フロムLA、マスロックバンドFell Runnerのメンバーであり、ジャズ/音響/オルタナティブ/民族音楽を横断した室内楽フォークを生み出すギタリスト/シンガー/作曲家の"Gregory Uhlmann"が登場!
Gregory Uhlmannは、シカゴ生まれ、LAを拠点に活動する音楽家。カリフォルニア芸術大学在籍時にTortoiseのジェフ・パーカーに師事、ジャズギターから西アフリカ音楽、ガムラン、北インドの伝統音楽などの民族音楽までを吸収。またマスロックバンド”Fell Runner”や、アヴァンジャズバンド”Typical Sisters”などのバンド形態での演奏〜ダンスパフォーマンスや映画のサウンドトラックとして室内楽の作曲も行い、Netflix ドラマシリーズの音楽なども手がけるなど演奏家、作曲家として幅のある活動を展開。その豊穣な音楽バックグラウンドをもとに、彼が生み出すのは、室内楽的アプローチと音響実験が融合した独自のオルタナチェンバーポップ。ジェントルな歌声、幽玄なギター、バスクラリネットの持続音と息遣い、美しい旋律と不穏なハーモニー、着地点を曖昧にしたコード進行、突如挿入される激情のドラミングなどの不自然なテクスチャがうごめくデビュー作「odd job」は傑作!まるで白夜の森をあてどなく彷徨うような、不穏な靄が漂う甘美な静寂の世界を紡ぐ彼の音楽、ぜひ、体験してみてください。シカゴ音響派のファン、マイクロフォンズなどのベッドルームオルタナフォークのファン、アイスランド音楽、ポストクラシカル、チェンバーポップのファン、アヴァンジャズのファンにまで幅広くおすすめです!
共演は、この3組。
ファルセットボイスが美しい松本のファンタジックサッドフォークシンガー”三井 未来”。浮遊感漂う天然に奇怪なコード進行と、空気に溶け込む繊細なハイトーンボイスでファンタジー文学の一編を立ち上げていくようなリリックによるフォーク。
霧がかった深い森を想起させる厳かなフィンガーピッキングギターと、自分の生活圏内から滲みでてきた歪なボキャブラリーのコントラストが素晴らしい松本の幽玄アシッドフォークシンガー"玉屋”。今回、唯一の歌物アクトとして登場。最近のエレキギターと巧みなディレイペダルプレイによるアンビエントフォークセットは必見。
ノイズと残響が交差する混沌とした音響アプローチと純ジャパニーズフォークの楽曲を絶妙に、奇妙に融合させるSSW”小川 哲郎”。友部正人を彷彿とさせる、抽象的な言葉の羅列が、不思議と心の奥まで突き刺さるボキャブラリーが素晴らしい!
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2019年7月9日(火) Give me little more.
「Gregory Uhlmann JAPAN TOUR 2019 松本公演」
▽出演:Gregory Uhlmann(アメリカ) / 三井未来 / 玉屋 / 小川 哲郎
▽料金:(前)¥2,000 / (当)¥2,500 +1Dオーダー
▽時間:(開場)19:00 / (開演)19:30
▽予約:give.melittlemore@gmail.com
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Gregory Uhlmann
元々はジャズ系・マスロック系のギタリストであったグレゴリーが、アメリカの豊かな即興詩人たちの歴史を踏ま え、荘厳で美しい情景を描き出す音楽的冒険に挑んだ快作。静かでフォーキーな作品に常人であれば到達する ところを、西アフリカや北インド、ブラジルの民族音楽からの影響も織り交ぜるなど、一筋縄ではいかない作品を 作り上げたのが奇怪な音楽を好む彼らしいと言えば彼らしい。ただ、曲調はシンプルで目を瞑れば、そこにどこま でも続く地平線を抱えた広大なアメリカの景色が見える。
三井未来
三井未来
玉屋
2008年頃から松本市を拠点に弾き語りを始める。
2009年頃、『犬とギター』を結成するも、1年ほどで解散。
2010年頃からは『玉屋バンド』としても活動中。
3枚の宅録ソロアルバムを経て、2016年3/5にミニアルバム『bird watching』をリリース。
幽玄なギターフレーズに隠しきれない天然感覚の言葉遣い。
小川 哲郎