2018-12-02

2018年12月2日(日) 『A HAWK AND A HACKSAW JAPAN TOUR 2018 松本公演』


A HAWK AND A HACKSAW

USインディの伝説的バンド・ニュートラルミルクホテルのジェレミー・バーンズによる
東欧・バルカン音楽に根ざした土着的サイケデリックフォーク!

90’s USインディの伝説的バンド”ニュートラル・ミルク・ホテル”のドラマー・ジェレミー・バーンズと、そのパートナーであり、レトロサイケデリックポップなソロプロジェクトも素晴らしいヴァイオリン奏者ヘザー・トロストによるデュオ=A Hawk And A Hacksawが、アメリカ・ニューメキシコより初来日!

"A Hawk And A Hacksaw"は、ジェレミーがニュートラル・ミルク・ホテル活動休止後に始めたエキゾチックフォークプロジェクト。東欧・バルカン音楽を中心としたジプシー音楽、土着の民族音楽をインディ経由の感性で再解釈!ジェレミーはアコーディオン、サントゥール(ピアノの原型とも言われるイラン発祥の打弦楽器)、打楽器、ヘザー・トロストはヴァイオリンを演奏し、路上で奏でられる躍動感のある祝祭音楽〜サイケデリックな精神世界への儀式のようにも聴こえる摩訶不思議な音世界を出現させます。彼らはこれまでにウィルコ、キャレキシコ、ポーティスヘッド、オブ・モントリオールらとのツアー、世界各地でのフェスに出演。USインディ界の中でも極めて異質な音楽性はベイルート、ディアフーフ、スワンズ、マウス・オン・マーズからカリブーまでジャンルの枠を越え多くのアーティストを惹きつけてやみません。ジェレミーは、シカゴに住んでいた頃に出会った1枚のウクライナ音楽のレコードをきっかけに、東ヨーロッパ、バルカン、中近東、西アジアなどの音楽へと傾倒。その頃、彼が住んでいた住んでいたアパートには様々なバックグラウンドを持った多国籍な住人がいて、食事時にはそれぞれのキッチンから全く違う匂いが香っていたそうです。そのエピソードの多国籍な風景からも連想されるように、彼らの音楽は、特定の民族音楽にフォーカスを当てるのではなく、インディ音楽由来の自由な発想で構築し、様々なエッセンスが入り込む余地を残した、無国籍的な、どこにも存在しない架空の国の民族音楽として響きます。サウンドトラックのようでもあるそのサウンドは、エミール・クストリッツァやテオ・アンゲロプロスの劇中音楽を想起させます。「彼らはオマージュでも博物館に陳列されてるものでもない」(カリブー)との推薦文にも納得!A Hawk And A Hacksawの奏でる音に、インディファンは耳馴染みのない旋律とリズムに強く好奇心を掻き立てられ、ワールドミュージックのファンはそのどこにも存在しない折衷的で無国籍な世界観に新鮮な響きを覚えるでしょう!

共演は2組。

ダニエル・ジョンストンを彷彿とさせるあまりにも独特なハイトーンボイスの放蕩ロックスター"岡沢じゅん"。チューニングが狂おうが、弦が切れようがおかまいなし、歌の骨格が凄まじく僕らの心を掻きむしる、崩壊寸前な彼の魅力をまるごと味わえるソロセット。

くぐもった奇妙なエコーサウンドと煌めきのシンセサウンドに分厚く塗られた音像の中で、失われた風景を思うような感傷的かつ歌謡的なメロディが響く男女ボーカルドリーミーフォーク/ウィアードポップバンド”TANGINGUGUN


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2018年12月2日(日) Give me little more.
『A HAWK AND A HACKSAW JAPAN TOUR 2018 松本公演
▽Live: A HAWK AND A HACKSAW(US)/ 岡沢じゅん / TANGINGUGUN
▽料金:(前)¥2,800 / (当)¥3,300  (学割)¥2,000 +1Dオーダー 
▽時間:(開場)18:30 / (開演)19:00
▽予約:give.melittlemore@gmail.com

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A HAWK AND A HACKSAW

USインディ史上に残る大名盤『In the Aeroplane over the Sea』(1998)を残しニュートラル・ミルク・ホテル(Neutral Milk Hotel)が活動を停止した後、バンドのドラマーであったマルチ・プレイヤー、ジェレミー・バーンズ(アコーディオン、サントゥール、ドラム)のワンマン・ユニットとしてニューメキシコ州アルバカーキをベースに始動。2000年代半ばからはヴァイオリン奏者ヘザー・トロストとのデュオ形態が定着。現在までに8枚のアルバムを発表。これまでにウィルコ、キャレキシコ、ポーティスヘッド、アンドリュー・バード、オブ・モントリオールらとのツアー、世界各地でのフェス出演を果たしている。バルカン、東ヨーロッパ、中近東、西アジアなど各所の音楽を取り込んだそのユニークなサウンドは、先述のツアー・メイト以外にもベイルート、ディアフーフ、スワンズ、マウス・オン・マーズからカリブーまでジャンルの枠を越え多くのアーティストを惹きつけてやまない。現在はインディ・レーベルLiving Music Duplicationを主宰、A Hawk And A Hacksaw、2人のソロをはじめ、ジェレミー&同郷ジョン・ディートリック(ディアフーフ)、ソー・ハリス(スワンズ)のユニット、ジョン・コンバーティノ(キャレキシコ)&ナイーム・アモール、トルコのジプシー・クラリネット吹きCüneyt Sepetçi、コーカサス地域の音楽を集めたコンピレーションなど充実作を多数リリース。


岡沢じゅん
徳島県生まれ、小学校1年まで愛媛県、そのあと高校1年の夏まで岡山県倉敷市、高校1年の2学期からまた愛媛に戻り、ファッションデザインに興味を持ちはじめる。 
信州大学繊維学部入学後、前期を終えて休学し渡英、ノッティンガムトレント大学基礎デザインコースに。ある日大学の図書館でJean Dubuffetの画集に出会い、後期からファインアートへ。 
絵は学校で学ぶものじゃないと思い、1年で帰国。将来が真っ白になり、ふとバンドがやりたかったことに気がつく。 
唯一知っているギターの弾ける友達の元ちゃんに電話。 
「バンドやらない?」「いいよー」と彼が言ったので、松本市へ。 
しかしいっこうに本気出してくれないので、友人を頼って長野市へ。 
この頃からすでに居候癖があった。 
休学中だったので大学に籍があり、朝9時から夜9時まで大学の音楽室に入り浸り、ピアノを弾いたりドラムを叩いたりしていた。 
この頃には既に、恵比寿の某ギターショップにてマディーウォーターズレリックのテレキャスターに一目惚れ、持っていたお金ぜんぶはたいて手に入れている。 
大学の友人が海で亡くなり、追悼ライブのため『ざ・はっぴいず』結成。 
ライブハウスから電話がかかってきたのを機に、本格的に活動を開始。この頃には漠然とだけど、絵と唄でやっていこうと決めている。ひとつには絞れなかった。 
満員御礼ワンマンライブ、そしてはじめての関西ツアー、京都磔々、梅田ハードレイン、伊勢リズムという、最高の3日間。 
しかし、メンバーの就職で2004年の3月に活動停止。 
4月から愛媛へ。6月に結婚、11月に息子が生まれる。 
2005年に長野市に戻り、絵と唄の両方でなんとかやっていこうとする。 
子供が1歳になるころだったか、制作のため友人の親が所有していた雑居ビルにアトリエを構え、3階、3Fということで、fafafastudioと命名。 
向かいの部屋に住んでいたサッシにバンドを持ちかけ、『ザ・ビアーズ』結成。 
スタジオや3階、または市民用の貸しスペースに楽器を持ち込んで狂ったようにリハーサル。実際、狂っていたと思う。 
いや、ただ何もわかってはいなかったのだ。未だにそうではあるけれど。 
2008年、バンドはどんどんよくなっていたが、お金は底をついて、ファーストアルバムのレコ発のタイミングで全てがピークに至り崩壊、バンドも家族も僕自身も。 
すべて無くした気で、もう歌えそうになくなっていたけど、名古屋のJaajaのゆうにゃんが、いい歌なんだから歌ってよ、と言ってくれて、いろんなところに連れていってくれたおかげで、ゆっくりとなんとか復活。 
2010年夏、Jaajaといっしょにスウェーデン、ドイツと演奏ツアー。それまでに2枚のデモCDを制作。 
2011年東日本大震災。そのあとの5月にソロのファーストアルバム、「太陽が濡れている」発売。 
2012年4月頃、家賃が全然払えなくなってきて、強制退去。 
持ち物をほとんど処分して手に持てるだけにし、家なしに。 
ぎりぎりセカンドアルバム「涙で冷やして」完成も、録音や最終ミックスを急いで仕上げたため、なんとなく出せずじまいで今のところお蔵入りに。 
サッシが引っ越したあと、すこしのあいだ向かいに住んでいたイクマくんの松本の家に居候することが増えて、いつのまにか『ぐっとクルー』結成。 
信大銀嶺祭のおりに、にーみくん、いくまくんと3人で演奏したのがきっかけ。 
最初はエレキギター2本とドラムのベースレスだった。 
そのあと5人編成になったりしつつも、いくちゃんとふたり編成に。 
いくちゃんはベースのナガハピくんの家に転がり込み、そこによく行っているうちに今の3人に。 
2013年大晦日、読売ランドのそばに住みはじめて、今に至る。 
2014年2月、ぐっとクルーのファーストアルバム『もたれないワールド』を縁あってP-VINEよりリリース。


TANGINGUGUN

2016年夏に松本で結成されたドリーミーフォーク / ウィアードポップバンド。読み方はタンギンググン。奇妙でlo-fiなエコーサウンドに包まれたサウンドスケープと、男女ボーカルによる歌謡感溢れるメロディ&ハーモニー。 2017年夏の終わりに完全DIYで制作された初音源となる5曲入りカセットテープ『馬鹿な魚』をリリース。 現在はドラム、シンセサイザーの新メンバーが加わり四人編成をメインに活動。2018年6月には、松本のバンドher braidsとともに韓国・ソウルで2日間のスプリットライブを行う。
これまでに、Tara Jane O'neil(US), Yumbo(仙台), moools(東京), Dustin Wong & Minekawa Takako,cotillon(US), scott and charlene's wedding(AUS), Peach Kelli Pop(US), Parasol(韓国), Goonam(韓国)らと共演。