静岡インディシーンで静かに圧倒的存在感を放つギターポップバンド・”tatami”が、7年ぶりとなるフルアルバム「ふらち」を提げ、同じく静岡のインディロックバンド”herpiano”と共に、ギブミーに登場!
“tatami”は2007年結成、現在は5人のメンバーで活動するギターポップバンド。山本精一、テニスコーツ、ASUNA、T.V.not januaryなど各地の様々なジャンルのバンドを招いた自主企画「I, My, Me, Mine」や、山形のレーベルZOMBIE FOREVERなどつながりをもちながらDIY精神に基づき活動してきた彼ら。アンダーグラウンド、DIYパンクシーンでの活動的バックボーンをもちながら、一方で、そのサウンドはとてもフレンドリー。まっすぐ透き通った歌声で歌われる日本的叙情性をたっぷりと抱きしめたメロディ、水溶性のギターアルペジオが生み出す水面の乱反射のようなサウンドスケープ、淡々とした流れの中で静かなドラマを紡ぐドラムとベース、波にさらわれた帽子のように遠くで漂うアナログシンセのサイン波…5人が織りなすアンサンブルには、青春の刹那な煌めきとはまた違う、清濁飲み込み、暮らしのリアルを受け止めた者にしか鳴らせない”優しさ”が詰まっています。海辺の街の夕暮れが見える彼らのセンチメンタルなインディロックは、BMXバンディッツなどのギターポップ〜MineralなどのUSエモ〜さらにはスピッツのファンにも届きそうなポップネスに溢れています!
今回は、tatamiの盟友であり2002年より活動する男女ツインボーカルによるスリーピースバンド“herpiano”もギブミー初登場!BEAT CRUSADRERS、COMEBACK MY DAUGHTERS、キセル、N`夙川ボーイズ、KING BROTHERSといったバンドとの共演歴もあり、角張渉氏(カクバリズム)山口将司氏(BED)らも絶賛、2ndアルバムはジャパニーズインディの名門U.K projectよりリリースするなど、静岡インディシーンには絶対欠かせないバンド。The Pastelsにも通じる童心を宿した歌心、インディマナーの涙腺ギターフレーズの数々、歌心を噛み締めたタイトなリズム…「静岡のSuperchunk」とも形容される、生活のペースに寄り添いながら紡いできた彼らのインディロックには、陰鬱な影に別れを告げ、長い時間の中で見てきた美しい光景だけを濾過して純化したような、強度あるポジティブな煌めきが宿っています。メンバーそれぞれがリリックを持ち寄るという制作スタイルが象徴するように一人のフロントマンのカリスマで成り立つバンドではなく、各々がジワジワとお互いの境界を溶かしあいながら生み出した淡い情熱のアンサンブルは必見!90’s USインディファン、ギターポップファンはもちろん、blood thirsty butchers、Hello Hawk、BEDなどのジャパニーズエモ/オルタナファン〜スーパーカー、Advantage Lucy、羅針盤などのファンにまでおすすめできます!
共演はこの2組。
時代の流れを遠くの方で俯瞰しながら、風刺の効いたブラックユーモアたっぷりにまだ知らない感情に次々と名前をつけていくような(そして恐ろしくグッドメロディな)名曲の数々をひっそりと生み出してきた知る人ぞ知る長野市在住至宝フォークシンガー”The End”。
日常を高解像度で切り取ったヒリヒリとした歌詞世界が刺さるフォークマナーの歌心とジャングリーポップサウンドのコントラストが眩いインディポップバンド”コスモス鉄道”。最近は鍵盤とアコースティックギターの響きによりエバーグリーンな煌めきをそのままにほんのりシックに!
それぞれの暮らしが垣間見えるような等身大の音楽が鳴る夜になりそうです。
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2019/10/26(土)Give me little more.
「tatami 2ndアルバム リリースツアー『ふらち』」
▽出演:tatami(静岡)/ her piano(静岡)/ ジ・エンド / コスモス鉄道
▽料金:(前)¥2,000 / (当)¥2,500 ドリンク代別
▽時間:(開場)18:30 / (開演)19:00
▽予約:give.melittlemore@gmail.com
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tatami
“tatami”は2007年結成、現在は5人のメンバーで活動するギターポップバンド。山本精一、テニスコーツ、ASUNA、T.V.not januaryなど各地の様々なジャンルのバンドを招いた自主企画「I, My, Me, Mine」や、山形のレーベルZOMBIE FOREVERなどつながりをもちながらDIY精神に基づき活動してきた彼ら。アンダーグラウンド、DIYパンクシーンでの活動的バックボーンをもちながら、一方で、そのサウンドはとてもフレンドリー。まっすぐ透き通った歌声で歌われる日本的叙情性をたっぷりと抱きしめたメロディ、水溶性のギターアルペジオが生み出す水面の乱反射のようなサウンドスケープ、淡々とした流れの中で静かなドラマを紡ぐドラムとベース、波にさらわれた帽子のように遠くで漂うアナログシンセのサイン波…5人が織りなすアンサンブルには、青春の刹那な煌めきとはまた違う、清濁飲み込み、暮らしのリアルを受け止めた者にしか鳴らせない”優しさ”が詰まっています。海辺の街の夕暮れが見える彼らのセンチメンタルなインディロックは、BMXバンディッツなどのギターポップ〜MineralなどのUSエモ〜さらにはスピッツのファンにも届きそうなポップネスに溢れています!
今回は、tatamiの盟友であり2002年より活動する男女ツインボーカルによるスリーピースバンド“herpiano”もギブミー初登場!BEAT CRUSADRERS、COMEBACK MY DAUGHTERS、キセル、N`夙川ボーイズ、KING BROTHERSといったバンドとの共演歴もあり、角張渉氏(カクバリズム)山口将司氏(BED)らも絶賛、2ndアルバムはジャパニーズインディの名門U.K projectよりリリースするなど、静岡インディシーンには絶対欠かせないバンド。The Pastelsにも通じる童心を宿した歌心、インディマナーの涙腺ギターフレーズの数々、歌心を噛み締めたタイトなリズム…「静岡のSuperchunk」とも形容される、生活のペースに寄り添いながら紡いできた彼らのインディロックには、陰鬱な影に別れを告げ、長い時間の中で見てきた美しい光景だけを濾過して純化したような、強度あるポジティブな煌めきが宿っています。メンバーそれぞれがリリックを持ち寄るという制作スタイルが象徴するように一人のフロントマンのカリスマで成り立つバンドではなく、各々がジワジワとお互いの境界を溶かしあいながら生み出した淡い情熱のアンサンブルは必見!90’s USインディファン、ギターポップファンはもちろん、blood thirsty butchers、Hello Hawk、BEDなどのジャパニーズエモ/オルタナファン〜スーパーカー、Advantage Lucy、羅針盤などのファンにまでおすすめできます!
共演はこの2組。
時代の流れを遠くの方で俯瞰しながら、風刺の効いたブラックユーモアたっぷりにまだ知らない感情に次々と名前をつけていくような(そして恐ろしくグッドメロディな)名曲の数々をひっそりと生み出してきた知る人ぞ知る長野市在住至宝フォークシンガー”The End”。
日常を高解像度で切り取ったヒリヒリとした歌詞世界が刺さるフォークマナーの歌心とジャングリーポップサウンドのコントラストが眩いインディポップバンド”コスモス鉄道”。最近は鍵盤とアコースティックギターの響きによりエバーグリーンな煌めきをそのままにほんのりシックに!
それぞれの暮らしが垣間見えるような等身大の音楽が鳴る夜になりそうです。
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2019/10/26(土)Give me little more.
「tatami 2ndアルバム リリースツアー『ふらち』」
▽出演:tatami(静岡)/ her piano(静岡)/ ジ・エンド / コスモス鉄道
▽料金:(前)¥2,000 / (当)¥2,500 ドリンク代別
▽時間:(開場)18:30 / (開演)19:00
▽予約:give.melittlemore@gmail.com
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tatami
herpiano
The End
長野在住のミュージシャン。長野市の歓楽街・権堂。その片隅で歌い続けること20余年、その間コツコツと生み出されたThe Endの歌には独特なユーモアと優しさ、音楽に対する愛情が溢れている。2014年3月には活動歴およそ20年を記念して、2日間合わせて7時間強にも及ぶ伝説のワンマンライブが開催された。現在まできちんと発表された音源はなく、今回のCDが実質の初音源となる。CDこそなかったものの、2000年ごろ発表した「引き潮」という曲は、全国各地で複数のミュージシャンにカバーされ、最終的には東京で「引き潮祭り」というライブイベントまで開催された。
「ある夏の一日、The Endを諏訪のとある集会のゲストのひとりとして見たばっかりに俺の人生はそれまでと少しちがう動きをするようになった。人生は楽しいなんて思わないけれど、淋しくなければおもしろくないなんて、あまり考えたことがなかったのだ。いやもしかしたら22歳のころ、そう思っていたのではなかったか、とThe Endに問われたと思った。ロックンロールは淋しいものだ。歌は淋しいものだ。それはすばらしいことだ。The Endのようにすばらしい歌しか歌わない、歌えない、作れない人はこの世には他に少ししかいない。あんまりほめると気持悪いと思われるかもしれないが、正直にそう思うのだから仕方がない。歯車の歯を見たり、散歩している犬の肛門を見たり、拾った石の面相を見たりするときの、もぞもぞとした不安が同居した快感、そういうことをThe Endは感じさせる。帰りたくない家に無意識に帰ってきてしまったことを家の玄関にたどりついたところで気がついた。その後悔と安堵とくやしさを歌で伝えられる男、The Endは牛も似合えばライオンも似合うし、一番似合うのはムササビだ。なんてカッコイイ男なんだろう。」湯浅学 / 音楽評論家
コスモス鉄道