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長野県松本市のバー/多目的イベントスペース、Give me little more.の情報を発信しております。エスニック料理、ライブ、映像/映画上映、トークイベント、展示、演劇…
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ニューエイジ/アンビエント/エクスペリメンタル/ジャズが折り重なった静謐なソロ作品で日本でも人気が高まるサックス奏者/マルチ奏者の"Joseph Shabason"と、Robert WyattやDavid Byrne、Dirty Projectorsらも絶賛するロマンティック&メロウな歌声と楽曲で数々の作品を発表してきたSSW"Nicholas Krgovich"。この2人の才人による極上アンビエントポップデュオが登場します!今回のツアーには、"テニスコーツ"も帯同、自身のセットに加えShabason & Krgovichの演奏にも参加予定!
"Joseph Shabason"は、トロント在住のサックス奏者/マルチ奏者。Destroyerの名作『Kaputt』、The War On Drugs『Lost in the Dream』に参加、DIANAのメンバーとしての活動を経て、レーベルWestern Vinylを中心に数々のソロ作品をリリース。繭のように包まれるスムースな音の波、生々しい気配が新しい文脈と結びついて詩的な意味を帯びるフィールドレコーディング、温かみのあるエレクトロニクスと、奇妙なテクスチャを纏った多義的な感情を喚起する管楽器のフレーズ…自身のルーツや記憶にフォーカスしながら作品ごとにコンセプトを立ち上げ、ニューエイジ、アンビエント、ジャズ、インディ、80's ポップなどが柔らかな混沌の中で行き交う洗練かつ野心的な音楽を紡ぎます。パンデミック以降人気が高まるアンビエント/ニューエイジの静かな熱の中、待望の初来日!
”Nicholas Krgovich”は、キャリア初期にはNo Kids、Gigi、P:anoといったユニットでタイムレスな数々の傑作ポップナンバーを生み落し、2013年の1st ソロアルバム以降は自身の名義で作品を発表し続けるロマンティックポップ職人。甘美な歌声とスムースに言葉が躍る恍惚のメロディライン、コンテンポラリーR&B~Prefab Sprout的80’s ポップ~lo-fi インディポップ~レトロ映画のサウンドトラックなどウォーム/クールのテクスチャを丁寧に編み込んだ箱庭的造形のアレンジによる洗練されたメロウポップを紡ぎます。虚構的な空恐ろしさも漂い、美しくあればあるほど、底に横たわる孤独感を描き接すれば接するほどに表情を変える彼のポップの世界、ぜひ噛み締めていただきたい!Arthur Russell、Destroyer、Nite Jewel、Mockey、Sandro Perri、Stereolabのファンの方は特に必見。
今回は、この2人が"Shabason & Krgovich"としてのセットを披露。吉村弘や高田みどりなど日本のニューエイジ・クラシックからの影響と、David Sylvian、The Blue Nile 、Talk Talk的なエレガンスを感じさせる密室的な静謐さに溢れた2020年の『Philadelphia』(Chris Harrisとのトリオ名義)と、抑制されながらも躍動するリズムを取り入れ、多様な色彩で淡色のアンビエントポップを紡いだ2022年の『At Scaramouche』、2枚の傑作アルバムを引っ提げた演奏をお楽しみに!
今回のツアー全公演に帯同する"テニスコーツ "。さや(ボーカル)と植野隆司(ギター)による1996年から活動するアヴァンポップデュオ。オノマトペも交えつつ、平易で率直、日常の実感から滲み出る聖と俗の境界をなぞるような言葉の数々、童謡のように響きつつも同時に消え入りそうな儚さを伴って胸を締め付けるメロディ、感傷的なトーンのギターアルペジオによって出現する聖域のような空間…そのシンプルな言葉とメロディの海に身を浮かべると、周囲の「気配」が今まで違って感じられる心地になったり、過去の思い出や場面が脈略もなく浮かんで来たり、不思議な安堵感に包まれたり。ギターと歌だけで、演奏を取り巻く全ての状況を自分たちの音楽の中へと誘い込んでいくシンプルの極地かつフリーフォームな彼らの演奏は、バックグラウンド問わず世界中の人々を魅了。これまでThe Patels、Jad Fair、Norman Blake (Teenage Fanclub)、Tape、The Notwist、Efterklang、Bill Wells、GEZAN…など世界各国のチャーミングな鬼才たちとライブでの共演、共作を敢行。常に音楽の中で生活しているような美しい結晶体のような彼らの音楽、ぜひ体験してください!
アンビエント、ニューエイジ、アヴァンポップ、インディフォークなどのファンの方は特に、この公演を絶対にお見逃しなく!
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テンダーなヴォーカル+エレクトリック・ピアノ+リズムボックスを基盤に、ソウル、AOR、ソフト・ロック、ブラジル音楽など様々な音楽的ルーツが溶け込んだスムース&メロウなポップ職人"Marker Starling"が最新アルバム『Diamond Violence』を引っ提げ、6年ぶりにジャパンツアーを敢行!U.S. Girlsのサポートワークなども務め、現在はMarker Starlingのバンドメンバーとしても活躍する気鋭のSSW"Dorothea Paas"、そして名古屋の鬼才SSW"小池喬"とともにギブミーに登場します!
”Marker Starling”は、トロント在住のChris A. Cummingsによるプロジェクト。2000年代にMantlerとしてtomlabより3枚の傑作宅録作品を残し、のちに改名。ギブミーには2018年の3月以来、3度目の登場。Robert Wyattを彷彿させるテンダーな歌声、ソウル、AOR、ソフトロック、MPBをレコードマニア的視点で消化した都会的な雰囲気のソングライティング、ポコポコと愛らしく暖かいビートを刻むリズムボックスと、メランコリーな響きを醸すウーリッツァーの音色が、ジワジワとした染み渡る曇り空が似合う内省的微糖ポップにじわじわと痺れます。全体的に漂う少しトボけた雰囲気もまた愛らしく味わい深い…!長年、トロント国際映画祭のスタッフをしながら、淡々と音楽家としてのキャリアを熟成させているポップス名人として、いずれの曲も既に多くの人たちにカバーされてきたモダンクラシックな佇まいを放ちます。Shuggie Otis、Stereolab、The High Llamasなどのファンには間違いなくおすすめ!
"Dorothea Paas"は、US Girls、Jennifer Castle、Badge Époque Ensembleなどともコラボレートするインディフォークシンガー/ギタリスト。10年に渡る音楽活動を凝縮させた成熟した多層的なアルバム『Anything Can’t Happen』(2021)で鮮烈デビュー。Joni Mitchellを彷彿とさせる悲哀と静かな情熱に満ちた歌声、深く内面に潜り込み自らと対話と考察を重ねるセルフメディテーションのようなリリックによる成熟したソングライティングと、ブリティッシュフォーク〜オルタナフォークを軸にしながらもオルタナティブロックバンドのような激しい焦燥〜富田勲やOPNに通じるニューエイジサウンド〜スリリングに不協和の海を泳ぎながら目まぐるしく展開していくアヴァンジャズのコードワーク〜教会音楽をベースにした美しいハーモニーなど多彩なパレットで揺れ動く多面的な内面を描写するサウンドワークが素晴らしい…!Marker Starlingが「個人的に体験した中でも最高のライヴ・パフォーマー」と絶賛する彼女のライブ、お楽しみに!
さらに今回は、名古屋の至宝スロウコアバンド・シラオカのフロントマンであり、「こいけぐらんじ」名義でのイラスト&漫画制作でも知られる鬼才SSW"小池喬"が久しぶりに登場!飄々とした語り口で紡ぐ日常と妄想を往来しながら行間と余白に独特のユーモアとサイケデリアが立ち上がる言語感覚溢れるリリックの世界と、フォーキーで軽妙なスリーフィンガーピッキングのギターワークによる弾き語りセット!削ぎ落とされた滋味深い音像の中で、生活の匂いと同時に異界への扉が開くような空恐ろしさを立ち上げる、不思議な浮遊感に満ちた彼の音楽をご堪能ください!
東京のアンダーグラウンドロック/サイケロックの聖地・高円寺U.F.O.CLUBを根城にする"一生懸命機械"と"ろくろ"の共同企画ライブ「回転木馬の夜」。これまで東京、名古屋で開催されていたヴィンテージなサイケ感覚溢れるこのイベントが、松本にもやってきます!
ゲスト1組目は、長野県出身者によって結成された東京を拠点に活動する"レストランズ"。ギャラクシー500、ゆらゆら帝国のスローナンバーなどを彷彿とさせる気怠い緩やかさに包まれたメロディックなサイケナンバー〜鋭さが宿るアンサンブルで鳴らされるギターロックナンバーまでを多彩に往来して演奏。ぶっきらぼうに投げ放たれる言葉の余韻に色気が漂うボーカルも魅力的!サイケデリックロックをサウンドの支柱に据えながらも、日本語ロックの文脈に連なるフォーキーな歌心も溢れる彼らの音楽をお楽しみに!
ゲスト2組目は、秋山璃月BANDやGrand Budapest Hotelなどでも活躍する現在の高円寺U.F.O.CLUBシーンのキーパーソン瀬戸太一率いるデュオバンド"一生懸命機械"。朦朧と呟く虚ろなボーカル、音割れしたラジオから流れる歪みの向こうに霞むポップセンス、冗談とも本気ともつかない脱臼したユーモア、ジャンクなサウンドとコントラストをなして肉体的な躍動感を与えるドラム…延び切ったテープのブートレグの中に眠る埋もれた名曲を聴いた時のような混乱と興奮を覚えるサウンドが素晴らしい…!ビザールな感覚に溢れた鬼才デュオの演奏、必見です。
ゲスト3組目は、サイケデリックトリオバンド"ろくろ"。Peter Iversを彷彿とさせるだらだらと刹那をひきのばすような気怠さに溢れ、どことなく危険で不敵、それでいて茶目っ気もあるボーカル、ふやけた垂れ流しの中でじわじわと夢想風景へと誘うアンサンブル、妖怪の奏でるハワイアンのような牧歌的ながらも空恐ろしい響き、朦朧とした意識変容の彼方で時折飛び込んでくる全てを拒絶するような鋭利な言葉…ファズまみれの汚れたヴィンテージサウンドで描く時間感覚を超越するサイケデリックサウンドをご堪能あれ!
松本からは、昨年末に登場した注目のスリーピースバンド"二兆円"が出演!弛緩と緊張を往来するアンサンブルと精緻なアンビエンスノイズ感覚で紡ぐ、黒光りした妖しさの漂うスロウコアサウンド〜鋭い眼光でかき鳴らす焦燥のオルタナまでが混在したサウンドに痺れます!ナンバーガールのアヴァンギャルドの瀬戸際で鳴るポップ、betcover!!の知性漂うセクシーさ、あるいはサウスロンドンポストパンクシーンにも繋がりそうな野心的な実験精神をもちながら、そのどれでもないような不思議な温度感のバンド、期待です!
サイケで、アンダーグラウンドで、ひねくれた歌心が交差する一夜、乞うご期待!