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2013-12-27

1月26日(日)ゆーきゃん、ミワサチコ、I need me.出演 うたものライブイベント「鼻歌から墓場まで」

ゆーきゃん

ミワサチコ


I need me.

ゆーきゃん、ミワサチコ、I need me.
各地から集まったシンガーソングライターの日常を 異化 する歌を楽しむ
歌もの好き必見のライブイベント!!

メロディの魅力に取り憑かれたら最後、あとは墓場まで歌を持ち込んでしまう。歌もの音楽中毒者たちのためのイベント開催!

京都のインディシーンの立役者、消え入りそうなファルセットボイスで日常の細部を丁寧に紡ぐ静寂の歌い手・ゆーきゃんが久しぶりに松本に来てくれます!福岡からは、ex渚にての田代さんとのバンドセットや、レッドクレイオラとの共演などでも知られるナチュラルサイケデリックシンガー・ミワサチコ。東京からは具体的な日常の描写を身体から遊離したようなファルセットボイスで歌うシンガー・I need me.、松本からは夢見がちに核心をつく言葉が魅力の長橋幸宏(耳なりぼうや)。日常の風景の中から立ち上がってくる見たことない風景がそれぞれの歌に込められています。お楽しみください。

1/26(日)ライブイベント「鼻歌から墓場まで」
出演:ゆーきゃん(富山)、ミワサチコ(福岡)、I need me.(東京)、長橋幸宏
開場18:30 開演19:00
¥1,500(1D別)

ゆーきゃん…


(プロフィール)
シンガーソングライター。いつだってよい音楽を創りたいと思っているけれど、ときどきはひどいライブもする。 駄作も書いた。浮いたり沈んだり、妬んだり焦ったり、人前に立つのも嫌な日さえ、ときどきある。それでも、聞くこと、聴くこと、書くこと、読むこと、見ること、見えること、忘れては思い出して、 眠っては目覚め、歩いては立ち止まり、流れては澱み、生きること、言い切ること、そういうこと、こういうこと、すべてを指してゆーきゃんと言うのだと思う。京都にて10年間続くインディ・フェス「ボロフェスタ」主催メンバーのひとり、オンライン・CDストア「サンレインレコーズ」管理人。「あらかじめ決められた恋人たちへ」のリーダー池永正二とのユニット「シグナレス」、および5人組フォークロック・グループ「欠伸 ACBIS」でも活動中。

ミワサチコ…



(プロフィール)
2002年loop01解散後、ソロ活動始める。基本的には一人で活動。タイミングにより一人だったり、二人だったり、3人だったり。bass:田代貴之(東京)、drums:北村茂樹(福岡)、guitar:枡本航太(世界)。現在はdrgn(dr)とのユニット、danroでも活動中。最近は、freemanにもgu、voで参加。音源リリースは、キッチン録音1と2、beautiful place(bumblebee records)など。

I need me.… 



(プロフィール)
i need me.=阿久津和也。2008年活動開始。様々な表現方法を経て、今はギター1本で歌う。一人だったり二人だったり、多い時は八人で演奏をする。2013年6月、野村和孝主催half yogltよりミニアルバム「okaeri」リリース。




2013-12-26

1月18日(土)井原羽八夏企画ライブ「ウェルカム!ウメ子 夜のマルシェ」

矢谷ウメ子

井原羽八夏

長野の鍵盤弾き語りシンガーソングライター・井原羽八夏が、
Give me little more.にて初めての企画を開催!

ゲストに、ピアノと歌を軸に幻想的な抽象世界を描くシンガーソングライター・矢谷ウメ子さんが大阪からやってきます。音楽と一緒に、出演者の”まいにち”が集まった小さな新春マルシェを開きます。矢谷ウメ子は、大阪の町のオススメ品を、玉屋は木曽で学んでいる木工の作品を、犬飼奈都は、夫婦で作っているこだわり野菜を、井原羽八夏は、スタッフをしている店「ナノグラフィカ」の小冊子『街並み』や、喫茶のメニューあれやこれやを、持ち寄ります。

出演者の日常が、歌とリンクしながら見えるライブイベント。お楽しみください!

1/18(土)「ウェルカム!ウメ子 夜のマルシェ
出演:矢谷ウメ子(大阪)、井原羽八夏、玉屋バンド、犬飼奈都
開場18:30 開演19:30
1,000円 (1D別)

矢谷ウメ子…

(プロフィール)
20歳以降 数枚の自主制作CDを引っさげて全国でライブを行う。2008年にはFM802主催ミナミホイールに出演。ピアノとうたを駆使し、ミニマリズムを軸とした幻想的世界を繰り広げる。抽象的な歌詞は聴く人それぞれの解釈ができ、無数の意味を持つ。


井原羽八夏…

(プロフィール)
長野市在住。長野県内を中心にピアノ弾き語りで活動中。企画室ナノグラフィカのスタッフでもある。













2013-12-05

「女鳥羽ガジェットジャム」


毎月開催のドリーミーな電子楽器セッション会!女鳥羽ガジェットジャム。
次回開催 5月22日(木)

ドリーミー電子音楽家・metoba trafficによるPCを用いずに、ガジェット系電子楽器(カオシレーター、i phone、MPCなど)とエフェクターを駆使しながら、みんなで即興で電子音楽を生み出していく会。見慣れないようなレアな電子楽器の解説から、使える音楽系i phoneアプリの説明まで普段はあまり電子楽器に触ったことが無い人にもとても優しい内容でやっています。スクリーンに投影された映像からインスピレーションを受けてBGM音楽を生成したり、アイデアひとつでいかようにもその場で音を立ち上げていける電子楽器の楽しみを味わえるワークショップ的セッション会です。自前のガジェット楽器、音の出るおもちゃなど持ち込み歓迎で!見学もできますので、ぜひお気軽にお越し下さい。

20:00〜1:00
エントランスフリー! (要1Dオーダー)


(プロフィール)
トラックメイカー。長野県松本市在住、1984年生まれ。いつの間にか浮かび上がってしまっているような軽やかなビート・メイキングと、オーロラのうねりをサウンドにしたようなシンセ・メロディ、キラキラと煌き続けるリフレイン。まるで、Mexican Summerのシンセ・サウンドを、長野の山中で森林浴させたような、清廉で美しいインディ・エレクトロ・ブレイクビーツの大傑作!(comented by Jet set 1st album「here you go」に寄せて)

12月11日(水)「有線5メートル」トーク:DJ zakk

かっくん作

Give me little more.の2フロア構造を活かしたリアルタイムなRADIO NIGHT!

扉のむこうにいるDJの声が、バーカウンターのスピーカーからとりとめもなく流れてきます。カレーパーティー、サブカル座談会、DJ、展示などの要素が混在したイベント「チャンクス」を主催するかっくんこと、DJ zzakのなんでもない話と、なんとなくの選曲を5メートル先のGive me little more.バーカウンターへ。ふつうにふらりと飲みに来てくださいー!



21:00〜放送開始(バーは20:00〜通常営業 入場は無料です。) 

2013-12-04

1月9日(木)「MARCHING BAND Japan Tour 2014 」 松本公演 出演:MARCHING BAND、Toriqumo、slum

MARCHING BAND
スウェーデンの天才ポップ職人デュオ、初来日松本公演はGive me little more.!

2013年10月、世界に先駆けて日本でリリースされた現代の『ホワイト・アルバム』とも言うべき傑作3rdアルバム『SO MUCH IMAGINE』をリリースしたばかりの、スウェーデンが誇る天才ポップ職人デュオ、MARCHING BAND。星野源はじめ、数多くのミュージシャンから絶大な信頼を得ている彼らが、クァルテット編成で、遂に待望の初来日!

松本公演は、Give me little more.にて行われます。
共演は、ゆっくりと着実に名曲を生み出してきた飯田のインディポップバンドToriqumoの前回8月に大好評だったアコースティックステージと、USインディから、60'sソフトロック、日本語フォークまでをごった煮にしてつくられたしらない手触りの「ポップソング」を探して活動中の三人組・slum。

ベルセバなどのネオアコ好きはもちろん、全POPファン必見の貴重な夜になることは間違いありません!お見逃しなく!

1/9(木)「MARCHING BAND Japan Tour 2014  松本公演
出演:MARCHING BAND、Toriqumo、slum
開場19:00 開演19:30
一般 2,500円 / 学生 2,000円(※学生証など証明となるものを持参ください)(ともに1D別)

MARCHING BAND…

(プロフィール)
2004年より活動するスウェーデンのデュオ。08年にLAのレーベルから鮮烈デビュー。10年リリースの2ndは日本でも、星野源がミュージック・マガジン誌で年間ベストにピックアップしたのをはじめ、ASIAN KUNG-FU GENERATION、LOSTAGE、group_inou、THE NOVEMBERSのメンバーからも絶賛され、スマッシュ・ヒットとなる。3年ぶりとなるフルアルバム「SO MUCH IMAGINE」では、魔法としか言いようがないような素晴らしいメロディーと丁寧なアレンジメントはさらに磨きがかかり、さらに解き放たれたような遊び心も垣間見えるその幕の内的ヴァラエティ感覚は、よく引き合いに出されるビートルズが1968年リリースした『ザ・ビートルズ(通称ホワイト・アルバム)』を彷彿させる。つまりは大傑作。


Toriqumo…


slum… 

(プロフィール)
2007年結成。2012年末より現編成。USインディから、60'sソフトロック、日本語フォークまでをごった煮にしてつくられたアンビバレントなのに過剰に歌謡的にも響く曲たちは、まったくだめでもなく、かといってぱっとしない毎日に寄り添ったり、突き放したりする。過去にこれレコードより音源を2枚リリース。Joan of arc、norman blake(teen age fun club)、Lou Barlow(Dinosaur Jr.)、Mike watt、テニスコーツ、洪申豪(透明雑誌)、LEO今井、8otto、モーモールルギャバンなどとも共演。



2013-12-03

12月21日(土)リスニングパーティー「無国籍音楽宣言」第二回 

(絵:蒔田友之)

踊るためのDJパーティーではなく、色々な音楽を知るための解説系DJイベント、開催!

諸方面に鮮やかなインパクトを与えて第一回を終えた無国籍音楽宣言が、早くも第二回開催決定!Give me little more.と蒔田友之氏(Chez momo)の共催でお送りする音楽中毒者たちがかける古今東西多種多様なグッドミュージックに耳を傾ける時間。まったりと行われる解説系DJイベント。ネット上で音楽が水道水のように垂れ流されている今だからこそ、人伝てに教えてもらう音楽のアウラを大切にしていきたという思いでやります。音楽酒場感覚で楽しみにくるもよし、自分のお気に入りの音源を見つけにくるもよし。ポップス、カントリー、ラテン、ロックステディ、ジャズ、レゲエ、ソウル、ディスコ、ロック、ボサノバ、歌謡曲、アイドル、グループサウンズなどなど…何処かにひっかかる音が現れる事でしょう。流される曲には時に解説が入るので、それぞれの一曲にまつわる思い入れに耳を傾けるのもまた一興。

DJは音楽畑の人間の方が少ないものの、バックボーンに音楽が染み付いて離れない濃厚なメンバー。それぞれの一曲はそれぞれに重い!

開催時間が前回よりも早くなりましたので、スカッと遊んでいってください。

リスニングパーティー「無国籍音楽宣言」
18:00〜23:00 エントランスフリー!
【DJs】蒔田友之、中川圭、DJ CALLING TO(かりんとう)、DJ machida、DJ hanakuso(相澤和典)


2013-12-01

12月13日(金) 珍味イベント「珍ミーリトルモア」



 
Give me little more.×TOCAでお送りする珍コラボレーションイベントを開催いたします。
新手の食育イベント「珍味ーリトルモア」!

この冬、全国全世界からよりすぐられた珍味たちが、Give me litte more.に一堂に介します!
なんでこんなの作ろうと思ったの?なんでこんな見た目なのにこんなにうまいんだ!臭いのに…うまい!!...普段は触れあうことのない珍味との出会いが、あなたのこれまでの食概念を覆すか!?見た目からはわからない彼らの本当の「旨み」にみんなで到達しよう!
(要約:いろいろな珍味をみんなで味わう会です)

12月13日(金)
「珍ミーリトルモア」
会場:Give me little more.
会費:¥1,500
開場19:30 開始:20:00
出演:
くさや
鮒寿司
女奮
莫久来
またたび
いろいろな魚醤
ラルド
ブラッドソーセージ
酒盗
海葡萄
& more…(絶賛、ブッキング中)

12月7日(土)鍋ライブイベント「冬将軍vs鍋奉行」スパン子、プレイトーンズ、slum、志和樹果、ManaYohei出演



スパン子
プレイトーンズ
slum

ManaYohei

また一段と寒さが増して来たので、
鍋を囲みながらアクも強いがダシも旨いライブを楽しみましょう!

果てしなく猛威を奮う冬将軍に打ち勝つのは、ダシが効いた音楽と、ジャパニーズトラディショナルフードNABE(鍋)しかない!といういたってシンプルなコンセプトのお楽しみ系ライブイベントを開催したいと思います。会場では、趣向を凝らした鍋の炊き出しが行われます。

12月7日(土)
鍋ライブイベント「冬将軍 VS 鍋奉行
出演:スパン子、プレイトーンズ、slum、志和樹果(高知)、ManaYohei(高知、長野)

場所:Give me little more.
入場:鍋つき¥1,500
開場(着火)19:00
開始19:30

(出演者紹介)

spannko = スパン子
大町木崎湖に居を構えるアコーディオン弾き語りシンガー。自分の深淵にある宇宙を開放的に歌いあげる!滋養強壮に抜群な牛テール出汁系!
(プロフィール)
ピアノ、アコーディオンによる弾き語り。20才の時にブルースピアノとハモンドオルガンに魅せられ、鍵盤奏者として活動を開始。2006年にHONZI、熊坂義人、スパン子、idehofによって結成された福-fuku-で、ノルウェー、ブルガリアなど、ヨーロッパへも活動を広げる。この頃ソロ活動を開始し、スパン子独自の世界観をアコーディオンとピアノの弾き語りで切なく、優しく、力強く表現する。2007年出産。ソロアルバム制作に入る。2010年5月に1st ソロアルバム『spannkosmo』を全国発売。発売記念ライブではホール四方にスピーカーを立て、15人の演奏者が真ん中で演奏するという形で、なんとも幻想的な宇宙『SPANNKOSMO』をつくりあげ、好評を博す。同年秋、アルバムのart workを手掛けたブルガリア在住の山村倫と『SPANNKOSMO in Bulgaria』を決行。ソロ活動を中心に、イラストレーターcolobockleのDVDアニメーショ ンの音楽制作(福-fuku-)、WEBアニメーションの音楽、熊坂出監督のショートフィルム「じかんのじかん」のエンディング曲、AMGエンターテイメントのDVD映画『ラバーズ』の音楽、ベネッセの「こどもチャレンジ・ほっぷ」バロンのほっぷ体操の音楽など、いろいろな形で精力的に制作。2012年4月 長野県大町市木崎湖畔に移住。

プレイトーンズ
あのジョニー大蔵と共に演奏していたトリッキープロギタリスト安藤則夫(だいちゃん)氏と、安曇野のマイスタジオでマイペースに音楽活動をおこなう山岳ガイド赤沼氏のユニット!味わい濃いめな鯖出汁系。
(※動画はギタリスト安藤氏がやっていたSTILLのものです。トリッキーなギタープレイの様子が楽しめます。)
知らない手触りの「ポップソング」を探して活動中の三人組。見た目に反して良い味でちゃうヌメリタケ系出汁。
(プロフィール)
2007年結成。2012年末より現編成。USインディから、60'sソフトロック、日本語フォークまでをごった煮にしてつくられたアンビバレントなのに過剰に歌謡的にも響く曲たちは、まったくだめでもなく、かといってぱっとしない毎日に寄り添ったり、突き放したりする。過去にこれレコードより音源を2枚リリース。Joan of arc、norman blake(teen age fun club)、Lou Barlow(Dinosaur Jr.)、Mike watt、テニスコーツ、洪申豪(透明雑誌)、LEO今井、8otto、モーモールルギャバンなどとも共演。

志和樹果

ManaYohei

(プロフィール)
高知県四万十育ちの村井まなと千葉県流山市出身の村井洋平の二人のユニット。仕事を辞め、家を引き払い、車を捨て、家財道具も処分し、バックパックとギターを手に旅に出た。「World Music Journey」と題して、世界13カ国、五か月間、路上でギターを弾きながら、資金を稼ぎ、時には音楽フェス、教会、カフェ、バーで演奏。ドイツベルリンでは世界中からミュージシャンが集まる「Artliners」にてワンマンライブ。マレーシアでは、国営放送Tv3「Wanita Hari Ini」に出演を果たした。同時にWwoofを活用し海外の農場で居候をしながら、農業と文化を学ぶ。現在は日本放浪ツアーと題して、日本各地を巡業中!


2013-11-11

11月22日(金)ライブイベント「マジカルパワーストレンジポップ」出演:その他の短編ズ×The Good Johnsons×animalheads


その他の短編ズ

The Good Johnsons
animalheads

男女国籍バラバラな音楽家たちが集う、ボーダーフリーなストレンジポップナイト!

聴いたことあるようで、ない。耳障りが新しいけれども忘れられない!人間のちょっとズレたところのかわいらしさが詰まった、ヘンテコポップが聴けるそんな一夜をお楽しみください!

この日は出演者のバックグラウンドがとにかく多様!

その他の短編ズ…
二人の女の子がつむぐポエトリーポップ。引き算でつくられた極シンプルなアンサンブルの上で並ぶ言葉の配列がものすごく心地よいです。現在、全国行脚中。メンバーの一人は、森脇ひとみさんは、曽我部恵一氏主催のレーベル・ROSE RECORDSから1stアルバムもリリースしている注目のSSW。


The Good Johnsons…
松本にやってきたニューヨーカー夫婦によるポップデュオ。ケバケバした原色系ポップが過剰なまでのエモーショナルにアウトプットされて、なんだかとてもキッチュでワクワクします。めまぐるしく展開する楽曲は、まるで音楽劇を観ているかのよう!

animalheads… 
松本で出会った年齢も性別も異なるアイルランド人、フランス人、日本人によって結成されたストレンジポップバンド。
Pavementなどの90年代ローファイポップへの愛にあふれたサウンドでありながら、その範疇におさまらない響きがあるのはバックグラウンドの異なるメンバーそれぞれの持ち味ゆえでしょうか。

11月22日(金)
ライブイベント 「マジカルパワーストレンジポップナイト」
開場19:30 / 開演20:00
チケット:1000円(1D別)
ACT: その他の短編ズ、The Good Johnsons、animalheads

2013-10-25

11月23日(土)ガールズロックキャンプ報告会


ROCK'n ROLL CAMP FOR GIRLSの様子

ロックンロールキャンプを通じて成長していく女の子たち。生の現場をみた二人による報告会!バンドで音楽をやることの新しい可能性を感じます。

8歳から18歳までの少女が集まるロックンロールキャンプ。オレゴン州ポートランド生まれのこのプロジェクトは、楽器経験者、未経験者の少女たちが5日間のプログラムでバンド仲間を見付け、バンドを組み、音楽の創作活動を通して、自己表現やコミュニケーションの方法などを学ぶ場所になっています。アメリカの他州や、ブラジル、中東など少しづつ別の場所、国へも広がってきている動きです。

このたびは、この夏、実際に渡米し、ポートランドの会場でボランティアスタッフとしての経験を積んだ藤沢ちふみ(P-heavy)と中野菜美(Roadside witch society)が報告会を行います。
実際のビデオ映像や写真を見ながら、そこでの体験が語られます。ガールズロックキャンプについて興味を持ってる人、対人支援に関わりたい人、バンド経験者で楽器を教えたい人…多くの方に来ていただき、日本での、松本市での開催の可能性と難しさを考える第一歩になれればと思います。

11月23日(土)
ガールズロックキャンプ報告会
エントランスフリー(要1Dオーダー、カンパ歓迎!)
15:00開始(14:30開場)


11月7日(木)女鳥羽ガジェットジャム第2回目

(metoba traffic)

隔月開催のドリーミーな電子楽器セッション会!女鳥羽ガジェットジャム。

信州ドリーミー電子音楽家・metoba trafficによるPCを用いずに、ガジェット系電子楽器(カオシレーター、i phone、MPCなど)とエフェクターを駆使しながら、みんなで即興で電子音楽を生み出していく会。第二回目。
第一回目は見慣れないようなレアな電子楽器の解説から、使える音楽系i phoneアプリの説明まで普段はあまり電子楽器に触ったことが無い人にもとても優しい内容でした。スクリーンに投影された映像からインスピレーションを受けてBGM音楽を生成したり、アイデアひとつでいかようにもその場で音を立ち上げていける電子楽器の楽しみを味わえるワークショップ的セッション会です。
自前のガジェット楽器、音の出るおもちゃなど持ち込み歓迎で!見学もできますので、ぜひお気軽にお越し下さい。

20:00〜(通常のバー営業の時間にやっております。)
エントランスフリー! (要1Dオーダー)


トラックメイカー。長野県松本市在住、1984年生まれ。
いつの間にか浮かび上がってしまっているような軽やかなビート・メイキングと、オーロラのうねりをサウンドにしたようなシンセ・メロディ、キラキラと煌き続けるリフレイン。まるで、Mexican Summerのシンセ・サウンドを、長野の山中で森林浴させたような、清廉で美しいインディ・エレクトロ・ブレイクビーツの大傑作!(comented by Jet set 1st album「here you go」に寄せて)

11月17日(日)ドキュメンタリー映画「GIRLS ROCK!」上映会

「GIRLS ROCK!」予告編(※上映は字幕付)

髪を振り乱し、怒鳴り合い、楽器をかき鳴らし、叫びまくる「女の子」たちによるロックに迫ったドキュメンタリー映画。

ROCK'NROLL CAMP FOR GIRLS。それは8歳〜18歳までの女の子たちがロックンロールに没頭し、人とのコミュニケ—ションや、自分を表現する喜びを味わう5日間。このたびは、その実際の様子に迫ったドキュメンタリー映画「GIRLS!ROCK」の上映会をいたします。グループの結成から、毎日の練習、そして700人の前でバンドとしてパフォーマンスするまで、そこに映されるのは、ロックミュージックを自由に表現する喜びと、自分達は何者なのか?を学んでいく女の子たちの自己の「革命」。

翌週、11月23日(土)には、実際に2013年夏にポートランドで行われたROCK'NROLL CAMP FOR GIRLSの会場に訪れた二人による報告会も開催されます。あわせてご注目ください!

11月17日(日)
 ドキュメンタリー映画「GIRLS ROCK!」上映会
 開場14:30 / 開始15:00
入場:¥1,000(1D別)

「GIRLS ROCK!」
監督:アルネ・ジョンソン&シェーン・キング
米国/2008/89分/日本語字幕
日本語版DVD 制作・販売:FAV 連連影展

2013-10-11

11月16日(土)MOOSIC LAB2013松本


『SR サイタマノラッパー』シリーズ(入江悠監督)や『ライブテープ』(松江哲明監督)などの音楽映画の配給を手がけてきた SPOTTEDPRODUCTIONS が立ち上げた、音楽と
映画のコラボレーションによる実験「MOOSIC LAB」は、新進気鋭の映画監督とミュージシャンがタッグを組んだ短編オムニバス映画の特集上映。昨年11 月、監督、出演者、参
加ミュージシャンをゲストに招き、この松本でも開催されました。その知る人ぞ知る熱い映画× 音楽イベントが今年も松本に!コミュニティシネマ活動を展開する松本CINEMA
セレクトのスタッフも審査に加わり決定した「MOOSICLAB2013」コンペティション受賞作を中心としたセレクトで、松本CINEMA セレクトとGive me little more. がコラボし「MOOSIC LAB 2013 松本」をお届けします。
当日は松本シネマセレクト大賞を受賞した「おとぎ話みたい」(山戸結希✕おとぎ話)を筆頭に、4つのプログラムに分かれ、お昼から夜更けまで、全7作品が上映されます。また、Cプログラムでは、広島より「トムソーヤとハックルベリーフィンは死んだ」に出演するバンド・ガール椿がアコースティックセットでのライブに駆けつけてくれます。

音楽と映画のコラボレーション実験室をぜひ、ご体験ください。

■プログラム
11月16日(土)12:00〜22:00
作品の詳細、予告編などについては
MOOSIC LAB2013松本公式WEBサイトをご覧ください。

Aプログラム 12:00~
『ダンスナンバー 時をかける少女』(60分)
(三浦直之(ロロ)✕倉内太)
『FUCK ME TO THE MOON』(66分)
(高畑鍬名&滝野弘仁✕三毛猫ホームレス)

Bプログラム 14:30~
『おとぎ話みたい』(51分)
(山戸結希✕おとぎ話)
『あの娘はサブカルチャーが好き』(47分)
(谷口恒平✕山田エリザベス良子)
『GREAT ROMANCE』(7分)
(川村清人&飯塚貴士✕池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ))

Cプログラム(トーク&ライヴ付上映) 16:30~
『トムソーヤーとハックルベリーフィンは死んだ』(70分)
(平波亘✕ガール椿)
『アナタの白子に戻り鰹』(30分)
(今井真✕漁港)
上映終了後トーク+ライヴ(出演:ガール椿

Dプログラム 20:00~
『おとぎ話みたい』(51分)
(山戸結希✕おとぎ話)
『ダンスナンバー 時をかける少女』(60分)
(三浦直之(ロロロ)✕倉内太)

■料金
1プログラム券[全券種400円分のドリンク補助券付]
前売 1,300円 / メール予約  1,350円 /  当日 1,400円
松本シネマセレクトメンバーズ当日 1,200円

2プログラム券[800円分のドリンク補助券付]
 2,500円 ※当日のみ販売

※ライヴ付のCプログラムは映画チケット代+500円

※プログラムごと入替

■ライブ出演者プロフィール
ガール椿
2003年結成。地元広島で活動を続ける。フォーク、サイケ、GS、ガレージ、ギターポップ、ノイズ、アイドル、漫画等の要素を反映し、独特のポップミュージックとして成立させた剥き出しの世界観を構築する。ナンバーガールにも通ずる鋭く歪んだギターサウンド、銀杏BOYZの峯田和伸ばりの妄想、面影ラッキーホールからの影響も感じさせる詩世界で一部のファンから絶大な支持を受けてきた。過去に、遠藤ミチロウ、曽我部恵一、少年ナイフ、 8otto、ボブログ三世、あふりらんぽ、坂本弘道、等と共演。座右の銘は「弱気は最大の敵」


11月10日(日)野村和孝ギター講習会

野村和孝

前日にGive me little more.にてライブを行う野村和孝が、翌日はギターの先生に!日曜日の昼下がりに、野村和孝によるギター講習会が開催されます。理論的な講習あり、セッションあり、それぞれのギター観をぶつけあう時間ありと、濃厚な内容の講習会を展開します。全ギタリスト必見。もちろん見学のみの参加もお待ちしております。講習の申し込みはgive.melittlemore@gmail.com まで。見学もできますので、ぜひお気軽にお越し下さい。

11月10日(日)
 「野村和孝ギター講習会」
 開場13:30 / 開始14:00
講師: 野村和孝(東京)

講習参加¥1,500 見学¥500(ともに要1オーダー)

■講師プロフィール
野村和孝/Kazutaka Nomura(ex-PWRFL Power)"


野村和孝 (PWRFL Power) 1984年北海道生まれ、東京在住の音楽家・翻通訳家。旭川東高校を卒業後渡米し、コーニッシュ芸術大学作曲科を卒業。ジュリアン・プリースター(サン・ラ、ハービー・ハンコック)、ジョビーノ・サントス・ネトー(ヘルメート・パスコアール・グループ)、作曲家ベルン・ハーボルシェイマーらに師事。04年にインプロノイズバンド「na」のGt/Voを担当し、06年にソロ「PWRFL Power」として活動開始。ユーモア溢れる日常の考察を、現代的なハーモニー・作曲法と技術に裏打ちされたギターワークで鮮やかに描き、新しい形の弾き語りを提示している。全米各地での公演数は500を超え、Slender Means Society(ポートランド), Popular Noise (ニューヨーク) Impose Records (ブルックリン)などから作品をリリース後、本名での活動を開始。09年にはレーベルHALF YOGURTを設立。米Esurance社へのCM楽曲提供、テレビ局CW11制作によるドキュメンタリーなどTV上での活躍や、ワシントンポスト紙、シアトルタイムス紙、タイムアウトニューヨーク紙などからの賞賛を獲得し今に至る。

11月9日(土)ライブ 野村和孝×Dringe Augh

野村和孝
Dringe Augh(ドゥリンジ・オゥ)

旭川出身シアトル経由東京在住のシンガーソングライター / ギタリスト・PWRFLPower こと野村和孝と、韓国在住のシンガーソングライター、今年三度目の登場でもはやお馴染み?のDringe Aughのお二人がGive me little more. にやってきます。

野村和孝の演奏は一聴すると、上質なハイブリットフォークミュージックとしての響きをもっているかもしれません。しかし、その裏側でノイズ、即興音楽、アシッドフォーク、さまざまな彼のルーツミュージックが、危うげな表情をみせる確信犯的な空気がたまらなくもあります。Clap Your Hands Say Yeah,Daniel johnston,Vampire Weekend,Yo La Tengo などと共演歴も凄まじく、彼の圧倒的としか言いようがないテクニカルかつ微妙なニュアンスまでもとらえたギタープレイはぜひ、多くの方に見ていただきたいです。

Dringe Aughのフォークソングには独特のサイケデリアが満ちています。霊や魂(本人は「おばけ」と表現)を主題とした少し怖い歌詞が、開放弦を多用したフィンガーピッキングにより生み出される恍惚のコードと甘いメロディにのり、多義的な感情を抱え込んだある種の幸福感を味わえます。

こんな贅沢な共演を、ぜひ皆様にご覧頂きたく思います。

11月9日(土)
 「ライブ 野村和孝×Dringe Augh」
 開場19:30 / 開演20:00
ACT: 野村和孝(東京)、Dringe Augh(KOREA)
※エントランス代はお帰りの際にお客さんに決めていただきます。カンパ制。

■出演者プロフィール
野村和孝/Kazutaka Nomura(ex-PWRFL Power)"
野村和孝 (PWRFL Power) 1984年北海道生まれ、東京在住の音楽家・翻通訳家。旭川東高校を卒業後渡米し、コーニッシュ芸術大学作曲科を卒業。ジュリアン・プリースター(サン・ラ、ハービー・ハンコック)、ジョビーノ・サントス・ネトー(ヘルメート・パスコアール・グループ)、作曲家ベルン・ハーボルシェイマーらに師事。04年にインプロノイズバンド「na」のGt/Voを担当し、06年にソロ「PWRFL Power」として活動開始。ユーモア溢れる日常の考察を、現代的なハーモニー・作曲法と技術に裏打ちされたギターワークで鮮やかに描き、新しい形の弾き語りを提示している。全米各地での公演数は500を超え、Slender Means Society(ポートランド), Popular Noise (ニューヨーク) Impose Records (ブルックリン)などから作品をリリース後、本名での活動を開始。09年にはレーベルHALF YOGURTを設立。米Esurance社へのCM楽曲提供、テレビ局CW11制作によるドキュメンタリーなどTV上での活躍や、ワシントンポスト紙、シアトルタイムス紙、タイムアウトニューヨーク紙などからの賞賛を獲得し今に至る。
Dringe Augh (ドゥリンジ・オゥ)
 
ドゥリンジ・オゥは、韓国/ソウルのフォーク・シンガー。ニック・ドレイクやバート・ヤンシュ、フェアポート・コンヴェンションなど、英米のフォークシンガーの影響を受けながらも、レオ・コッケを彷彿とさせるような手練なフィンガーピッキングと静けさを携えたような歌声や皮肉に富んだ歌詞の楽曲は、韓国SSW界においても独り異彩を放って来たDringe Augh。デビュー作『individually wrapped』のリリースに続き昨年韓国気鋭のレーベルElectric Museより『between the tygh』を発表。ここ数年で世界中のアシッド/サイケデリック・フォーク・ファンから注目されるGeorge-Edwards Group, Just Others, Aj Webberなどを再発するBella Terraレーベル、Michael Angelo, Ann Reedなどを再発するBig Pinkレーベル、Barbara Sipple, Michael Hurleyなどを再発するMedia Arteレーベルなど、凄まじい勢いを感じる韓国フォーク・レーベルに連なるような音楽性を体現しているドゥリンジ・オゥの演奏は大注目です。

2013-10-09

10月26日(土)~11月3日(日)展示「津田翔平 渡辺俊介 阿部圭佑 膜-Re:membrane-」

(「津田翔平 渡辺俊介 阿部圭佑 膜-Re:membrane-」フライヤーより)


この度、松本市の多目的イベントスペースGive me little more.では、展示「津田翔平 渡辺俊介 阿部圭佑 膜-Re:membrane-」を開催いたします。

「実験建築家」として空間構成とノイズというと取り合わせで見るものの感覚を刺激する津田、人の記憶や感覚といった境界を引き難く曖昧なものへの連想を喚起する「美術家・映像作家」の渡辺、独自の手法によって記録メディアの特性を問い直し、そこから浮かび上がるものを提示する「記録家」に阿部の3人の手によって松本市のイベントスペースに芸術空間が現れます。展示期間中は日中から営業しておりますので、ぜひお気軽にお越しください。

会期:10月26日−11月3日 11:00−20:00(月曜CLOSE)

■入場料:無料(ドネーション(カンパ)制)
■出品作家:津田翔平 渡辺俊介 阿部圭佑

企画:石田大祐 (インディペンデントキュレーター)
http://ishidadaisuke.blogspot.jp/


また、週末には関連企画イベントの開催もございます。こちらもあわせてお越しください。

<関連企画>
10月26日(土)19:30~ 
「オープニングパフォーマンス」(入場料1,000円要1Dオーダー)
オープニングイベントとして展示作品を軸に映像や音楽を用いたパフォーマンスを行います。作家がリアルタイムで繰り広げる音と映像により展示作品が新たな表情を見せ、「その場でしか起こりえない」芸術空間が出現します。ぜひ体感してください。

10月27日(日)13:00~ 
作家とゲストによるクロストーク」(入場料1,000円1D付き)
ゲストスピーカーを招いて、制作の動機や方法を作家に聞きます。過去の作品や制作の裏話、今回の展示について率直な意見を聞ける機会です。質問も受け付けますので作品をよりじっくり鑑賞されたい方、作家のことをもっと知りたい方におすすめです。お気軽にご参加ください。

11月2日(土)13:00~(イベント時間が変更になりました。ご迷惑おかけいたします。)
トークイベント「アートにできること」(入場無料要1Dオーダー)
いま、アートにできることはなんでしょうか。「現代美術ってむずかしい」「現代美術ってなんなの?」という意見が少なからずあるなかで、どんなことをアートに期待できるのでしょうか。現代美術の最前線に立つ3作家を交え、これからのアートについてトークイベントを行います。イベント後には作家との交流会があります。





■出品作家 プロフィール
津田 翔平 / Shohei Tsuda
1986年東京都出身 実験建築家 / Noise Artist



新たな空間認識の可能性を探る実験や、様々なノイズを題材とした作品を制作。インスタレーション、立体、平面、映像、音楽、デザイン等、作品の媒体は問わず幅広く活動。個人の制作とは別に、IN/AWT(安藤透、渡辺俊介、津田翔平)では映像を主体とした企業との共同制作。KYO-ZO(可変ユニットまたはプロジェクト)では空間においての個人の存在を探求する実験作品を展示。2012年12月、音楽家 dagshenma と共同でノイズ専門レーベル UNNOISELESS を設立。

「彼の作品を鑑賞した時、私たちが見せられているモノは物理的な作品や建築物などではなく、存在を定着し、空間を維持し続ける力なのでは無いか、と感じる事がある。多次元空間を紡ぎ出すかの様に制作された作品群にはコンセプチュアルな点で一貫して解体・測量・再構築と言われる建築的要素が含まれている。時に空間を解体し、またある時には測量、調査をしては空間に根付いた痕跡を増幅させ、鑑賞者に新たな発見と有無を言わせぬ空間の存在を体感させてくれる。」
Text: Shunsuke Watanabe
www.shoheitsuda.net
www.unnoiseless.net





渡辺 俊介 / Shunsuke Watanabe
1986年東京都出身 映像作家・美術家 / Video Artist






渡辺俊介は音と映像を自由自在に扱える作家です。彼の制作はヴィジュアル・ミュージック(視覚音楽)とも、サウンド・ペインティング(聴覚絵画)とも呼べるもので、光と音という波動を用い、耳と目を同時に刺激するものです。彼の作品の中で、作品らしいもの、つまり従来の意味で「完成」されたものもあれば、制作プロセスの一部を見せているものもあります。それらは変容しつつあるもの、始まりや終わりを要求しない/させないもの、「完成」を求めていない/求めさせないものです。作者の時間を押し付けるものではなく、むしろその場の時間、その観聴客の時間を逆に強調するとともに、別な時間を生み出しています。しかも、特にマルチチャンネル(多数の映像、多数の光、多数の音が同時に、別々な場所から流れてくる状態)の作品の場合、複数の時間が平行しているように感じます。観聴客にはそのような環境を体験することで、一種のタイムワープが生じます。言い換えれば、渡辺俊介が提供している環境は多元宇宙、または平行宇宙を感じさせるもので、我々の精神/身体の基本構造を考え直す機会を与えてくれます。
Text : Christophe Charles
http://shunsukewatanabe.org/

阿部圭佑 / Keisuke Abe
1989年埼玉県出身 記録家
2011年武蔵野美術大学建築学科卒業。卒業後、友人らとアトリエ空鼠を立ち上げる。同居人の美術家のドキュメンタリーを作った事をきっかけに現在は映像を中心に活動し、ドキュメンタリー映画を制作している。
http://soranezu.blogspot.jp/
http://keisukeabe.tumblr.com/











2013-10-04

10月17日(水)、20日(日) 「Rip!Remix宣言」上映会


(「Rip!Rimix宣言」より)

著作権を侵害するかたちで成り立ってきたリミックス文化(クラブカルチャー、二次創作等)の立場から知的財産権の問題に対して激烈な問いかけが紡がれていくドキュメンタリー映画。著作権を巡る問題が映像や音楽、果ては癌治療にまで及ぶ事実を指摘しながら、
カナダの監督ブレット・ゲイラーは、既成曲を「rip(切り貼り)」しながらオリジナル・ナンバーを生み出すアーティスト「ガール・トーク」から、文化批評家、
そしてブラジルの文化大臣ジルベルト/ジルにまで取材を展開。オリジナリティとは何か?文化はそもそも模倣と引用を繰り返し発展してきたのではないあ?そんなメッセージを前にして私たちは何を考えるか。山形国際ドキュメンタリー映画際で上映され大論争を巻き起こした問題作。17 日( 木) はクラブカルチャーに精通した方をお招きし、みんなで感想を話しあうアフタートークを展開します。
(20日は上映のみになります。)

「Rip!Remix宣言」上映会
10月17日(木) 20:30より上映開始
(22:00過ぎよりアフタートーク会)
20日(日) 17:30より上映開始
(作品86分 開場30分前)
入場無料(要1Dオーダー、カンパ歓迎!)

NPO法人ドネルモ様から日本語字幕版をご提供いただきました。
各地の上映会の様子はこちらをご覧ください。

「Rip!Remix宣言 日本語字幕版 予告」

■作品情報
原題:RiP: A Remix Manifesto
邦題:RiP! リミックス宣言
作品提供:NPO法人ドネルモ
カナダ/2008/英語/カラー/86分
監督:ブレット・ゲイラー Brett Gaylor

2013-10-02

10月16日(水)「テーブルゲームカフェ」


気軽に立ち寄れるバー/イベントスペースGive me little more.の平日夜イベント「テーブルゲームカフェ」。今回で三回目です。

ドイツやフランスのゲーム賞を獲得した、ちょっとおしゃれで珍しいゲームをきっかけに、出会いを提供し、新しいつながりを広げていきます。お酒でも飲みながら、海外のテーブルゲームやボードゲームを楽しんでみませんか?

(主催のgoukiさんより)
「テーブルゲーム・カフェのテーマは、ゲームを通じたコミュニケーションで、ゲームの勝敗よりも過程を楽しみ、出会った人との交流を深めていくことを目指しています。  芝居、音楽、デザイン、映像、フリーペーパー、各種イベントの企画など、文化的表現に関わりのある方、そしてそんな活動をしている人たちと知り合ってみたいと思っている皆さんのご参加、お待ちしています」  


10月16日(水)『テーブルゲームカフェ@松本市 Give me little more .』
入場料:無料(要1オーダー)
時間:20:00~1:30
(バーはこの時間で通常営業。イベントは閉店時間までに流れ解散です。)
持ち物:あなたが参加している芝居、音楽、展示、その他の活動を知らせるフライヤー等があれば、ぜひ持参ください。

テーブルゲームカフェfacebookページ

月1で定期開催しておりますので、気になっている方、ぜひ一度おこしください!

2013-09-21

10月12日(土)リスニングパーティー「無国籍音楽宣言」

(Carlton and The Shoes - Give Me Little More)

音楽中毒者たちがかける古今東西多種多様なグッドミュージックに耳を傾ける時間。まったりと行われる生音系文化系DJイベント。ネット上で音楽が水道水のように垂れ流されている今だからこそ、人伝てに教えてもらう音楽のアウラを大切にしていきたという思いでやります。音楽酒場感覚で楽しみにくるもよし、自分のお気に入りの音源を見つけにくるもよし。ポップス、カントリー、ラテン、ロックステディ、ジャズ、レゲエ、ソウル、ディスコ、ロック、ボサノバ、歌謡曲、アイドル、グループサウンズなどなど…何処かにひっかかる音が現れる事でしょう。流される曲には時に解説が入るので、それぞれの一曲にまつわる思い入れに耳を傾けるのもまた一興。

DJは松本のミステリーポイントとして確固たる地位を築いているChez Momo(シェモモ)のmaita、つかみ所のないオーナーの背後で流れる骨太の音源達、緑町の良心Something TenderからDJ carinto、叙情と情熱の狭間からのぞく圧倒的な物量の音源を駆使する平林キャプ10、日々植物から無限のエスプリを感じている高原の隠者ataraxiaのDJ machida、リズム小万博や道神面などで、独創的な活動を繰り広げているDJ ハナクソこと相澤和典。音楽畑の人間の方が少ないものの、バックボーンに音楽が染み付いて離れない濃厚なメンバー。それぞれの一曲はそれぞれに重い!

リスニングパーティー「無国籍音楽宣言」
20:00〜2:00 エントランスフリー!
【DJs】maita(Chez momo)、平林キャプ10、DJ calling to(something tender)、DJ machida、DJ ハナクソ &more…


10月3日(木)女鳥羽ガジェットジャム

(metoba traffic)

信州ドリーミー電子音楽家・metoba trafficによるPCを用いずに、ガジェット系電子楽器(カオシレーター、i phone、MPCなど)とエフェクターを駆使しながら、
みんなで即興で電子音楽を生み出していく会。スクリーンに投影された映像からインスピレーションを受けて音楽を生成したり、賞品ありの対決形式が行われたり。ワークショップ的に開催するので電子ガジェットを全く触ったことがない人にも優しい内容となっています。自前のガジェット楽器、音の出るおもちゃなど持ち込み歓迎で!見学もできますので、ぜひお気軽にお越し下さい。

20:00〜(通常のバー営業の時間にやっております。)
エントランスフリー! (要1Dオーダー)


トラックメイカー。長野県松本市在住、1984年生まれ。
いつの間にか浮かび上がってしまっているような軽やかなビート・メイキングと、オーロラのうねりをサウンドにしたようなシンセ・メロディ、キラキラと煌き続けるリフレイン。まるで、Mexican Summerのシンセ・サウンドを、長野の山中で森林浴させたような、清廉で美しいインディ・エレクトロ・ブレイクビーツの大傑作!(comented by Jet set 1st album「here you go」に寄せて)

9月29日、29日両日開催「カタクラッシュ」(オリジナル演劇「死体のつかいみち」上演+「カタクラモール周辺の再開発」に関するトークセッション)


(イラスト:牛越彩音(mooi))

Give me little more.では、オリジナル演劇の上演とトークイベントをカップリングした新しい形式のイベントを開催いたします。テーマは、身近で、遠い、街の問題「カタクラモール周辺の再開発」。あまり知られていないことですが、松本市中心市街地のはずれ、女鳥羽川沿いのカタクラモール周辺では2016年秋の完成を目指した大規模再開発計画が進んでいます。本企画のスタッフもこの問題を考えるシンポジウムに顔を出してみましたが、景観、歴史生活、経済、保存・再利用…それぞれの立場の熱い意見が飛び交う中、どれかひとつに賛成することができず何だか口を閉ざしてしまいたくなりました。知らず知らずのうちに議論されてきたこの問題は、ある意味で市民の間でも大きな温度差ができてしまったと思います。そもそもこの問題がどれほど重要なことなのかどうかもイマイチ実感が湧かないというのが正直なところ。でも、そんな「いい加減な」立場からの物言いも必要なのではないかと。とにかく「わからない」と言ってみることで、これまでの議論を一度突き放してみることで、出てくる意見の重要性を。そこで、私たちは考えました。この問題をクールダウンさせ、全く別のベクトルにヒートアップさせるのは、いっそのこと現実から逸脱して独り歩きしていくフィクションの力なのではないか、と。シリアスで差し迫った問題をテーマにしたトークイベントに、とってもナンセンスなオリジナル演劇をカップリングさせた異色のイベント。そんな予測不能な場を、皆さんに投げかけたいと思います!浮かび上がるのは、フィクションの滑稽さか、はたまたフィクションよりもどかしい現実か。

オリジナル演劇「死体のつかいみち」
あらすじ:とある地方都市、商店街のはずれにある喫茶店の店先で死体が発見された。どうしたものかと話し合う街の人たち。その死体をうまく利用することはできないかと白熱する議論。果たして「死体の使いみち」は決まるのか?そもそも死体はなぜそこで倒れていたのだろうか?その末路やいかに…カタクラ再開発問題からヒントを得て制作された寓話的ナンセンスコメディ。
脚本:丸山港都 制作:遠藤優 出演:柏木辿、草間将樹、堀田康平、丸山港都

「カタクラモール周辺の再開発」に関するトークセッション
いままでこの問題を知らなかった方にも分かりやすいように議論を整理しながら、ゲストスピーカーを中心にして話をはじめていきます。現在どんな計画があって、それに対してどういう反応をしている人がいるのか、またみなさんはどう思うのか、ざっくばらんに話す場になれればと思います。もちろん見学的な参加もOKです。 企画:石田大祐、新美正城


カタクラッシュ (オリジナル演劇「死体のつかいみち」上演+「カタクラモール周辺の再開発」に関するトークセッション)
■日時
9月28日(土)19:00開演(18:30開場)
29日(日)15:00開演(14:30開場)
ともに3時間程度を予定。
■料金
一般¥1,500 30歳未満¥1,000 学割¥700 ※割引は要証明証提示 (ともに1D別)



2013-08-21

オープニングパーティー・ブレインストーミングトークセッション(7月13日)を振り返る。

こんにちは。スタッフの新美です。もう一ヶ月以上経ってしまいましたが、2013年7月13日(土)、Give me little more.のオープン日におこなわれた「ブレインストーミングトークセッション」について書きたいと思います。長くなってしまいます。

(photo by Atsuko Yamaguchi)

 (photo by Taizen Higuchi)

このトークセッションですが、ゲストの人から何かテーマをもとに話をしていただくようなトークイベントではなく、その場に参加している人の発言をもとにディスカッションが展開されていくような場をイメージして開催いたしました。テーマは、「松本の文化環境」。うーん、ちょっと固めなテーマですが、松本という地域での文化活動について参加した人たちがどんなことを問題視しているのか聞き出して、共有して、考えてみようという会をイメージしていました。落としどころをつけるのが目的ではなく、あくまでいろいろな問題や考えを提示してもらうことが目的であるがゆえの「ブレスト」会なわけです。

それで、実際のところどういう場になったのかというと、文化をめぐる話につきものな重要な視点や、おもしろい話はいっぱい出てきた!、、けれど、「松本の文化環境」について具体的な何かを話していたわけではなく、「松本の文化環境」を考えるというテーマ性はボヤけてしまったというのは否めませんでした。そんなわけで、どうやってこれをまとめて記事にしようかと、頭を悩ませていたわけです。(はい、言い訳です。とても遅れてしまいました…)それで、思ったのですが、この会をなにかひとつの流れで包みこんで語るのはナンセンスで、これから話し合っていくのにふさわしい複数のテーマを見つけ出す会だったと捉え直すべきだということ。つまり、ゆっくりとテーマを深めるためにはもっと一つのテーマを徹底的に話すべきだったわけです。なので、今回のまとめはディスカッションで出された複数の視点を振り返りながら、今後こんな新たなディスカッションの場をたちあげていくための提案をいろいろと書かせていただきたいと思います。反省!

視点 1「パブリックな場が成立するためには?」
「松本にどんな場所があったらいいか?」という投げかけから派生していきなり飛び出してきたのがこの疑問。場所を巡る議論でつきものな「開かれている」とはどういうことなのか、だれにとって「開かれている」べきなのかなど議論しました。いくつか印象的だった発言をピックアップしておきます。

「パブリックであること以前にコミュニティをつくることのほうが大切。コミュニティ同士の連携も考えている。」
「何のためにパブリックをめざすのかが、大切。ただすべての人に対して開いているだけでは、なりたたないのではないか?目的意識をもってつながっていくことが大切なのではないか。」
「実際に新しくコミュニティに入って来る人はどこかからのつながりで入ってくる人が多い。ただ開くだけではなく、人のつながりの仕組みを理解することも大切。」


次、議論を立ち上げるのであれば、具体的に流動性をもったコミュニティってどういう工夫をしているのかということだったり、その先駆的事例だったり具体的なノウハウの面と、これまで「パブリック」というものがどのように捉えられてきたのかという知識を学ぶ勉強会的な面を取り込んで話し合いたいと思います。

視点2 地域おこし的活動への参入のハードル
地方で何かおもしろいお店だったり、活動をはじめるのは、家賃がとにかく安く、他にもコスト的な面で大きなメリットがあってやりやすいから、やりたいなーと思った時はけっこうサクッと動いてみるのもいいんじゃないかと思っているんですが、実際地方ならではの大変なこともいっぱいあるわけですね。理想ばかりではかたれない、「田舎」的な面倒くさい部分もある地域との付き合い方についての話をしました。

「名古屋の事例だが、古本屋や古着屋やら喫茶店を営みたい若い人が、ものすごく少ないリスクで出店できるアパートタイプのコレクティブショップみたいなのがある。そのくらいの感じで地域でおもしろいことやりやすいようになる環境があってもいいんじゃないか?」
「リスクを小さくすることが、無責任ななんちゃって活動につながってしまうのはよくない。ある程度覚悟をもつことも大切。」
「地域のルールや人間関係を把握してつきあっていくことも大切ではないか。」
「アートスペースとかが地域のためにだとか、地域と仲良く、的な売り方をしているのをよく見るけど、地域にせっかく新しく入ってきた血なのに、その土地独特のルールに100%従う必要はないんじゃないのか?」
「伝統的にみえるお祭りでも実際、歴史的にみれば結構新しいものも多かったりする。そんな浅い歴史は無視してもいいという考え方も出来る。けれども、それを重要視している人が実際にいるわけだから簡単に軽視できるという問題でもない。無くすか残すかみたいな二元論じゃない方法は探せないのか?」
「ルールに従うというか、その土地での自分のポジションみたいなものを確立するためにも、周りのルールは知る必要がある。」


これは、是非、町内会長さんだとか、地域社会側の実情をわかっている人に来てもらって、どういう部分をかみ合わせていけば新参者と地元人のいい関係が築けるのかという話ができたらおもしろいなと思いました。ルールを守ろうとか、守りたくないだとか、田舎ってこんなに変、みたいな話をしていても仕方ないわけなので。

視点3 「消費的態度、生産的態度について」
これは一番白熱した話題。消費者的態度になりやすいことの問題点と、そもそもそれ自体問題なのか問題。クリエイティブであるということ至上主義を考えなおさせられるというか、あらためて何で自分らはこういう明確な答えなど無い面倒くさい話を好き好んで話し合うのかということだったり、どうすればもっと作り手と受け手のいい関係が築けるのかという話だったり、その境界はどこまで必要かということだったり、いろいろな重要ポイントを内包していた話でした。

「今は生産者的な存在にパッとなれるけど、実際どうかというとその人の将来も含めた時間的なつながりを生み出すことができないものばかり。そういう意味では生産的に見えても単なる時間の消費にしか過ぎないものが多い。」
「ディアゴスティーニの組み立てキット買って満足することと、スーパーで安い商品必死になって組み合わせて買っている人ならどっちがクリエイティブといえるのか。ものをつくってるからクリエイティブというわけでもなく、消費をしているからといって消費的であるかというと表面だけでは実際、わからない。」
「携帯でパッと撮ってアップロードした写真も作品といえるとすれば、作品の流通量がひたすら多くなる。それはそれでいいけれども、消費者がいないのにひたすら生産者ばかりが増えていくことへのバランスは考えないといけない。」
「そういう時代においてこれから重要になってくるのは、ただ消費するだけではなく、いかにおもしろくものごとを受け止められるか。その「受容者」の存在。」
「人をただの情報だけ判断する消費者にするのか、自分でいろいろな視点で判断できる受容者にするのかは、発信者側のやり方にもよる。発信者側とゆっくり話す時間だったり物をしっかり選ぶ時間をもつ仕組みをつくることが大切。」
「そもそも情報で判断することって悪いことなのか、たしかに気持ち悪いとは思うけど、その人が楽しかったらそれでいいんじゃないのか?」

これは、同じテーマで、いろいろな人の本音をもっと聞いていてみたいというところですね。「消費者の何が悪い?」という強力な開き直りを前にして、どんな発言をみんながするのだろうか?と個人的にはとても興味があります。

視点4 「批評」を成立させるためには?
これはもともと設定していたテーマのひとつで、最後に時間で切ってしまいましたが、白熱しました。そもそも「批評」というものが何なのかというところのそれぞれの認識の違い自体が、おもしろい議論を生みました。

「濃い人間関係が愛を前提とした批評を生む」
「徹底してお客さんである立場からできる批評もある」
「批評することの意味は、文化というそもそも曖昧な物を一度切り取ってきちんと可視化すること。批判とは違う。批評は、どういう楽しみ方ができるかを提示することだと思う。」
「批評文化は大切だが、批評する人の安全性や発言のしやすさをどう確保するべきか。」
「人の目に見える場所で議論することが大切」
「紙媒体の批評って正直、ことさら地方においてニーズあるのか。従来の批評メディアからはみだしたところでいかに批評”性”を確保するかが大切なのでは。」
「批評できない時って、自分の判断力がしょぼいのか、単にコンテンツ自体の質がショボいのかわからない時がある。」
「お客さんに批評的な感想を求めるのは酷なんじゃないか。批評は、こういう空間でやればいいと思う。」

それぞれが思う「批評」がどういうことなのか、実践してみる機会をつくっていくことが大切なのだなーと。読書会的アプローチで、いろいろな表現物だったりをみんなで「批評」してみるような場を企画してみようと思いました。


ここまで、新しいディスカッションの機会として展開できそうな4つのテーマごとに議論を振りかえってみましたが、いやー読むのがしんどい量ですね!いろんな要素がごった煮にされた会だったのだなということをあらためて思いますね。ブレストのままやりっ放しにしていても仕方が無いので、次なる企画へと発展させていきたと思います。

議論全体の雰囲気として、「文化エリート主義」的な立場に陥らないようにどうすればいいのかということをどこかでみんな意識しながら話しているように感じました。ただ、一方で最後に出てきたのは「こういう場自体そもそもサブカル。本流でやっていくことのほうがサブカルよりも大変なわけだから、いかにこういう場をメインストリームにのっけていくのかをかんがえるべきじゃないか。」という意見も挙がりました。やっぱり、どこかしら「文化エリート」っぽい雰囲気って消えないし、無理に消そうとするだけ無駄なんかな、と。こういう参加者全員参加型のトークセッションが誰のために存在しているのか、そんなことを考えさせられております。
 
なお、この振り返り記事、とてーも平たく書いております。なので、アカデミックな視点から考察してくれている共同企画者の石田大祐くんによるレビューもあわせてお読みいただけるとより踏み込んだ視点でこの議論を振り返られるのではないかと思います。

「文化についての試論、または文化受容のためのエクササイズ」

また、今回のトークテーマ3の消費の話と関連しそうな記事で、「超初級サブカル女子入門」というコンシャスすぎることの落とし穴を皮肉たっぷりに見事についた良記事を読んだのであわせてここに紹介しておきます。

「"超"初級サブカル女子入門」

トークセッション、今後もさまざまな形態、テーマでやっていくと思いますので、ぜひチェックしていてください!

2013-08-09

10月5日(土) window of a cloudy day vol.10 I Am Robot And Proud “touch/tone” Japan Tour 2013

(I An Robot And Proud 「touch/tone」)

カナダ・トロントの音の名匠、ショウハン・リーム=アイ・アム・ロボット・アンド・プラウド(IARAP)が、実に5年振りとなる5thアルバム「touch/tone」のリリースツアーソロ編松本公演としてGive me little more.に登場します!電子音とオーガニックなアコースティックサウンドを融合させた、多幸観溢れるIARAPサウンド。一聴で彼のものと分かる柔らかで丸みを帯びた音色と、童謡のような優しく沁みるメロディ、軽やかで心地よいテンポ感のビート。miyauchi uri,DE DE MOUSE,トクマルシューゴ,オオルタイチ,Perfumeなどとのコラボレーションも行うなど日本の音楽シーンとの関係も深くその周辺の音に興味がある方も要注目です。当日は、映像を投影した空間でのライブとなります。共演は、様々なモノを楽器として用いながらノイズ、アンビエント、ドーロン、トイポップと形容されそうな形式の向こう側にあるエクスペリメンタルな音響を追求する音楽家・ASUNA、オープニングアクトは、松本の白昼夢サイケオルタナなベースレススリーピースバンド・耳なりぼうやの小音量セット。

10月5日(土)
window of a cloudy day vol.10
I Am Robot And Proud “touch/tone” Japan Tour 2013
出演:I Am Robot And Proud,ASUNA  OA:耳なりぼうや
チケット:一般 ¥2,800(1D別) 学生 ¥2,000(1D別)―学生証など証明となるものを持参ください
18:30開場 19:00開演

■出演者プロフィール
I Am Robot And Proud
トロント王立音楽院で10年間クラシックピアノを学んだ後、コンピューターサイエンス科の学位を取得。2000年から手塚治虫『鉄腕アトム』にちなんだIARAP名義にて音楽活動を開始。2006年に発表したペンギンジャケで知られる3rdアルバム『the electricity in your house wants to sing』は日本でも大反響を呼び、Tower RecordsのNew Ageチャート、iTunesのElectronic Musicチャートで一位を獲得。続いて初の日本盤リリースとなった2008年の4thアルバム『uphill city』も大ヒット、現在までロングセールスを続けている。IARAPのリリース&ツアー以外にもその活動は、ジム・オルーク、フォー・テット、アトム・ハート、バトルスらと共にYAMAHAが開発した新音楽インターフェイス「TENORI-ON」のモニターを務めるほか、プレイステーションソフト『サウンドシェイプ』の開発、ニューヨークのMoMAプロデュースによる短編映画のサウンドトラックへの参加、アディダスやカロリーメイトのCMへの楽曲提供など、多岐に渡っている。2009年には、カンファレンス・イベント『PUBLIC/IMAGE.METHOD』にて、最近ではPerfumeとの仕事が国際的にも大きな話題を呼んでいるインタラクティヴ・アーティスト真鍋大度とコラボレーションを果たしている。日本との関係も深く、これまでに単独でのツアー数回に加え、TAICOCLUB、朝霧JAM、渚音楽祭、ボロフェスタ等のイベントにも参加。2008年『uphill city』ツアーにはgroup_inouが同行している。DE DE MOUSE、YOMOYA、Aira Mitsukiなどのリミックスを担当。自身の前作『uphill city』のリミックス盤(2010年)では、日本からトクマルシューゴ、オオルタイチ、Lullatone、Watchmanらがリミキサーとして参加した他、miyauchi uriとのコラボレーション作も収録。同作リリースツアー最終公演での、miyauchi uriをギター、千住宗臣(Boredoms、Para、Date Course Pentagon Royal Garden他)をドラムに迎えたセッションも絶賛された。


ASUNA

1999年から古いリード・オルガンとエレクトロニクスによるドローンを主体として制作された数々のカセット・テープ作品が、西新宿ロス・アプソン?や、渋谷クララ・オーディオ・アーツといったレコード・ショップにおいて話題を集め、2003年スペインのラッキー・キッチン(Lucky Kitchen)よりアルバム"Organ Leaf"を発表し、CDデビュー。それと前後して発表されていた、解体されたリード・オルガンのモーターとリード蓋の固体振動をピックアップすることによって制作された作品"Each Organ"によって「Improvised Music from Japan」誌上でも音源やインタビューが取り上げられ、その後インスタレーション作品の展示でも注目を集める。それ以降、エイプスタージュ(apestaartje)や360°recordsなど国内外問わず、多数のコンピレーション・アルバムに参加。近作にはHEADZからの集大成的な2枚組アルバム"THIS"と、米ブルックリンを拠点とするミュージック・リレイテッド(music related)からの最新アルバム"flowers"などがある。ソロ活動と並行し、名古屋のteasi、鳥取のトリレーベルのshibata、カナダのSecret Mommy、韓国のMagazine King、そして東京では元WrKの佐藤実(m/s、SASW)、My Pal Foot Foot、sawako、OPQらとコラボレーション活動も多数行ってきた。また、自身のレーベルao to ao(http://d.hatena.ne.jp/aotoao/)を主宰している。
耳なりぼうや