ポンチャックを換骨奪胎して新たなダンスミュージックを作り出す
韓国最注目プロデューサー"250"(イオゴン)が登場!
ポンチャックを換骨奪胎して新たなダンスミュージックを作り出す韓国最注目プロデューサー、K-POPアイドルグループ"new jeans"の大ヒット曲「ditto」「attention」の楽曲プロデュースでも知られる"250"(イオゴン)が登場!
"250"は、ソウルを拠点に、NCT 127、ITZY、BOA 、E SENSなど、数々のヒップホップやK-POPスターの楽曲制作を手掛ける音楽プロデューサー。kitsuné Club Night韓国ツアーのメンバーにも名を連ね、NTSラジオ、ソウル・ファッション・ウィーク、ガブリエル・ガルソン・モンターノのソウル公演でもプレイするなど様々な分野でラブコールを受ける彼。自身のソロプロジェクトとしては、韓国大衆音楽史において重要な位置を占めるものの、ジャンル的に切り捨てられてきた「ポンチャック」の現代的な再解釈に取り組んでいます。「ポンチャック」は、大衆歌謡として100年以上の歴史をもつトロットをベースにテクノとディスコを融合した独特の混種音楽。安価なシンセとリズムマシンの奏でる独特な2拍子のビートが話題を呼び、日本においても電気グルーヴや幻の名盤解放同盟の紹介によりテクノ・トランス界隈で一時的にブームに。以降は、青果市場や交通情報専門ラジオ局で流れる大衆音楽、ある種の労働歌として脈々と親しまれる一方で、音楽シーンからは忘却されていました。250は、現在では誰もまともに扱おうとしなかったポンチャックに真正面から向き合い、その更新と現行の音楽シーンへの接続に取り組んだアルバム「PPONG」(2022)を4年の歳月を経てリリース!生々しい波動で奏でる哀愁たっぷりな大衆歌謡のエキスが染み込んでふやけたシンセのメロディラインと、摩訶不思議な風情を醸すポンチャックの2ビートに、ライザー、リバース、ボーカルチョップが鳴り響く現代的な音像、フューチャーベース、ハウス、ヒップホップ、アンビエント、ローファイなどを見事に接合させたミュータントなビートミュージックを生み出しました!下町の喧騒が遠くから聞こえてくる賑やかでコミカルなサウンドの中に、less is moreの美学が宿ったクールな音響デザインが、韓国の脈々と続く大衆音楽の世界をレトロリヴァイヴァルとは異なった位相へ運んでいきます!アルゴリズムで分断された様々な世代を一つにする彼の新しいダンスミュージックをお楽しみに!ライブのミキシングエンジニアとして、DRY&HEAVY、LITTTLE TEMPO、OKI DUB AINU BAND、近年ではGEZANなどでの活躍で知られる日本が世界に誇るダブ・マスター"内田直之"が参加します!
共演ライブアクトはこの2組!
音楽家として、高城昌平(cero)、折坂悠太、横山剣、ロボ宙など数々のゲストミュージシャンを招きつつカクバリズムより作品を発表、映像作家としては、cero、キセル、坂本慎太郎などのMV制作などを手がける"VIDEOTAPEMUSIC"。地方都市のリサイクルショップや閉店したレンタルビデオショップなどで収集したVHS、実家の片隅に忘れられたホームビデオなど、古今東西の様々なビデオテープをサンプリングして映像と音楽の制作を行う彼。彼の楽曲は、自分の外にある世界への想像と妄想を膨らませた架空の多国籍ラウンジダンスミュージックという風情を醸しつつ、サンプリングのノイズの向こう側に存在していた人々の暮らしや営みや想いへと想像を広げてくれます。近年ではサンプリングだけではなく、様々な土地を題材にした自身のフィールドレコーディングを用いたり、ゲストボーカルを招いた歌モノの楽曲を制作するなど、過去へのまなざしだけではなく、現代からの応答という視点に磨きをかけた作風を強める彼。レトロスペクティブに過去をネタ的に消費するのではなく、「エキゾチカ」な視点からしか出発できないコンシャスな視点を持ちながら、外部へと少しづつ歩み寄り接近し、体感し、自分の知らない他者へと想像力を働かせていく、そのプロセス自体を焼き付けるような彼の映像と音楽。メロウに火照ったご機嫌なダンスミュージックとしてのシンプルな快楽も常に持ち合わせた彼の懐の深い音楽に包まれて緩やかに踊りましょう!
キセルの”辻村 豪文”によるソロプロジェクト”The Instant Obon”。日本各地の民謡音源をゲストボーカル的に招き入れて再生し、メイン楽器に据えたドラムセットで自ら叩き出すJ Dillaライクに独特に揺れるhip hopビートと、ベッドルームポップスタイルのシンセが時に優しく、時に極太に混ざり合う、いつまでも身を沈めて漂いたくなる陶酔の音世界。ある種の瞑想的な音楽体験でもありながら、暮らしている場所/過去、歴史/大きな社会の動き/と、今、此処に立つ自分の関係性へ想いを馳せずにはいられなくなる静かで鋭い眼差しが宿るビートのリアリズムをぜひご体験あれ!
DJには、ルーツレゲエ、ソウル、ファンク、日本語フォークなどを中心とした選曲で、レコードに宿る土臭さと熱っぽさを運んでくれる"四畳半"が出演!
過去に想いを馳せながら、現在地で摩訶不思議に踊る、そんな素晴らしい空間が生まれる一夜になることでしょう。ソールドアウトが予想されますので、ご予約はお早めに!
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2023年6月11日(日) Give me little more.
『イオゴン - ポン 日本巡回公演 MATSUMOTO』
▽LIVE:250(LIVEset) mixing 内田直之 / VIDEOTAPEMUSIC(LIVEset) / The Instant Obon(キセル/辻村豪文)
▽DJ:四畳半
▽料金:(前)¥3,800 / (当)¥4,300+1Dオーダー
▽時間:open & start 18:30
▽予約:give.melittlemore@gmail.com
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250
VIDEOTAPEMUSIC
The Instant Obon