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2023-03-02

2023年3月18日(土) 『PHANTOMS』 ▽出演:Joyul(韓国) / Yeong Die(韓国) / Jiyoung Wi (韓国)/ Sakura Fantasma / KUDO AIKO / Day_gn.bot

                

Joyul


Yeong Die

Jiyoung Wi

韓国から3組の電子音響音楽家が日本ツアーを敢行!

韓国・ソウルを拠点に活動する3組の音楽家、JoyulYeong DieJiyoung Wiのジャパンツアーが開催決定!松本編は、韓国ソウルの地下音楽シーンを牽引する"HELICOPTER RECORDS"主宰のパク・ダハム、ご近所日之出町のレコードショップ"MARKING RECORDS"、ギブミーによる共同企画「PHANTOMS」と題してお届けします。

1組目のゲストは、有機的なサウンドのアンビエントとGrouperや青葉市子とも共振するフォークを繋いだ音響音楽を鳴らす"Joyul"。2015年より活動を開始し、2021年リリースのアルバム『Earwitness』が好評を得て、2022年にはBig Theifのソウル公演でオープニングアクトを務めたことでも話題に。夜闇の中で祈るような深いリバーブに包まれた静謐な声と、輪郭がぼやけるまで歪んで遠景で鳴り響くギターによるスロウコアの悲哀を帯びた歌。その歌世界と地続きに鳴るのは、水や打撃音などの環境音を電子変調させて生み出すグリッチ音やノイズが端正に折り重なった仄暗く美しいサウンドスケープ。彼女の紡ぐ音は、ガラスの破片に触れるような冷たい鋭さを持ちつつも、同時に気配に満ちていて野生的でもあります。ひとつひとつ生命を宿した音が唸り、叫び、囁き、蠢き、そして呼応するようにまた音が引き寄せられて、その連環でひとつの生態系のような音空間が立ち上がります。明滅する音の呼吸と沈黙、鎮魂歌のような歌をぜひご堪能ください。

2組目のゲストは、多岐にわたるスタイルの音楽を渾然一体に融合させるDJ/プロデューサー/サウンドデザイナーの"Yeong Die"。2022にEP「WEATHER Z」をリリースし、ヨーロッパツアーを敢行。日本のシーンでも注目を集めるアンビエントデュオ"Salamanda "とともに電子音楽クルー兼レーベル"Computer Music Club"としても活動し、コンピューターミームなどからインスパイアされたウィットに富んだダンスフロアトラックを発表。マルチな活躍が話題を呼んでいます。6才でピアノを習い始め、ショパンやベートーベン、ブラッド・メルドー、ビル・エヴァンス、K-POP、Aphex Twin、Boards of Canada、Bjork、様々なB級映画とソウル弘大のインディーシーン、日本のDJ威力など幅広く影響を受け、カテゴリに縛られないアプローチを探求してきた彼女。グリッチサウンドが飛び交うIDM、ドローンとシンセの変調に身を浸す静寂なアンビエント、黒煙やオイルの匂いに塗れた金属的なインダストリアルサウンドと不吉なノイズの氾濫…緻密なテクスチャが織り込まれたシリアスなビートを基調としながらも、混線したラジオのように突如としてファニーでポップなシンセフレーズや大衆音楽からのサンプリングが気まぐれに飛び回るユーモアに溢れた音世界が素晴らしい!理知的に混沌へと導く非定型のレフトフィールド・ダンスをお楽しみに。

3組目のゲストは、小説家/音楽家/DJとしてクラブとアートギャラリーの間で音楽を鳴らす"Jiyoung Wi"。2020年には、Nick Kleinが主宰するレーベルPsychic Liberationからリリースされた韓国と日本のアーティストに焦点を当てたコンピレーション『INTIMATE GHOSTING』をキュレーション、2022年にはMirae Artsから発表されたコンピレーション『Spring Snow』への楽曲提供が話題に。内面に語りかけるような厳かなスポークンワードを主体に、声やストリングスが変調された不穏なドローンや、フィールドレコーディングが折り重なった張り詰めた空気のダークアンビエントサウンドを展開。音がキャプチャーされた瞬間の気配を明確に残しつつ、抽象的にコラージュされた音世界には、物語が立ち上がると同時に解体されていく静かな驚きに満ちています。

山梨からは、異国と音楽、カルトや、自然からインスパイアされた独自の世界観を、イラストやコラージュを主に国内外問わず制作&発表する”Sakura Fantasma”がDJセットで登場。耽美なダークウェイブ〜エレクトロ〜ウィアード・ポップなどを愛する一貫した美意識が滲んだセレクトをお楽しみに。

松本からは、この2組が登場。

エレクトロポップバンド"Far Farm"での活動を経て、東郷清丸バンドへのコーラスメンバー、「川村亘平斎とあだち麗三郎の影絵と音楽」に参加するなど声を軸としながら活動を行う音楽家“KUDO AIKO”。ソロでのパフォーマンスは、抑制の効いたビートの中で、カルグラなどの倍音唱法やルーパーを用いた美麗な多声ハーモニー、多彩なエフェクトボイスなど声のテクスチャを変化させながらパフォーマンスを展開。R&B、ソウルミュージックに根ざしつつも、民謡や民族音楽などの土着音楽の世界にも造詣が深い彼女。ミニマルなシンセポップの中に、声楽や現代のポップスとは異なる様々な発声法を取り入れ、時空間旅行的感覚を呼び起こしてくれます。

松本シーンに突如出現した若きポエトリーラッパー"Day_gn.bot"。エモトラップ〜シンセポップ〜ハイパーポップ〜ローファイ〜エクスペリメンタルが交差したジャングルやトラップ調のビートと霧の奥で煌めくネオンのような儚いアンビエンスが交差したビートの上で、気怠さとナイーブな雰囲気も漂わせながら静かな熱を放つ言葉が走る!

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2023年3月18日(土) Give me little more
『PHANTOMS』
▽出演:Joyul(韓国) / Yeong Die(韓国) / Jiyoung Wi (韓国)/ Sakura Fantasma / KUDO AIKO / Day_gn.bot
▽料金:(前)¥2,500 / (当)¥3,000 / (Under 25)¥2,000
▽時間:18:30-22:30
▽予約:give.melittlemore@gmail.com

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Joyul

Yeong Die

Jiyoung Wi

Day_gn.bot