2019-06-02

2019年6月2日(日)「Joni Void Japan Tour 2019 松本公演」

 
Joni Void

モントリオール発、ミュージックコンクレートを現在地で鳴らす
サウンドコラージュ音楽家"Joni Void"が登場!

フランス生まれ、モントリオールを拠点に活動するサウンドコラージュアーティストJean Cousinによるソロプロジェクト”Joni Void”(ex:Johnny_ripper)が、登場!

古い実験映画、自身の子どものころから現在までの個人的な記録からの様々な音(ボイスメモ、ホームビデオ、ビデオゲーム…)、友人の声などを素材として用いながら緻密にエディットされたサウンドコラージュの世界は、アップデートされたミュージック・コンクレートでもあり、アンビエントとエレクトロニカの中間で鳴るミニマルなダンスミュージックとしても響きます。硬質な電子音、耳元でささやくような数々の声、サンプリング劣化による暖かくノスタルジックな打音が同時に漂う音の渦に浸ると、ドキュメンタリー映画でも眺めているような生々しい他人の生活の息吹を感じつつ、同時に幽霊たちの終わりなき徘徊を眺めているような心地に…。
14歳で独学で音楽制作を学び、イギリスの人気SFテレビ番組「Doctor Who」の音楽を手がけた電子音楽の先駆者デリア・ダービシャーや、ヤン・ティルセンやフィリップ・グラスなどが作曲した映画音楽、Boards of Canada、Four Tetなどの2000年代のエレクトロニカなどからのインスパイアされながら、オンライン上を中心にJonny_ripperとして活動していた彼。モントリオール移住後は、GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR主宰のConstellation Records周辺のDIYシーンの中で、ライブミュージックとしての身体性を身につけ、自身の音楽をより骨太で多面的なものにしていきます。Joni Void名義に改名後リリースした2枚のアルバム「Selfless」(2017)「Mise En Abyme」(2019)はpitchforkを筆頭にしたメディア上でもかなりの高評価を獲得。世界中の電子音楽ファンたちの注目が集まる中での中での初来日公演となります。パーソナルな体験、実感を掘り下げるような内省的な世界観をもっているようでありながら、同時に(かなり静的ではありながら)ダンスミュージックとしての高揚をにじませる開放性を持ち合わせた彼の音楽をお楽しみに!

共演は、ボリューミーに4組。



木漏れ日のラビリンスに迷い込んだような永遠の時間を生み出すアンビエント〜ドローンが素晴らしい、数々のネットレーベルから楽曲をリリースしている北アイルランド出身松本在住の音楽家”Darren McClure”、

オブソリートで懐かしいシンセや自作・改造楽器を響かせる電子音マニアstevenこと"sho sugita”によるノイズミュージックセット。今回は、新たに自作のビデオシンセサイザー、synthstromのサンプラーなども用いたニューセットで登場。


カセットMTR、シンセサイザー、サンプラー、ゲームコントローラーを用いたVJセットなどを並べて行う自宅の機材部屋で音楽実験を繰り返しているような親密感のあるパフォーマンスが印象的な電子音楽ユニット”GENEI”。ミニマルなリズム、ガラスの破片のような繊細なシンセサウンドが歪みながら交差するインテリジェント・エレクトロ。

霧がかった深い森を想起させる厳かなフィンガーピッキングギターと、自分の生活圏内から滲みでてきた歪なボキャブラリーのコントラストが素晴らしい松本の幽玄アシッドフォークシンガー"玉屋”。今回、唯一の歌物アクトとして登場。最近のエレキギターと巧みなディレイペダルプレイによるアンビエントフォークセットは必見。


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2019年6月2日(日) Give me little more.
 「Joni Void Japan Tour 2019 松本公演」
▽Live: Joni Void(カナダ)  / Darren McClure / sho sugita / GENEI  / 玉屋 
▽料金:(前)¥2,000  /(当)¥2,500 +1Dオーダー
▽時間:(開場)18:30 / (開演)19:00 
予約:give.melittlemore@gmial.com

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Joni Void



Darren McClure



玉屋

2008年頃から松本市を拠点に弾き語りを始める。
2009年頃、『犬とギター』を結成するも、1年ほどで解散。
2010年頃からは『玉屋バンド』としても活動中。
3枚の宅録ソロアルバムを経て、2016年3/5にミニアルバム『bird watching』をリリース。
幽玄なギターフレーズに隠しきれない天然感覚の言葉遣い。