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2024-05-28

2024年6月22日(土)『佐藤幸雄と玉川裕高 ライブ 松本』 ▽LIVE:佐藤幸雄と玉川裕高(東京)/ The Instant Obon(辻村豪文 from キセル)/ コモド大真面目

          

佐藤幸雄と玉川裕高裕高

すきすきスウィッチの中心人物として知られる
人懐っこいメロディと乾いたユーモアと記号的なリリックの
鬼才シンガー"佐藤幸雄"がデュオ編成でギブミーに登場!!

80年代初期、パンク、ニューウェイブの時代に「みんなのうた」のような人懐っこいメロディと、ミニマルな言葉の言い回しで、カーネーション、たまを筆頭とした数々のバンドに影響を与えた伝説的ポップバンド"すきすきスウィッチ"の"佐藤 幸雄”がギタリスト"玉川 裕高"とのユニット編成でギブミーに登場!

まずは佐藤氏のこれまでの歩みを簡単にご紹介。1979年より"すきすきスウィッチ"名義で活動を開始。「場所」との関係性をもとにメンバーも、編成も変化していくという不定形なスタイルで、常に何かを欠きながら(ベースがいなかったり、ドラムがいなかったり、活動当初はテクノポップスタイルだったという)その不足による「隙間」を最大限に楽しむような即興性も交えたライブパフォーマンスを展開。1983年にはテレグラフレコードからジャパニーズニューウェイブのカルト的名盤・5枚組のソノシート音源「忘れてもいいよ」をリリース。その後もバンド「絶望の友」として活動。割礼「ゆれつづける」に代表される音楽プロデュースなども行いながらも、90年代の初めに突如、音楽シーンから姿を消してしまい、長い隠遁生活に入ります。音源の入手困難さと、他のバンドに与えた影響度の高さゆえ、沈黙期間中も「知るひとぞ知る東京の最重要バンドのひとつ」として伝説化していく中、20年近い沈黙を破り復活。以後はコンスタントに活動を続け、次々と溢れ出る新しい歌の数々をたずさえ、精力的に日本各地で歌い続けています。耳馴染みのいいメロディと言葉でスッと懐に飛び込んで来ながらも、フォークやニューミュージックに漂うウェットな叙情性とは明らかに異なるどこか乾いた質感をもつ彼の歌。世界の混沌と対峙しながら、無限に湧き出るクエスチョンマークと堂々巡りの会話しているような真摯なユーモア、風景描写に頼らない簡素な言葉の連続は記号的でさえあり、聴くものの想像力をどこまでも刺激します。今回は、"ヒップゲロー"や"コモンビル"などのバンドを率いてきたギタリスト/シンガーの"玉川裕高"とのデュオ編成で演奏。たま、ムーンライダース、豊田道倫、山本精一ソロなどのニューウェイブ/アヴァンギャルド/オルタナティブの交差点上で鳴るような日本語フォーク/ポップのファンの方は必見です!

共演は、この2組。

キセルの”辻村 豪文”によるソロプロジェクト”The Instant Obon”。日本各地の民謡音源をゲストボーカル的に招き入れて再生し、メイン楽器に据えたドラムセットで自ら叩き出すJ Dillaライクに独特に揺れるhip hopビートと、ベッドルームポップスタイルのシンセが時に優しく、時に極太に混ざり合う、いつまでも身を沈めて漂いたくなる陶酔の音世界。ある種の瞑想的な音楽体験でもありながら、暮らしている場所/過去、歴史/大きな社会の動き/と、今、此処に立つ自分の関係性へ想いを馳せずにはいられなくなる静かで鋭い眼差しが宿るビートのリアリズムをぜひご体験あれ!

ギブミーで不定期開催しているインプロヴィゼーションイベント「seldom」の主宰者でもあり、カセットテープを用いた即興演奏なども行うギタリスト"柳沢 耕吉"による歌モノ弾き語りユニット”コモド大真面目”。決してライブには登場しない謎めいたもう一人のメンバーとともに共作した楽曲をシンプルなギター弾き語りスタイルでアウトプット。アヴァンジャズ経由の一筋縄ではいかないコード進行の上で、脱臼した言葉選びによるふやけた詩情たっぷりのイメージの連想が気持ちいい!

様々な地層が折り重なった多面的な音楽性の3組が集いました!お楽しみに。

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2024年6月22日(土) Give me little more.
『佐藤幸雄と玉川裕高 ライブ 松本
▽LIVE:佐藤幸雄と玉川裕高(東京)/ The Instant Obon(辻村豪文 from キセル)コモド大真面目 
▽料金:(前売)¥2,000 / (当日)¥2,500 / +1Dオーダー
▽時間:(開場)18:30 (開演)19:00
▽予約:give.melittlemore@gmail.com

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佐藤幸雄

The Instant Obon