カナダ・モントリオールを拠点に活動するサウンドコラージュアーティストJean Cousinによるソロプロジェクト”Joni Void”が、嶺川貴子とのミニツアーとして2019年以来久しぶりにギブミー登場!松本を拠点にしたモジュラーシンセ愛好家によるオンラインショップ電氣美術研究會との共同企画でお届けします。
"Joni Void"は、カナダ・モントリオールを拠点としたサウンドコラージュ音楽家。14歳で独学で音楽制作を学び、イギリスの人気SFテレビ番組「Doctor Who」の音楽を手がけた電子音楽の先駆者デリア・ダービシャーや、ヤン・ティルセンやフィリップ・グラスなどが作曲した映画音楽、Boards of Canada、Four Tetなどの2000年代のエレクトロニカなどからのインスパイアされながら、オンライン上を中心にJonny_ripperとして活動していた彼。モントリオール移住後は、GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR主宰のConstellation Records周辺のDIYシーンの中で、ライブミュージックとしての身体性を身につけ、自身の音楽をより骨太で多面的なものにしていきます。自身で「Tape Vortex / Musique Verité / Memory Collage」と定義する彼の音楽は、日々カセットプレイヤーで記録した様々な音の記録、古い実験映画、自身の子どものころから現在までの個人的な記録からの音(ボイスメモ、ホームビデオ、ビデオゲーム…)、友人の声などを素材として用いながら緻密にエディットされたシュールレアリスム的で、抽象的なパズルのようなコラージュ世界を提示します。アップデートされたミュージック・コンクレートでもありながら、アンビエントとエレクトロニカの中間で鳴るミニマルなダンスミュージックとしても響きます。硬質な電子音、耳元でささやくような数々の声、サンプリング劣化による暖かくノスタルジックな打音が同時に漂う音の渦に浸ると、ドキュメンタリー映画でも眺めているような生々しい他人の生活の息吹を感じつつ、同時に幽霊たちの終わりなき徘徊を眺めているような心地に…。パーソナルな体験、実感を掘り下げるような内省的な世界観をもっているようでありながら、(かなり静的ではあるが)同時にエクスペリメンタルヒップホップとも共鳴するようなビート感やサイケデリック性を持ち合わせた彼の混沌とした音世界をお楽しみに!
"Joni Void"は、カナダ・モントリオールを拠点としたサウンドコラージュ音楽家。14歳で独学で音楽制作を学び、イギリスの人気SFテレビ番組「Doctor Who」の音楽を手がけた電子音楽の先駆者デリア・ダービシャーや、ヤン・ティルセンやフィリップ・グラスなどが作曲した映画音楽、Boards of Canada、Four Tetなどの2000年代のエレクトロニカなどからのインスパイアされながら、オンライン上を中心にJonny_ripperとして活動していた彼。モントリオール移住後は、GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR主宰のConstellation Records周辺のDIYシーンの中で、ライブミュージックとしての身体性を身につけ、自身の音楽をより骨太で多面的なものにしていきます。自身で「Tape Vortex / Musique Verité / Memory Collage」と定義する彼の音楽は、日々カセットプレイヤーで記録した様々な音の記録、古い実験映画、自身の子どものころから現在までの個人的な記録からの音(ボイスメモ、ホームビデオ、ビデオゲーム…)、友人の声などを素材として用いながら緻密にエディットされたシュールレアリスム的で、抽象的なパズルのようなコラージュ世界を提示します。アップデートされたミュージック・コンクレートでもありながら、アンビエントとエレクトロニカの中間で鳴るミニマルなダンスミュージックとしても響きます。硬質な電子音、耳元でささやくような数々の声、サンプリング劣化による暖かくノスタルジックな打音が同時に漂う音の渦に浸ると、ドキュメンタリー映画でも眺めているような生々しい他人の生活の息吹を感じつつ、同時に幽霊たちの終わりなき徘徊を眺めているような心地に…。パーソナルな体験、実感を掘り下げるような内省的な世界観をもっているようでありながら、(かなり静的ではあるが)同時にエクスペリメンタルヒップホップとも共鳴するようなビート感やサイケデリック性を持ち合わせた彼の混沌とした音世界をお楽しみに!
今回は、ヴォーカリスト/エレクトロニクス奏者として90年代より活動を続ける"嶺川貴子"もゲストとして登場!バッファロー・ドーター全面バックアップによる1996年の『Roomic Cube』はじめ、2000年の『Maxi On』までソロ名義での諸作は海外での評価も高く、近年はダスティン・ウォンとのduoユニットを筆頭に、ippei matsui、FOODMAN、koji nakamura、灰野敬二、mmm、YTOMOなどの幅広い表現者とのライブでのコラボレーション/音楽制作を行っています。遠い記憶の向こうから語りかけてくるかのような重力から自由な繊細な歌声と、一音一音に生命が宿ったかのような生々しいオーガニックな電子音、身近な音から異界を立ち上げる魔術的なサンプリング音が交差した、微かな気配の連なりから一つの生態系が立ち上がるような音象風景を立ち上げます。時に妖しげでもありながら、清々しさと可憐さももちあわせたミニマル電子音楽の世界をお楽しみに。
共演はこの3組!
"THE NAMPA BOYS"のベーシストとして知られ、現在はバンド"luvliminall"で活動する"TNKYK"がモジュラーシンセセット登場!ロック/ポップフィールドで活躍する傍ら、自己のアナザーサイドとしての実験的なアプローチを探求する貴重なセット、お見逃しなく!
電子工作、マイコンに精通するギークであり、日々ハードオフのジャンクコーナーをディグりながら見つけた愛らしい機材を操り奇怪な音と戯れる"ヤバしもン"。ゲームボーイや、ガジェットシンセ、自作の謎電子楽器などを中心に構成される独特のセッティングからは、近年の「lo-fi」とは全く異なった文脈で鳴る彼の趣味性が結晶化したようなチープで禍々しく妙なポップネスに溢れた異形なビートが飛び出します!
そして、今回の共同企画者である「電氣美術研究會」主宰の"sho sugita"。オブソリートで懐かしいシンセや自作・改造楽器を響かせる電子音ギークであり、大正時代のアヴァンギャルド詩を主に扱う翻訳家としても活動する彼。コロナ禍でひっそりと組み上げてきた巨大モジュラーシンセラックを持ち込んだ、生成音楽としての楽しみが詰まったエクスペリメンタルセットを聴かせてくれます。
実験的でありながら、どこかそれぞれのユーモアやポップセンスが感じられそうな異色のエクスペリメンタルナイト!お楽しみに。
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2023年7月13日(木)
Give me little more.
『Joni Void Japan tour 2023 with 嶺川貴子』
▽LIVE:Joni Void(カナダ) / 嶺川貴子(東京) / TNKYK / ヤバしもン / sho sugita
▽料金:(前)¥2,500/(当)¥3,000(ドリンク代別)
▽時間:(開場)18:30 / (開演)19:00
▽予約:give.melittlemore@gmail.com
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Joni Void
嶺川 貴子