2018-11-03

2018年11月3日(土)『yumbo 20周年記念公演 実在する世の中』


yumbo

仙台の至宝アヴァンポップ楽団"yumbo"による結成20周年を記念したワンマンライブ!

仙台を拠点に活動する澁谷浩次を中心としたアヴァンポップ楽団”yumbo”が結成20周年を記念してワンマンライブをギブミーにて行います。

幻想と文学と日々の暮らしが交差する言葉、童謡もしくは優れた歌謡曲のようなメロディ、淡々とした歌声、ホルン、ユーフォニウム、トロンボーン、クラリネットなどによる放課後のブラスバンドのようなほどよい緊張感と穏やかさが混ざった管楽器の響き、現代音楽の旋律を奏でる不穏なギターが時折ギラリと光り、揺れながらもまるで歌のような叙情性を感じさせる生々しい人肌のグルーブが行進する…作為/無作為の境界が溶け合いながら、危うさ、癖、ズレまでもが一つの生態系のように蠢くyumboの不思議な音楽。この音楽性は、彼らが歩んできた時間の中で、様々な状況の変化を面白がりながら、紡がれてきました。

遡ると1998年の結成当初のyumboは、歌ものではなく、即興的な実験演奏を行うバンドだったようです。もともと中心人物である渋谷氏は「日々之泡」という名前の即興音楽集団で演奏を行なっていて、その現場での出会いが発展し「yumbo」は結成されました。転換期となったのは結成から4年ほど経った頃の初代ボーカリストとなる大野氏と出会い。彼女の歌声に触発され、それ以降は歌を主体とした音楽性へと移行。そこで、渋谷氏のソングライティングの才が開花し、現在のyumboにつながる歪な歌もの音楽が生み出されていきます。その後は、テニスコーツ主宰majikickでのリリースや、渋谷氏が10代の頃から憧れだったという工藤冬里率いるマヘルシュラルハシュバズとの交流を経て、少しづつ彼らの存在が各地で認めらていきます。そんな頃、ボーカリストの大野氏が脱退。2010年以降からは、高柳氏がボーカリストとして加入し、物語をそのまま伝達するような裏表のない淡々とした歌声の魅力により、第二期ともいえる現在のyumboの姿が形づくられていきます。

yumboの音楽は、強くメッセージを表明してくるものではなく、「歌」を巡るやり取りの中で生まれ出てしまった現象のようなものを、こちらが眺めたり、拾い上げたり、戯れたりするような楽しさに溢れています。今回のワンマンライブでは、総勢8人編成で、時間をたっぷりと使ってお楽しみいただけます。メンバーが各地に散らばっているということもあり、とても貴重なyumboのライブ。存分に味わえる機会はなかなかありません。本当に、お見逃しなく!(今回は、限定35名。すでに予約入ってきていますので、なるべくお早めにご予約ください。)

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2018年11月3日(土) Give me little more. 
yumbo 20周年記念公演 実在する世の中
LIVE:yumbo
▽料金:(前)¥3,500/(当)¥4,000/(学割)¥2,500(ドリンク代別)
▽時間:(開場)19:00 / (開演)19:30 
▽予約:give.melittlemore@gmail.com
ソールドアウトの可能性があります。お早めにご予約を。

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