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2023-04-06

2023年4月27日(木)『Passepartout Duo JAPAN TOUR 2023 Matsumoto』

                   

Passepartout Duo

世界各地で滞在制作を行いながら
自作のシンセと打楽器を用いてミニマルな音楽を奏でるPassepartout Duoが登場!

打楽器とシンセサイザーを用いて世界各国で滞在制作を行う旅するミニマリスティックデュオ"Passepartout Duo"が登場!

"Passepartout Duo"は、ピアニストのNicoletta Favari(イタリア)とパーカッショニストのChristopher Salvito(アメリカ/イタリア)によるデュオ。2015年より活動を開始し、各地のアーティストインレジデンスを中心に滞在制作を行い、現在は本拠地を持たず新しい土地、新しい人々、新しい楽器との出会いから日々、音楽を生み出しています。クラシック音楽奏者としてのバックグラウンドを持ちつつ、ミニマリズム、ジャズ、日本の環境音楽から影響を受け、電子音響を用いながらもシーケンススタイルではなく、生演奏でミニマルでポリリズミックなライブを展開。txalaparta(バスク)や、simantra(東欧)など各地の民族楽器から影響を受けた木片や金属を用いた自作の打楽器や、音のテクスチャや音の物理的な性質を追求する中でたどり着いた自作のシンセサイザーを使用し、自らのサウンドの中核に据えています。ホケット(the hocket)という1つの旋律を複数の声部が担い、リズミカルで断片的な音楽を生み出す作曲法から着想を得た彼らの音楽スタイルは「4つの手、1つの楽器」として称され、二人のソリストのデュオではなく、全体でひとつの音楽として響きます。スティーブ・ライヒにも通じる反復するリズム、打音とともに鳴る異国情緒あふれる旋律、ゆっくりと時間をかけて変化するドローン…静謐で気品に満ちたアンサンブルは、意識を浄化する瞑想的な時間感覚、あるいは美しい織物を眺めるような心地を呼び起こします。知的で探求的なアプローチを用いながらも、観念的ではなく、リズムの反復の快楽に満ちた開かれた音楽としての魅力もあわせもつ彼らの音楽をお楽しみに!

共演は、この2組!

コントラバス奏者であり、電子楽器をもちいたアブストラクトなソロプロジェクト”13un”としても活動する中川文太と、ギブミーで開催しているインプロライブ”seldom”の主催者としても知られるギタリスト/音響音楽家の柳沢耕吉の即興的エクスペリメンタルユニット"ナライガワ製作所"。中川によるコントラバス、謎のリボンコントローラー型シンセを用いた唸り声のようなホラーテイストのサウンドと、柳沢による奇妙なディレイフィードバックを纏ったアヴァンジャズフレーズによる混沌とした音世界をご堪能ください。

オブソリートで懐かしいシンセや自作・改造楽器を響かせる電子音ギークであり、近年はEurorack規格の自作シンセサイザー用の基板、パーツ、アクセサリーなどを取り扱うオンラインショップ「電氣美術研究會」を立ち上げつつ、大正時代のアヴァンギャルド詩を主に扱う翻訳家としても活動する"sho sugita”。今回はここ数年、ひっそりと組み上げてきたモジュラーシンセのラックを持ち込んでの演奏となります。

実験音楽、電子音響、現代音楽のファンはもちろんフォークロアミュージック、アンビエントのファンにもおすすめの一夜です。

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2023年4月27日(木) Give me little more.
『Passepartout duo JAPAN TOUR 2023 Matsumoto
▽LIVE:passepartout duo(イタリア / アメリカ) / ナライガワ製作所 / sho sugita
▽料金:(前)¥2,000 / (当)¥2,500 +1Dオーダー
▽時間:(開場)19:00 / (開演)19:30
▽予約:give.melittlemore@gmail.com

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Passepartout duo