2018-12-04

2018年12月4日(火)『LUMI JAPAN TOUR 2018 松本公演』

LUMI

バスク語で歌う土着的感覚を持つエレクトロポップ・デュオ"LUMI"が登場!

フランス、バスク地方出身のエレクトロ・ポップ・デュオ”LUMI”が登場。LUMIは、2014年から活動するヴォーカル・ギターのNahiaと、エレクトロニクスのManuによるエレクトロポップ/オルタナフォークデュオ。彼らはフランスの南西とスペインの北西にまたがり位置するバスク地方で生まれ育ち、現在もその土地に暮らしながら音楽を生み出しています。彼らは故郷に強いアイデンティティを持ち、Nahiaは世界最古の一つであり起源不明の言語であるバスク語で歌います。多声音楽やバスクの伝統楽器を使う音楽グループから音楽活動を始め、フレンチポップを経由して、現在のLUMIの活動に至っているという彼女の歌は、洗練された耽美的な響きを持ちつつも、どこか土の匂いや、潮の匂いがしみついたような野生的な感触。幼い頃から生粋のギークであるManuによる電子音は、生の素材をもとにフィルター処理などを重ねてシンセサイザーのような響きに加工されたもので、冷たさや不気味さも漂わせながらも、ローエンドが暖かく太く鳴り、オーガニックに響きます。一つ一つの電子音がミニマルかつポリリズミカルに精巧にレイアウトされたどこか地の足がつかない感覚に陥るリズムセクションの中で、ヴィブラートギターと、青白い炎のように控えめな情熱を湛えたボーカルが電子音と見事に溶け合う…低彩度のエレクトロポップを貴重としつつも、ダークウェイブと呼ぶにはあまりにも暖かく、トラッドフォークを聴いているような安らぎを覚える彼らの不思議な音世界。そこへ耳を傾けると、たとえば、仄暗い夜の海で夜光虫と泳ぐような少し不気味で、美しい、不思議な体験をしているかのような心地を覚えます。二人はアーティストコレクティブ”Moï Moï”の共同創設者であり、合唱のアップデートをはかるプロジェクトや、毎年約1万人を動員する音楽とコンテンポラリーアートの野外フェスティバル”Baleapop”も開催。海辺の暮らしの中で、新しいサウンドを探して実験を続ける二人が生み出すモダンアートフォークとも言えるサウンドは、ドリームポップ、音響、ダークウェイブ、フォークトロニカ、アンビエント、インディダンス、アイスランド音楽、オルタナフォークのファンまでを魅了することでしょう!

共演は、この3組。

1組目は、静かな情熱のサッドドリームポップバンド”The Rainy”の岩崎初と、鋭利な意思の強さと残響が洪水するシューゲイザー/ドリームポップバンド”AND LORELEI”の柏原菜穂による新ユニット”岩崎と柏原”。ギターの弓弾きや朗読、実験的なアンビエント音までバンドとは異なるアプローチも取り込み紡がれる耽美的な世界観をお楽しみに。

2組目は、シリアス/ユーモラスの境界で鳴る90'sローファイポップリスペクトな剥き出しのメロディが素晴らしいシンガー、一年の半分を容易には下山できない山奥で暮らす伊藤 圭によるバンド"ヒーターズ”。トランペットも加わり、4人編成で紡ぐオルタナフォーク!

3組目は、モジュラーシンセとギターアンプによる暖かいアナログノイズと、MPCによるサンプリングを用いて積み上げるノイズの壁をあくまでラブソングというコンセプトで鳴らすノイズガイ”BEEF OVER”。最近の、掻き毟るようなノイズサウンドの隙間に幻想がたゆたうセットがとてもいい!

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2018年12月4日(火) Give me little more.
『LUMI JAPAN TOUR 2018 松本公演
▽Live: LUMI(フランス) / 岩崎と柏原 / ヒーターズ / BEEFOVER
▽料金:(前)¥2,000 / (当)¥2,500 +1Dオーダー
▽時間:(開場)19:00 / (開演)19:30
▽予約:give.melittlemore@gmail.com

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LUMI
▶︎LUMI 日本ツアー特設ページ
https://lumijapantour.tumblr.com/

ヒーターズ
ヒーターズは、ソングライターでありギターヴォーカルである伊藤圭を中心に、
その時々に手伝ってくれるミュージシャンたちと様々なアレンジ、
コミュニケーション、ライブを繰り広げる、オルタナティブフォークロックバンド。