠点に活動中。http://siraoka.tumblr.com/