「もの」と「音」と「暮らし」をめぐるトークイベントを開催します。高円寺の名物音楽空間”円盤”店主の田口史人がお送りするレコード寄席。今年は、田口氏の初の単著『レコードと暮らし』(夏葉社)の発刊を記念したスペシャル編でお届けします。
この本は音楽の本ではなく、レコードの本。そして、レコード寄席が取り上げるのも、ポピュラー音楽のためのレコードではなく、昭和を生きる人々の暮らしの中にあった記録媒体としてのレコード。たとえば、農協からのお知らせや、企業からの宣伝、結婚式の引き出物や、我が母校の校歌や、アイドルのひそひそ話など…人々の意識には上がらないほど暮らしの隅々に存在していた忘れられたレコードたち。田口氏の軽妙なナビゲートとともに、一枚一枚そのレコードたちを聴きながら、そこから立ち上がってくる昭和の暮らしに思いを馳せる時間をぜひ味わってみてください。
ストリーミングサービスが日本でも本格化する一方で、世界的にアナログレコードの需要が急激に高まり、人々の「音」と「もの」をめぐる意識が少しづつ変わってきています。私たちの暮らしの中で「音」と「もの」の関係性が今後どのようになっていくのか、改めて思いをめぐらせる良いきっかけになるのではないでしょうか。
オープニングライブには、卓上に並べた数々の玩具などを用いてドローン演奏を行う金沢の音楽家・ASUNA。
レコード好き、昭和好き、ものづくりに興味がある人、珍しいもの好き、民俗学好き、自分の興味にあわせて様々な角度から楽しめるイベントです。ぜひ、お待ちしております!
11月30日(月)
田口史人『レコードと暮らし』(夏葉社)発刊記念
レコード寄席!
■トーク:田口史人
■オープニングライブ:ASUNA
■料金:(前)1,800yen (当)2,300yen (学生)1,300yen (*すべて1D別)
■時間:(開演)19:30/(開場)19:00
田口史人『レコードと暮らし』(夏葉社)発刊記念
レコード寄席!
■トーク:田口史人
■オープニングライブ:ASUNA
■料金:(前)1,800yen (当)2,300yen (学生)1,300yen (*すべて1D別)
■時間:(開演)19:30/(開場)19:00
▼プロフィール
田口 史人
昭和42年生まれ
80年代中頃から、レコード販売、CD制作、音楽関係の物書き始める。
現在、円盤店主。
田口 史人
昭和42年生まれ
80年代中頃から、レコード販売、CD制作、音楽関係の物書き始める。
現在、円盤店主。
ASUNA
1999年から古いリード・オルガンとエレクトロニクスによるドローンを主体として制作された数々のカセット・テープ作品が、西新宿ロス・アプソン?や、渋谷クララ・オーディオ・アーツといったレコード・ショップにおいて話題を集め、2003年スペインのラッキー・キッチン(Lucky Kitchen)よりアルバム"Organ Leaf"を発表し、CDデビュー。それと前後して発表されていた、解体されたリード・オルガンのモーターとリード蓋の固体振動をピックアップすることによって制作された作品"Each Organ"によって「Improvised Music from Japan」誌上でも音源やインタビューが取り上げられ、その後インスタレーション作品の展示でも注目を集める。それ以降、エイプスタージュ(apestaartje)や360°recordsなど国内外問わず、多数のコンピレーション・アルバムに参加。近作にはHEADZからの集大成的な2枚組アルバム"THIS"と、米ブルックリンを拠点とするミュージック・リレイテッド(music related)からの最新アルバム"flowers"などがある。ソロ活動と並行し、名古屋のteasi、鳥取のトリレーベルのshibata、カナダのSecret Mommy、韓国のMagazine King、そして東京では元WrKの佐藤実(m/s、SASW)、My Pal Foot Foot、sawako、OPQらとコラボレーション活動も多数行ってきた。また、自身のレーベルao to ao(http://d.hatena.ne.jp/aotoao/)を主宰している。