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2015-10-19

2015年11月22日(日)「FOUNTAINSUN JAPAN TOUR 2015」

ファウンテンサン
the medium necks

ASUNA

キリンボウ

ポストハードコア界の怪魚・ラングフィッシュのダニエル・ヒグスによる
ユニバーサル・フォークユニット・ファウンテンサンが登場。

ディスコードより11枚のアルバムをリリースしたポストハードコア界の怪魚・ラングフィッシュの中心人物”ダニエル・ヒグス”と、東京生まれNY経由の写真家、マルチ演奏家、翻訳家”石井文得”による新しい音楽プロジェクト・”ファウンテンサン”、来日決定!デビューアルバム『MUSIC TODAY』は、バンジョーやガット・ギター、民族楽器、マントラの読呪とわらべ歌で織りなす親密で緻密なアンサンブルと、制作スタジオが位置するビッグ・サー(ジャック・ケルアック、リチャードブローティガンらの著作でも知られるカリフォルニア州の人口希薄地域)の厳かな自然の呼吸が、共に刻み込まれたユニバーサル・フォーク・ミュージックな傑作。共演は、アヴァンフォークサイケデリックバンドhelllのメンバーでもある飛田左起代による粒子の粗いローファイかつ美しい音像、少女のような歌声が魅力なソロプロジェクト”the medium necks”、童心と理知、繊細さと破天荒が内在するアンビエント/ドローンサウンドを卓上に並べた数々の玩具などから生み出す音楽家ASUNA、松本からはポンコツサンプラーとカリンバ、さらには木魚にギターコンパクトエフェクターをつないでトライバルなサイケサウンドを生み出すトラックメーカー・キリンボウ。小さな演奏から生み出される宇宙にトリップできる夜をお楽しみください。

11/22(日)
「FOUNTAINSUN JAPAN TOUR 2015」
■時間:時間:18:30(開演)/18:00(開場) 
■料金:料金:(前)¥2,000 / (当)¥2,500 / (学生)¥1,500(ドリンク代別) 
■LIVE:FOUNTAINSUN(from US),The medium necks,ASUNA,キリンボウ

▼プロフィール
ファウンテンサン

米バージニア州アーリントンのシンプル・マシーンズ、ワシントンDCのディスコード・レコーズからの諸作で知られるボルチモアが生んだポスト・ハードコアの怪魚、ラングフィッシュのフロントマン/詩人のダニエル・ヒグスがニューヨーク在住の写真家/マルチ演奏家であるフミエ・イシイとはじめたニュー・プロジェクト。親密にして緻密、バンジョーやガット・ギター、エキゾチックな打楽器の数々、マントラの読呪とわらべ歌で織りなすユニバーサル・フォーク・ミュージックは、早速ヒグス翁の熱心な信奉者のひとりであるボニー・プリンス・ビリーの米西海岸ツアー・メイトにも抜擢、じわじわとその噂を広げている。

The medium necks
アヴァンフォークサイケデリックバンドhelllのメンバーでもある飛田左起代のソロプロジェクト。
2004年アルバム「the medium necks」を制作。音楽制作と平行してオリジナルハンドメイドクロージングの制作も始める。
asunaのレーベルaotoaoから2007年より「stars,stars」をきっかけに3作品をリリース。
asuna,Charles Rumbackと共に2011年アメリカ〜カナダツアーを行う等国内外で活動している。

ASUNA


1999年から古いリード・オルガンとエレクトロニクスによるドローンを主体として制作された数々のカセット・テープ作品が、西新宿ロス・アプソン?や、渋谷クララ・オーディオ・アーツといったレコード・ショップにおいて話題を集め、2003年スペインのラッキー・キッチン(Lucky Kitchen)よりアルバム"Organ Leaf"を発表し、CDデビュー。それと前後して発表されていた、解体されたリード・オルガンのモーターとリード蓋の固体振動をピックアップすることによって制作された作品"Each Organ"によって「Improvised Music from Japan」誌上でも音源やインタビューが取り上げられ、その後インスタレーション作品の展示でも注目を集める。それ以降、エイプスタージュ(apestaartje)や360°recordsなど国内外問わず、多数のコンピレーション・アルバムに参加。近作にはHEADZからの集大成的な2枚組アルバム"THIS"と、米ブルックリンを拠点とするミュージック・リレイテッド(music related)からの最新アルバム"flowers"などがある。ソロ活動と並行し、名古屋のteasi、鳥取のトリレーベルのshibata、カナダのSecret Mommy、韓国のMagazine King、そして東京では元WrKの佐藤実(m/s、SASW)、My Pal Foot Foot、sawako、OPQらとコラボレーション活動も多数行ってきた。また、自身のレーベルao to ao(http://d.hatena.ne.jp/aotoao/)を主宰している。

2015年11月14,15日(土、日)『MOOSIC LAB 2015 松本』


隠れた才能がぶつかりあう、映画と音楽の祭典『MOOSIC LAB』今年も開催!!

新進気鋭の映画監督とミュージシャンがタッグを組んだ短編オムニバス映画の特集上映イベント「MOOSIC LAB」。『SR サイタマノラッパー』シリーズ(入江悠監督)や『ライブテープ』(松江哲明監督)などの音楽映画の配給を手がけてきたSPOTTEDPRODUCTIONS が立ち上げたこの音楽と映画のコラボレーションによる実験
が、今年もGive me little more.にやって来ます!コミュニティシネマ活動を展開する松本CINEMA セレクトとコラボし「MOOSIC LAB 2015 松本」をお届けします。
ギブミー川向いのゲストハウス東家にて撮影された『マイカット』を筆頭に
4プログラム全8作品をお楽しみいただけます。

『MOOSIC LAB 2015 松本』
11月14(土),15日(日)
料金:各プログラム(前)1プログラム1200円 /(当)1400円 (ドリンク代別)
上映日程:
Aプロ『ライブハウスレクイエム』60分 『101回目のベッド・イン』60分
14日 14:00〜 15日18:30〜
Bプロ『ねもしすたぁ』50分 『いいにおいのする映画』68分
14日 16:30〜 15日12:00〜
Cプロ『マイカット』45分 『劇場版 復讐のドミノマスク』70分
14日 ①19:00〜 ②22:00〜 15日14:30〜
Dプロ『劇場版 しろぜめっ』60分 『DREAM MACHNE』32分
15日16:30〜

★14日①19:00からの終了後、『マイカット』の小根山監督のアフタートーク。

 細身のシャイボーイさんのミニライブ開催。

『ライブハウス レクイエム』
松本卓也監督×マチーデフ&サイボーグかおり

松本監督短編『帰ろうYO!』で初共演。今作で再びタッグを組む。【マチーデフ】ラッパー。書籍「ラップの教科書」著者。ラップの先生としても幅広く活動中。【サイボーグかおり】ヒューマンビートボクサー。役者として園子温監督『リアル鬼ごっこ』にも出演。


『101回目のベッド・イン』
サーモン鮭山監督+破れタイツ監督×ベッド・イン

日本に再びバブルの嵐を起こすべく、80年代末〜90年代初頭へのリスペクト精神により完全セルフプロデュースで活動中の地下セクシーアイドルユニット。


『ねもしすたぁ』
 根本宗子監督×せのしすたぁ

今年のりんご音楽祭にも出演した福井県のアイドルグループ。福井県のご当地アイドル「アミ〜ガス」からの派生ユニットで主に県外を中心に活動をしている


『いいにおいのする映画』
 酒井麻衣監督×Vampillia

大阪が産んだ美しく毀誉褒貶に満ちたブルータルオーケストラ。タスマニアギター、ノイズギター、ベース、ピ アノ、ストリングス、ツインドラム他10数人のメンバーで構成された壮大なライブは必見


『マイカット』 松本ロケ作品
小根山悠里香監督×Maison book girl

コショージメグミ(ex/BiS)、矢川葵(ミスiD2015)、井上唯、和田輪の4人で構成されたアイドルユニット。プロデューサーはソロアイドル「いずこねこ」を手がけていた音楽家のサクライケンタ。ファッションブランドも展開するなど音楽に限らない幅広いシーンで活躍中。


『劇場版 復讐のドミノマスク』
室谷心太郎監督×細身のシャイボーイ

学生時代、船舶の機関士を目指していた名残で、ライブ中は航海訓練所の白い制服を着用している。映画「日々ロック」に楽曲提供したことがきっかけで映画製作に興味を抱き、室谷組「復讐のドミノマスク」参加へ至る。


森孝介監督×スガダイロー

ピアニスト。1974年生まれ。鎌倉育ち。即興を主体としたプレイスタイル、野獣のように、時に優雅に。その重要度から、対決・共演したアーティストは数え切れない。

ターボ向後監督×禁断の多数決、BRATS

(禁断の多数決)シノザキサトシ、はましたまさし、ほうのきかずなり、ブラジル、加奈子、上野勇介、水蓮寺・J・さひろをメンバーとするオルタナティブポップグループ。2015年秋、待望のニューアルバム「The The Bladerunner」をリリース予定。(BRATS)黒宮あや、そしてミスiD2015に選出された黒宮れいの姉妹を中心に2011年に結成。2015年、Gt / ひより、Dr / おししが正式メンバーに加入し1stシングル「MISERY」をリリース。

2015年11月7日(土)『GONDOU CALLING 2Days』

ダメ人間ロックバンド・前川エクスプロージョンによる自主企画
権堂コーリング


細身の身体にシャツをピリッと着こなした関西フォークシーンの重鎮・正垣祐樹が大阪からやってきます。ビートルズ愛、ビート詩人へのリスペクトを全開に生み出された独特の地に足をつけた目線で綴られた日常のファンタジーを、おとぼけぎみの抜いた感じで表現する彼の歌。初期時代のネオンホールとも古くから交流があり、長野にThe End以降の新しいフォークシーンを生み出すきっかけにもなった人物です。(このあたりのエピソードは先日発売されたジ・エンドトリビュートアルバムに詳しく載っています。)共演は、フロム横須賀のロックバンド・”MULETEAM”、New Wave、Post Punk的アプローチのリズム構築、漂うゴシックな妖しさ、さらに歌謡的な分かりやすさまでも内包した音楽を展開するベアーズマーキン、そしてイベント主催バンド、正攻法な潔いエイトビートを貴重としたダメ人間によるやたらとグっとくる”前川エクスプロージョン”。長野ネオンホールとの2DAYイベントの松本編。

2015年11月7日(土)
『GONDOU CALLING 2Days』
■料金:(前)¥1,500 (当)¥1,800  *ドリンク別
■時間:開演19:30 / 開場19:00
■ライブ:正垣 祐樹(from大阪), MULETEAM(from横須賀),ベアーズマーキン,前川エクスプロージョン
■DJ:平林キャプテン



2015年10月31日(土)『SOUND LAB vol.9』


長野ライブハウスシーンの俊英たちが集う
WPXによる自主企画ライブイベント


90’s USインディ、渋谷系への傾倒を素直に反映させた音楽制作を行う”WPX”のフロントマン・ミスオカツヤによる自主企画ライブイベント『SOUND LAB』。ライブハウスに足しげく通うミス氏によりセレクトされたアクトが出演!2ピース編成へと姿を変えた中年オヤジたちによる青春不発弾インディパンクバンド・”ハナダイズ”、ポンコツサンプラーとカリンバ、さらには木魚にギターコンパクトエフェクターをつないでトライバルなエスノサイケサウンドを生み出すトラックメーカー・”キリンボウ”、メタルコア、叙情ポストロック、激情ハードコア、オルタナに由来するラウドな音像とポエトリー調のスポークンボーカルによるエモーショナル5人組バンドkOTOnoha、そして”WPX”。DJは、USインディ/ポストパンク/ネオアコを中心とした選曲、Hungry Beat!主催のrikomaeda。

2015年10月31日(土)
『SOUND LAB vol.9』
■料金:¥1,500  *ドリンク別
■時間:開演19:00 / 開場18:30
■ライブ:
ハナダイズ、キリンボウ、kOTOnoha、WPX
■DJ:rikomaeda



2015年10月30日(金)Hungry Beat! #5 The Small Square / Scott & Charlene’s Wedding Japan Tour 2015


 scott & charlene's wedding


The small square

海外アクト2組が出演する
インディポップパーティーHungry Beat!開催!

 ジャカジャカギターとポップサウンドに飢えた人、集まれ!今回のHungry Beat!は、海外ライブアクト2組を迎えた豪華な面々でお送りします。

まず一組目は、90年代のUSパワーポップ、ギターポップの立役者であり、ダイナミックなロック・サウンドと甘酸っぱいメロディで、日本では渋谷系のアーティストやバンドからもリスペクトされたVelvet Crushのシンガー/ベーシスト、ポール・チャスティンによる新しいユニット “The Small Square”。彼が10年にわたり書きためたという、心に染み入る泣きメロと変に大人びらない爽快さが織り交ざる、深度を増した楽曲を収録したセルフタイトルアルバムを引提げて松本にやってきます。ドラマーはShoes, Gin Blossomsなどシーンの中で錚々たる面々のバックをつとめてきたジョン・リチャードソン。さらに、今回はパワーポップの開祖としてリスペクトを集めるトミー・キーンがギタリストとして参加!ギターポップ好きはもちろん、最近のUSインディを熱心に追っている人にも是非観てもらいたいです。

共演は、最近ローファイバンドシーンが熱を帯びているメルボルン出身の”Scott & Charlene’s Wedding”が登場!ジャカジャカストロークのギターと鼻づまりトーンギターのラフなアンサンブル、素っ恍けた歌によるチャーミングな泣きギターポップを展開!PavementやPastels好きはもう必見、ドリーミーで気だるいサウンドはソフトサイケファンの琴線にも触れること間違いなし。

地元アクトには、ガールズパンクバンド・同時多発ネコが登場!高校生がやっているヤバいバンドがいる!と、松本を中心に事件になった彼女たちの登場から4年ほどが経過。この夏に復活。現在の視点で新曲づくりに励んでいるとのこと。この日はたくさん新曲が聴けるのではないでしょうか!

ゲストDJは、松本と海外インディシーンの架け橋をつくってきたイベント"CRAZY RHYTHMS"主宰、まきのしん。レギュラーDJはもちろん、Hungry Beat!クルーでお送りします。

2015/10/30 (金)
『Hungry Beat! #5
The Small Square / Scott & Charlene’s Wedding Japan Tour 2015』


■Live:
The Small Square
Scott & Charlene’s Wedding
同時多発ネコ

■DJ:
まきのしん(CRAZY RHYTHMS)
Hungry Beat! DJs


■時間:open:18:30 start:19:00
■料金:(前)¥2,500 / (当)¥3000 / (学生)¥2,000 ※ドリンク代別

■出演者プロフィール
Scott & Charlene’s Wedding 

メルボルンから現在はNYにて活動している時代錯誤も甚だしいグランジ・ファッションに身を包んだクレイグ・ダーモディーのバンド。オーストラリアの長寿ドラマ『ネイバーズ』の登場人物、スコット・ロビンソンとシャーレン・ミッチェルが第523話で結婚したのをそのままバンド名に。2010 年、自主制作1st『Para Vista Social Club』が好評を得て、ワールドリリース。PITCHFORK、NMEなどで高評価を獲得。2013年、2nd『ANY PORT IN A STORM』は日本でも話題に。オージーインディの伝統を継承しつつ、ペイヴメント、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、パステルズ、テレヴィジョンなどからの影響をピュアにアウトプットしたレイジーでスウィートなギター・ポップスを鳴らすニュー・ローファイ・アイドル!!!

The Small Square(PAUL CHASTAIN)

1989年、Choo Choo Trainを前身として、ヴェルヴェット・クラッシュを結成。ティーンエイジ・ファンクラブのEverything Flowsのカバーがきっかけとなり、英国のクリエイション・レコーズと契約。USギターポップ・シーンの立役者として存在感を放つ。バンドは1996年に解散するも1998年に再結成、2004年には最新アルバムを発表。日本では、PUFFYの大貫亜美に楽曲提供をした経験も持つ。2015年、トミー・キーン、シューズ、ジン・ブロッサムズ、ジェイ・ベネットなど錚々たる面々のバックをつとめてきたドラマーのジョン・リチャードソンとともにユニット、ザ・スモール・スクエアを結成。Moor Worksからリリースされる日本盤が世界初CD化となる。

2015-10-16

2015年10月25日(日)『回帰線の南から』田中研二2015帰国ツアー:第六夜(松本公演)




1枚のアルバムをリリースしてシーンから姿を消した
松本に縁の深い伝説的アンダーグランドフォークシンガー
田中研二がオーストラリアより凱旋。

大学時代を松本で過ごし、『女鳥羽川』『すすき川の流れる所』という曲も残した伝説的カルトフォークシンガー・田中 研二がやってきます。松本で歌い始め、その後関西に移動し、フォークパルチザンとして活動。学生運動系の集会などではそのシニカルな歌といつも上ずった声で忙しく唄うそのスタイルが一部で熱狂的な人気に。彼のたった一枚の音源は、兵庫県のキャンプ場で1974年に一発録音された自主制作盤『チャーリーフロイドのように』。この一枚の演奏には友部正人らも参加し、アナログ700枚限定でリリース。軽妙なブラックユーモアに溢れた歌詞は、乾いた笑いを誘う一方、どこに転がって行くのわからない70年代前半の空白感を見事に反映しているようにも聴こえます。現代の空気感にもリンクするところがあり、先日ギブミーでもライブを行った20代のフォークシンガー・工藤祐次郎や、山本精一+見汐麻衣(ex:埋火)もカバーし、彼の歌心はアンダーグラウンドフォークシーンに引き継がれています。80年代に入り、放浪癖が昂じ南半球へと移住し、シーンから姿を消してしまった彼。2015年、まさかの来日ツアーライブ、縁の深い松本でも開催です!!

2015年10月25日(日)
「『回帰線の南から』田中研二2015帰国ツアー:第六夜(松本公演)」
■出演:田中 研二
■時間:開場18:30 / 開演19:00
■料金:(一般)¥2,500 / (大学生以下)¥1,000(*ドリンク代別)

■出演者プロフィール
田中 研二


中国山地の片隅で、団塊世代として生まれるが、まもなく大阪に移る。

信州大学理学部工業化学科に入学するが、もっぱら音楽にうつつを抜かす。
歌い始めたきっかけはもてないために時間を持て余したから。

1970年: 中津川の椛の湖畔で開催されたフォーク・フェスティバルを見に行く。「ひがしのひとし」と知り会う。

「真知子ちゃん」の紹介で、名古屋までヒッチハイクし、「友部正人」や「いとうたかお」に会う。友部正人に借金して帰える。

1971年頃: 名古屋の鶴舞公園で初めて人前で歌う。この頃より名古屋、京都、大阪、東京に足を伸ばすようになる。京都にひがしのひとしを訪れ、
ついでにライブハウスで歌っていた「豊田勇造」のブルースを、初めから終わりまで彼の後で聞く。

1972年: 大阪天王寺野外音楽堂で開かれた「春一番」で歌う。

1973年: 大阪に戻り、大阪、京都、神戸周辺のライブ・ハウスを荒らして回る。
フリークを根城にしていた元「20世紀の谷間社」のグループと、四国、九州、沖縄の珍道中を敢行する。
那覇で「公園のD51」を見る。この珍道中の成果がレコードになる。

1988年: 放浪癖が昂じ、当時のはやりでオーストラリアに国外逃亡する。
1989年: シドニーでアイルランド・ゲール語とアイリッシュ・フィドルを習う。
1992年: オペラハウスを背景に、友人とアイルランド・ゲール語で「ワルツィング・マチルダ」を歌い、アイルランド全土にテレビ放映される。

CD:「チャーリー・フロイドのように」
    「LIVE '74 & '80」

著書:「バイクとキウィたち」(冬樹社)。翻訳: 「ロビンがはねた」全2巻(冬樹社)、
   「オーストラリア-グルメ・パラダイス」、「オーストラリア-伸びゆく国」
   (シドニー、フォーカス出版社)他多数。雑文、雑翻訳の類は数え切れない。)
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文学のような歌の表現に、彼の歌を生で聞いていた時代が鮮烈によみがえる。
そこには今も、なれ合いをかたくなに拒んだ彼の姿がある。 (友部正人)