2018-09-17

2018年9月17日(月・祝)『友部 正人 Live in Matsumoto』

友部 正人

数多くの音楽家たちに多大な影響を与えてきた
日本フォーク界最高の詩人、フォークシンガーの友部正人が登場!

日本フォーク界最高の詩人、フォークシンガー”友部 正人”が久しぶりにギブミーにやってきます。1972年「大阪へやって来た」でデビュー以来、23枚のオリジナルアルバムを発表し、いくつもの詩集・エッセイ集を執筆してきた彼。柔らかい響きと独特なハスキーな乾きを同時にもつ歌声、聞き手の解釈に委ねる圧倒的な言葉で紡ぐ彼の歌世界は、世代をこえたファンを魅了し、数多くのミュージシャンたちに多大な影響を与えています。(井上陽水、坂本龍一、どんと、矢野顕子、宮沢和史、甲本ヒロト、遠藤賢司、真島昌利、高田渡、峯田和伸、遠藤ミチロウ、佐野元春、あがた森魚、曽我部恵一、たま、竹原ピストル、森山直太朗、YO-KING、七尾旅人、前野健太…)
目の前で起こったこと、思い浮かんだことから空想の世界へと足を踏み込み、比喩と実在の間を反復横跳びし、連想ゲームのように次々とモチーフが現れては消えていく…簡単な言葉ばかりなのにまるで「新しい言葉」のように聴こえる鋭い言葉の組み合わせとイメージの連射を浴びていると、わたしたちの無意識の領域に一瞬だけ光があたり、人生につきまとう「孤独」の通奏低音に優しく寄り添う正体不明の何かに触れるような感覚を覚えます。
風景、イメージが次々と移り変わっていく歌の世界ともシンクロするように、名古屋、大阪、東京へと流れ流れ、現在もニューヨークと日本を行き来しながら、全国で歌い続ける風の吟遊詩人、友部正人。今回は過去の人気曲から、今もなお産み落とされる数々の新曲とともに、たっぷりとロングセットで彼の世界を味わっていただけます。

オープニングアクトには、コスモス鉄道、金魚注意報で活躍する女性SSW”おいら”。背伸びのない、包み隠さない言葉で時に生々しく高解像度に日常と感情をとらえた詩と、サラリと歌うだけで倍音が広がるような魅力的な歌声による日本語フォーク。

長年のファンの方はもちろん、まだ友部正人の歌を体験していない世代の人たちにもぜひ観ていただきたいです。本公演は25歳以下割引をご用意いたしました。

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2018年9月17日(月・祝) Give me little more. 
「友部 正人 Live in Matsumoto」 
▽Live:友部 正人 / (OA) おいら(コスモス鉄道、金魚注意報)
▽料金:(前)¥4,000 / (当)¥4,500 / (U25 25歳以下)¥2,500   ※生年月日記載の身分証の提示をお願いします +1Dオーダー
▽時間:(開場)19:00 / (開演)19:30 
▽予約:give.melittlemore@gmail.com

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友部 正人
1950年5月25日生まれ、東京都出身のフォーク・シンガー/詩人。 66年、高校1年の時にボブ・ディランを聴いて自作の歌を歌い始める。
72年に「大阪へやってきた」でレコード・デビュー。
77年、初めての詩集『おっとせいは中央線に乗って』を出版。
切れ味鋭いユニークな歌詞とギターのうまさで人気を集める。
以降、各地でコンサートを開き、“日本の吟遊詩人”と称される。 音楽活動とエッセイ、詩集、絵本などの執筆業を中心に、 長きに渡って人気を博す。 
2010年には三宅伸治とライヴ・アルバム 『ロックンロール、やってます』を制作。
2013年、アルバム『ぼくの田舎』をリリース。
2016年、アルバム『ブルックリンからの帰り道』をリリース。
パンとビールとコーヒーが好きで、歌詞にたびたび出てくる。
テレビに出ることが少ないため知名度は低いが、長渕剛、真島昌利、 寺岡呼人、佐野元春、宮沢和史、森山直太郎、双葉双一らのミュージシャンは、友部から全人的影響を受けている。

WEB
http://www5a.biglobe.ne.jp/~hanao/


2018-09-12

2018年9月12日(水)『Hungry Beat! #15 GUEST : TOPS (モントリオール)』

TOPS

インディミュージックパーティー"Hungry Beat!"
涼しいファンクネスが漂う大人気ロマンティックインディポップバンド"TOPS"が登場!

ハラペコたちのためのインディミュージックパーティー”Hungry Beat!”15回目を開催!

ゲストバンドは、カナダ・モントリオール発、ロマンティック・インディポップバンド”TOPS”。今回、5人編成で2度目の来日、ギブミーに初登場!Grimes、Blue Hawaii、Sean Nicholas Savageなどを輩出したモントリオールの名門レーベルArbutusより2012年にデビュー。ソフィスティポップ、AOR、シンセポップ、ドリームポップを飲み込んだサウンドにキャリアを通して一貫して磨きをかけながら、現在はLAの元売春宿だったというミニマンションをプライベートスタジオとして貸切って、生活を共にしながらガレージで音を鳴らす彼ら。「ソフトファンク」とも形容される余白の快感にあふれた涼しいグルーヴ、レトロフューチャーなシンセサウンドとリヴァーブに彩られた80’sへとタイムスリップするようなポップネス、洗練されたムードの中でインディマナーに疾走するギターリフとカッティング、そして何と言っても、無邪気さと妖しさを同時に放ちながらう夢見心地の世界へと誘うボーカル・Janeの歌声…もう二度と戻れない過去の思い出が日に日に美しく思えてくるような胸が締め付けられるセンチメンタルを漂わせながら、同時にインディガレージポップの「今、ここ」な刹那感、焦燥感を併せもつこの稀有なバンド。Fleet woodmac、EVERYTHING BUT THE GIRLなどの香気漂うムーディーな80’sポップスファン、Mac Demarco(実際に彼らのMVにも出演している)、Ariel Pink、Hoopsなどの北米インディファン、Hazel English、Fazerdazeなどのギターポップファン、Men I Trust、Yumi Zoumaなどのシンセポップファンは特に必見。この来日公演をお見逃しなく!

共演バンドはこの2組。くぐもった奇妙なエコーサウンドと煌めきのシンセサウンドに分厚く塗られた音像の中で、失われた風景を思うような感傷的かつ歌謡的なメロディが響く男女ボーカルドリーミーフォーク/ウィアードポップバンド”TANGINGUGUN”、

ナイーブなコーラスワークが美しい夢想サイケデリアオルタナ~レインコーツ的ガチャガチャニューウェイブパンクまでを楽器を持ち替えながら3人で鳴らすDIYスタイルなドリームパンクバンド"Her Braids”、

DJは、松本のインディミュージックファンたちによるDJクルー”Hungry Beat! DJs”。


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2018年9月12日(水) Give me little more.
『Hungry Beat! #15  GUEST : TOPS』
▽Live:TOPS(モントリオール)/ TANGINGUGUN / Her Braids 
▽DJ : Hungry Beat! DJs
▽料金:(前)¥3,500 / (当)¥4,000 +1Dオーダー
▽時間:OPEN 19:00〜 (LIVE 19:30〜)
▽予約:give.melittlemore@gmail.com

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TOPS
カナダはモントリオールをベースに活動しているインディ・ロック・バンド。
シンセ・ポップ・バンド、Silly KissersのメンバーであったJane Penny(ヴォーカル/ソングライター)、David Carriere(ギター/ソングライター)、Riley Fleck(ドラム)が同バンドの解散に伴い2011年に結成。Silly KissersもリリースしていたGrimes、Blue Hawaii、Braidsなどを輩したことでも知られるモントリオールの名門、Arbutusと契約し、2012年に『Tender Opposites』でデビュー。リリース後から次第に注目を高め、Gorilla vs. Bearの年間ベストの12位にランクインした。2014年にセカンド・アルバム『Picture You Staring』をリリース(アートワークにはLAのJessica Dean Harrisonをフィーチャー)。さらなる評価を獲得し、2015年には初来日ツアーも行った。
2017年にはサード・アルバム『Sugar At The Gate』を発表。よりスタイリッシュに洗練された印象のタイムレスな魅力に満ちた作風を披露(Gorilla vs. Bearの年間ベスト3位!)。そのレトロ且つ煌びやかなポップ・サウンドは幅広いリスナーに支持を得ている。

TANGINGUGUN


2016年夏に松本で結成されたドリーミーフォーク / ウィアードポップバンド。読み方はタンギンググン。奇妙でlo-fiなエコーサウンドに包まれたサウンドスケープと、男女ボーカルによる歌謡感溢れるメロディ&ハーモニー。 2017年夏の終わりに完全DIYで制作された初音源となる5曲入りカセットテープ『馬鹿な魚』をリリース。 現在はドラム、シンセサイザーの新メンバーが加わり四人編成をメインに活動。2018年6月には、松本のバンドher braidsとともに韓国・ソウルで2日間のスプリットライブを行う。
これまでに、Tara Jane O'neil(US), Yumbo(仙台), moools(東京), Dustin Wong & Minekawa Takako,cotillon(US), scott and charlene's wedding(AUS), Peach Kelli Pop(US), Parasol(韓国), Goonam(韓国)らと共演。

https://tangingugun.bandcamp.com/


Her Braids
長野県松本市を拠点に活動するドリームパンクバンド。P-heavyのChifumi、それぞれ音楽活動を行っていたRikaとRikoにより2017年春に結成。ナイーブなコーラスワークによるオルタナサイケデリアからポストパンクまで、3人でギター、ヴァイオリン、ベース、シンセ、ドラムなど楽器を持ち替えながらDIYに鳴らす。

2018-09-08

2018年9月8日(土) 『佐藤 幸雄 live in Matsumoto』

佐藤 幸雄

「みんなのうた」のような人懐っこいメロディとミニマルな言葉による硬質な叙情、
ジャパニーズニューウェイブの伝説的バンド"すきすきスウィッチ"の佐藤幸雄が登場!

80年代初期、パンク、ニューウェイブの時代に「みんなのうた」のような人懐っこいメロディと、ミニマルな言葉の言い回しで、カーネーション、たまを筆頭とした数々のバンドに影響を与えた伝説的ポップバンド"すきすきスウィッチ"の"佐藤 幸雄"がギブミーに初登場!

まずは佐藤氏のこれまでの歩みを簡単にご紹介します。1979年より"すきすきスウィッチ"名義で活動を開始。「場所」との関係性をもとにメンバーも、編成も変化していくという不定形なスタイルで、常に何かを欠きながら(ベースがいなかったり、ドラムがいなかったり、活動当初はテクノポップスタイルだったという)その不足による「隙間」を最大限に楽しむような即興性も交えたライブパフォーマンスを展開。「彼らが“おみやげ”っていう素晴らしい曲を演奏し始めた途端、目の前にいきなり星が降ってきたように俺は感じた」(カーネーション・直枝政広)という当時の証言からも伝わるとおり、目撃した人の心を確実に掴んでいった彼ら。1983年にはテレグラフレコードからジャパニーズニューウェイブのカルト的名盤・5枚組のソノシート音源「忘れてもいいよ」をリリース。その後もバンド「絶望の友」として活動、割礼「ゆれつづける」に代表される音楽プロデュースなども行いながらも、90年代の初めに突如、音楽シーンから姿を消してしまい、長い隠遁生活を入ります。音源の入手困難さと他のバンドに与えた影響度の高さゆえ、沈黙期間中も「知るひとぞ知る東京の最重要バンドのひとつ」として伝説化していく中、20年近い沈黙を破って2011年に高円寺円盤にて「公開練習」として人前での演奏を再開。長い間、楽器さえ手放してしまっていたという彼が再び音楽をやる意義を問うパフォーマンスに感化された鈴木惣一朗(ワールドスタンダード、すきすきスウィッチのメンバー)の呼びかけによりPOP鈴木(「絶望の友」のメンバー)との3人編成として「すきすきスウィッチ」は再始動。復活以後はコンスタントに活動を続け、50代にして次々と溢れ出る新しい歌の数々と、これまでの活動の中で産み落としてきた曲を織り交ぜ、現在も精力的に日本各地で歌い続けています。2018年の3月にはアルケミーレコードより近年のメインバンドである「佐藤幸雄とわたしたち」名義でアルバム「わたしたち」をリリース。
彼の演奏は、時に脱臼したリズムを織り交ぜた捻くれもありつつ、基本的にはエレキギター弾き語りスタイルのシンプルな形態。ただ、それはフォークやニューミュージックに漂うウェットな叙情性とは明らかに異なるどこか乾いた質感を持っています。「きみのおみやげはなにかな わからないことがないことはなかった」という歌詞が象徴するように、風景描写に頼らず、世界の混沌と対峙する時に無限に湧き出るクエスチョンマークと堂々巡りの会話しているような真摯なユーモアが溢れてます。「ぼく」と「きみ」と「世界」の関係を巡る数々の疑問を、簡素な言葉と童謡のような響きで詰め込んだ彼の音楽と言葉は、毒ではなく、出どころがわからないけれど不思議とパワーが湧き上がってくるような感覚を与えてくれます。たま、ムーンライダース、初期の前野健太、豊田道倫、山本精一ソロなどのニューウェイブ/アヴァンギャルド/オルタナティブの交差点上で鳴るような日本語フォークのファン、DEVO、The Modern Loversなどのストレンジなパンク・ニューウェイブファンはもちろん、日本語でロックミュージック、ポップ・ミュージックをやること、聴くことに関心がある人すべてにおすすめしたいです!お見逃しなく。

共演は、

時代の流れを遠くの方で俯瞰しながら、風刺の効いたブラックユーモアたっぷりにまだ知らない感情に次々と名前をつけていくような(そして恐ろしくグッドメロディな)名曲の数々をひっそりと生み出してきた知る人ぞ知る長野市在住至宝フォークシンガー”The End”



カラフルでトロピカルな手作り感溢れる変装に身を包み、キッチュな電子音が彩るレトロダンスビートの上で踊りながら、ほんのり露悪的で投げやりなリリックを放つ愛すべき長野のテクノポップ宇宙人"おしゃべりアート“。

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2018年9月8日(土) Give me little more.
佐藤幸雄 live in Matsumoto
▽Live:佐藤 幸雄(佐藤 幸雄とわたしたち、すきすきスウィッチ) / ジ・エンド / おしゃべりアート 
▽料金:(前)¥2,000 / (当)¥2,500 +1Dオーダー
▽時間:(開場)19:00 (開演)19:30
▽予約:give.melittlemore@gmail.com

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佐藤 幸雄

70年代末より人前での演奏を始める。「すきすきスウィッチ」「PUNGO」「くじら」のオリジナルメンバー。80年代、テレグラフレコードよりすきすきスウィッチ「忘れてもいいよ」上梓。個人名でのギターと歌。田中泯主催の舞塾で学び、音楽プロデュース作品も幾つか(須山公美子、割礼、等)。90年代初め「絶望の友」での活動を中断。後、長い隠遁。2011年3月11日以降、人間関係と生活を立て直すうち、高円寺円盤での「公開練習」を経て「歌と演奏など」が再開。2013年「すきすきスウィッチ」として新作CDを3枚同時に発表。以降はひとりで、あるいは「佐藤幸雄とわたしたち」を率いて活動中。佐藤幸雄として2016年10月、都内の某所で「基本毎日」行ったライブの記録を一曲入りCD-RW24枚組「名前はまだない」にするという作品=作業。佐藤幸雄とわたしたち(は現在、POP鈴木(ds,vo)、柴草玲(pf,vo)との三人組)の最新作「わたしたち」は2018年3月アルケミーレコードより好評発売中。

The End


長野在住のミュージシャン。長野市の歓楽街・権堂。その片隅で歌い続けること20余年、その間コツコツと生み出されたThe Endの歌には独特なユーモアと優しさ、音楽に対する愛情が溢れている。2014年3月には活動歴およそ20年を記念して、2日間合わせて7時間強にも及ぶ伝説のワンマンライブが開催された。現在まできちんと発表された音源はなく、今回のCDが実質の初音源となる。CDこそなかったものの、2000年ごろ発表した「引き潮」という曲は、全国各地で複数のミュージシャンにカバーされ、最終的には東京で「引き潮祭り」というライブイベントまで開催された。


「ある夏の一日、The Endを諏訪のとある集会のゲストのひとりとして見たばっかりに俺の人生はそれまでと少しちがう動きをするようになった。人生は楽しいなんて思わないけれど、淋しくなければおもしろくないなんて、あまり考えたことがなかったのだ。いやもしかしたら22歳のころ、そう思っていたのではなかったか、とThe Endに問われたと思った。ロックンロールは淋しいものだ。歌は淋しいものだ。それはすばらしいことだ。The Endのようにすばらしい歌しか歌わない、歌えない、作れない人はこの世には他に少ししかいない。あんまりほめると気持悪いと思われるかもしれないが、正直にそう思うのだから仕方がない。歯車の歯を見たり、散歩している犬の肛門を見たり、拾った石の面相を見たりするときの、もぞもぞとした不安が同居した快感、そういうことをThe Endは感じさせる。帰りたくない家に無意識に帰ってきてしまったことを家の玄関にたどりついたところで気がついた。その後悔と安堵とくやしさを歌で伝えられる男、The Endは牛も似合えばライオンも似合うし、一番似合うのはムササビだ。なんてカッコイイ男なんだろう。」湯浅学 / 音楽評論家



おしゃべりアート

2018-09-07

2018年9月7日(金) 『クイクイジーラ 1st album「first meal」Release live 松本編 』

クイクイジーラ

 タテタカコ

おとぎ話の一編のような世界観をもつ
ファンタジックフォーク楽団"クイクイジーラ"によるレコ発ライブ!

原コウタ&ユウコ夫妻を中心とする長野市のファンタジックフォーク小楽団”クイクイジーラ”が初のフルアルバム「First meal」を携えてギブミーでレコ発ライブを行います!感傷的な美しいメロディと知久寿焼(exたま、パスカルズ)にも通じるような独特のユーモアを漂わせるハイトーンの歌声で、おとぎ話の一編のように架空の登場人物たちが闊歩する歌詞世界を歌う原コウタのボーカル、その歌の世界に瑞々しさと立体感を与えるエネルギッシュで繊細な原ユウコのパーカッション、アメリカーナフォークの旨味が詰まったようなフォークギターの乾いた響き、コントラバス、サックス、フルート、バイオリンなどを演奏する彼らの周辺の音楽人たちが自由に出入りしてライブごとに表情を変える生き物のような演奏…80’s ジャパーニーズポップス、歌謡曲、フォーク、カントリー、ロックミュージックなどの音楽に人生を捧げてしまっているかのような危うさの微香も漂わせながら、どこまでもまっすぐにポジティブにいい歌モノを生み出ししてきた彼ら!トラッドフォーク、日本語フォークのファンはもちろん、シティポップファン、いやジャンルは問わず、良質なポップスに出会いたい方すべてにクイクイジーラの音楽を聴いてもらいたいです!

今回のレコ発では、この3組が共演。

ゲストアクトは、飯田から全身全霊の歌でその場の空気を一変させるシンガーソングライター"タテタカコ"。ハードコアからアヴァンポップまであらゆる表現分野を内包し、(もはやジャンルなんて語る必要もない!)ピアノと歌だけで独立独歩、人との出会いに真摯に向き合いながら、剥き出しの魂で歌う彼女の歌は言わずもがな、必見。

長野からは、細野晴臣を思わせるその歌声自体に物語が宿ったような魅力的な低音ボイスと、乾いた爪弾きのブルースギターによるフォーク音楽を奏でるシンガーソングライター”やすみ”。キッチンで鼻歌を歌っているようなリラックスした魅力と、曲の完成度に漂う仄かな緊張感を同時に感じる彼の歌が久しぶりに聴けます。

松本からは、メディアアートから伝統芸能までをも飲み込み次々と観たことのない風景を立ち上げる演劇人"前田斜め"と、原宿カルチャーを曲解した謎の女子ラッパーという設定で躁状態のポジティブを爆発させるニュータイプカルトアイドル"シャチ由美子"によるコラボレーション。音楽なのか?芝居なのか?という問いの間の不明地帯で行われる混沌としたパフォーマンス。

DJには、クイクイジーラ原夫妻による別バンド・チョコレートタウンオーケストラのメンバーでもある”平林キャプ”。スカ、ルーツレゲエ、カリプソ、サイコビリー、パンク、ネアオコなどのご機嫌な音!

スタイルは違えどどこか根底に泥臭い真摯さみたいなものを共有する4組による一夜。お見逃しなく!


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2018年9月7日(金) Give me little more.
クイクイジーラ 1st album「first meal」Release live 松本編 
▽LIVE:クイクイジーラ、タテタカコ、やすみ、前田斜め×シャチ由美子(a.k.a水野安実)
▽DJ:平林キャプ

▽料金:(前)¥2,500 / (当)¥3,000 +1Dオーダー
▽時間:(開場)19:00 / (開演)19:30
▽予約:give.melittlemore@gmail.com

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クイクイジーラ

タテタカコ


やすみ


前田斜め


シャチ由美子

2018-09-01

2018年9月1日(土) 『Bricolage 5』Guest:Moskitoo, daborabo


moskitoo

電子音楽家たちによる実験的ライブプロジェクト。
今回は2組のゲストを招いたスペシャルセットで開催!

電子音楽の制作に手がける松本のホビーイスト達が開催する隔月開催のコミュニティ/実験的ライブプロジェクトのBRICOLAGE (ブリコラージュ)。第5弾は、ゲストにポップ/エクスペリメンタルの境界線を継ぎ目無く溶け合わせた極上のドリーミー・アンビエント・エレクトロニカを紡ぐサウンドアーティスト”Moskitoo”、どこか動物的な不思議な感覚でイラスト、映像、音楽と多方面で才能を発揮している”daborabo”の2組を迎え開催します。

Moskitoo”は、札幌出身東京在住のヤマサキ・サナエの音楽プロジェクト。テイラー・デュプリー主宰・NYの名門レーベル「12k」よりデビュー。ソロプロジェクトだけでなく、CM音楽の場でも活動の場を広げている日本を代表するサウンドアーティストの一人です。(キユーピー、ワコ ール、ライオン、象印マホービン、アース製薬など多くのTVCMで歌唱やナレーションを担当)。水の中に垂らした一滴の絵の具のように淡く広がるエンジェリックボイス、奇妙な質感の電子音、グリッチーなアブストラクトビート、ギターの爪弾きなどのオーガニックなサウンドが溶け合いながら生み出される幻想のサウンドスケープ。身の回りにあるいろんなオブジェクト(ギター、グロッケン、オルガン、トイ楽器、電子楽器、楽器ではない物など) と、自身の声を幾重にも折り重ねてコラージュのように構築していくライブパフォーマンスも必見。

"daborabo”は松本市在住、雑誌、書籍、広告、CD・LPジャケット等のイラストを手掛けるイラストレーター"山崎 美帆”によるプロジェクト。可憐で、繊細であると同時に奔放な雰囲気も感じさせるタッチのドローイングと、カシオトーンとディレイペダルによる宇宙アンビエント演奏、不思議なオブジェクトを組み合わせてアナログに生み出す光と影のビデオ投影…これらの行為がステージの上で同時に展開されて一編の物語を紡いでいくシネマティックなパフォーマンスは必見!

レギュラーライブはこの3人。

オブソリートで懐かしいシンセや自作・改造楽器を響かせる電子音マニアstevenこと"sho sugita”自作&改造楽器や自らプログラミングしたソフトウェアを用いたノイズミュージックを展開。

Elektron社製のサンプラーを用い、レコードからのサンプリング音を過剰に加工してつくられたダークウェイブ〜トリルウェイブ的感性とも共鳴するコールドなダンスミュージックを生み出す"okude”、

モジュールシンセによる暖かいアナログノイズと、MPCによるサンプリングを用いて積み上げるノイズの壁をあくまでラブソングというコンセプトで鳴らす鬼才”BEEF OVER”。

アンビエント、エレクトロニカ、ミニマル、ノイズ、ドローン、lo-fi、シンセポップなどの電子音楽ファンはもちろん、トラックメイキングをしている方、電子音楽の制作に興味がある方のご参加もお待ちしています。 信州の自然の中、人工的な波動が拡散する不思議な空間を味わいに来てください。


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2018年9月1日(土) Give me little more.
ライブイベント『Bricolage 5』Guest:Moskitoo, daborabo
▽LIVE:Moskitoo, daborabo, Okude, Beef Over, Sho Sugita
▽料金:(前)¥2000 / (当)¥2,500 +1Dオーダー
▽時間:(開場)19:00 / (開演)20:00
▽予約:give.melittlemore@gmail.com

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Moskitoo


サウンドアーティスト、ヴォーカリスト。1978年東京に生まれ、札幌で育つ。倍音のような広がりを持つ自身の歌声を基点に、様々なオブジェクトや楽器の音、電子音とを交錯させながら、幻想的でアブストラクトな独自のサウンドスケープを構築する。様々なユニットでの活動を経て、2007年ニューヨークの名門レーベル『12K』より『DRAPE』でソロデビュー。制作は一音一音の探求に始まり、演奏、歌唱、アートワーク まで全てMoskitoo自身が行なっている。
作品は世界中から評判を集め、ヨーロッパ、北米、オーストラリア、北欧、韓国のフェスティバルやイベントへ招待され、海外ツアーを行っている。 

近年はTOKYO FMラジオのニュース、交通情報などのラジオ・テレビ番組、キユーピー、ワコ ール、ライオン、象印マホービン、アース製薬など多くのTVCMで歌唱やナレーションを担当。FILFLAのボーカルとして3枚のアルバムに参加している他、国内外のアーティストとのコラボレーションも多数。音楽制作、歌唱以外にもアートディレクションやプランニング、デザインなど様々な分野で活動の場を広げている。最新作はNYのアンビエントユニットSONTAG SHOGUNとの両A面7インチ”THE THINGS WE LET FALL APART”(2017年11月発売/HOME NORMAL)。 


daborabo


長野県上田市出身

明治学院大学 フランス文学科卒業 
セツ・モードセミナー卒業

 現在は松本を拠点にして、
雑誌、書籍、広告、CD・LPジャケット等のイラストを手がけている

 映像、音楽作品なども製作中