2017-06-30

2017年6月30日(金)ライブイベント『マジックハテナ』

大谷氏

53235

あたまに心地よいハテナを!強烈な個性がぶつかりあう異種格闘技的表現者の集い。

あたまに思わず心地よいハテナが浮かんでしまう、カルトな魅力溢れる表現者たちが集います。

1組目のゲストは、「ホルモン鉄道」(パスカルズ&元たまの石川浩司との長年のデュオ)の片割れとしても知られる富山のベテラン怪物シンガー"大谷氏"。バカバカしい下ネタから、皮肉たっぷりの時事ネタ、温泉、夢想とほのぼのした生活が交差する情景描写まで、彼の小さなのフォークソングの世界には、中年にしか醸し出せないペーソスたっぷりな味わいと、根底に潜んだ血気盛んなパンクの両極を感じます。カブキ者としてのサービス精神、フォークシンガーとしてのシリアスな眼差し、爆笑の先に、目には滲む涙…いつまでたっても真っすぐ歩けないすべての大人に捧ぐ彼の歌、必聴です!


2組目のゲストは、七尾旅人や石橋英子も賛辞を送る土着的妖精フォークデュオ"K'DLOKK(ケイドロック)"の片割れであり、「こうふのまち 芸術祭」の発起人としても知られる女性シンガー"53235ゴミフミコ)"。大友良英、テニスコーツ、山本達久、石原岳らと共演する中で磨かれた繊細な即興性と、自我をこえた盆踊り的全員巻き込み型の爆発力を併せ持つ彼女。甲府の老舗味噌屋の娘として生まれ、中学時代にはハンガリーでステンドグラスやハンディクラフトを学び、沖縄の大学では伝統工芸を学び、オルタナティブスペースcotefを運営、東京でのアート関係の仕事を経て、中米ベリーズで美術の先生として働き、現在は再び山梨に居住、2017年には鍼灸師国家試験を取得…というもはや一人の人生とは思えないほど様々な風景を通過し、フル回転で突き進む彼女のエネルギーを浴びよ!今回は、八ヶ岳在住のホーメイ歌手 / イギル奏者の"葛目絢一"をゲストに向かえたデュオ編成でのライブとなります。


迎える松本勢は、異色の3組。


1組目は、中年オヤジたちによる青春不発弾ツーピースインディパンクバンドハナダイズ” !種火のようにくすぶり続ける終わらない青春の葛藤を、スカスカでヨレヨレのギターポップサウンドにのせて叩き付ける様は、誰もが目に焼き付けるべき!


2組目は、シリアスな現実を頭がねじれるようなとびっきりのナンセンスとユーモアで射抜く、脳内に直接語りかけてくるような朗読的口調が素晴らしい、オーバー60なのに(だからこそ)妖精のような佇まいの詩人/フォークシンガー"ふあ"。


3組目は、ライブに混ざって、演劇です。高知発、東京経由で演劇をやるために突然松本に移住して来たlo-fi演劇青年"中西 俊貴"による新生演劇プロジェクト"nakanishi toshitaka lab"。セリフ主体の演劇表現を否定し、「ありのままで舞台に立つ」ことを追求する彼の表現、今回はどんなアプローチをみせるのか!?


世代もジャンルもぐちゃぐちゃに混ざりながら、シリアスな現実にそれぞれの「ユーモア」を突きつけて猛進する5組の不思議ナイト!お楽しみに。


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2017年6月30日(金)Give me little more.
ライブイベント『マジックハテナ』
▽出演:大谷氏(富山)、53235 + 葛目絢一(山梨、富士見町)、ハナダイズ、ふあ、toshitaka nakanishi lab
▽時間:19:00(開演)/18:30(開場)
▽料金: (前)¥1,800/(当)¥2,300 *ドリンク別
▽予約:give.melittlemore@gmail.com

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大谷氏
知る人ぞ知る富山の怪物シンガー。
ある時は、ほのぼのとしみじみと類いまれなる表現力で弾き語り、
ある時は過激にアバンギャルドに独特の歌世界を描く鬼才アーチスト。
ソロをはじめ、元たまの石川浩司とのデュオ、ホルモン鉄道やバンドなど富山と東京を中心に各地でライブ活動を25年以上コンスタントに続けている。

53235 (ゴミ フミコ) [K’DLOKK] from 山梨
老舗甲州味噌屋に生まれる。山梨-ハンガリー-沖縄-東京-ベリーズでの生活を通し、布を織り、祭りを作り、歌を歌うアーティスト。2017年には鍼灸師国家試験を取得。様々な活動を通し、価値観の多様性を表現しながら生きている。