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2019-10-18

2019年10月18日(金)「EFRIM MANUEL MENUCK / KEVIN DORIA Japan Tour 2019 松本公演」

EFRIM MANUEL MENUCK / KEVIN DORIA


The Obon(辻村 豪文/キセル)

モントリオール発、ポストロック界の生ける伝説オーケストラル・ノイズ・ロックバンド
"Goodspeed You! Black Emperor"の中心メンバー"Efrim Manuel Menuck"のソロプロジェクトが登場!

カナダ・モントリオール発、英NME誌において「20世紀最後のグレイト・バンド」と評されたポスト・ロック界の生ける伝説、オーケストラル・ノイズ・ロックバンド”Goodspeed You! Black Emperor”。その中核メンバーである”Efrim Manuel Menuck”が、ソロプロジェクトの新作アルバム「are SING SINCK,SING」を提げ、コラボレーターである"KEVIN DORIA"とのデュオ編成で来日、ギブミーに登場します!

Efrim Manuel Menuck”は、”Good Speed You! Black Emperor”(以下、GY!BE)の結成当初からの中核メンバーであり、GY!BEから派生したよりサイケデリックなアプローチによるバンド”Thee Silver Mt. Zion”の中心人物。まずは彼の足跡を語る上では外せない”GY!BE”の話を。”GY!BE”は1994年にモントリオールで結成。その編成は、ドラム、ギター、ベースのロックフォーマットに加え、ヴァイオリン、チェロなどの弦楽、さらに16mmフィルムテープを用いるプロジェクションメンバーなど最大14人にも達します。室内楽の美しさとハードコアの緊張感の狭間で、弦楽、ノイズ、エフェクト、映像が混沌と渦を巻くシネマティックな音楽性を展開し、世界中の実験音楽ファン、ポストロックファン、ノイズ音楽ファンに絶大な支持を得ています。多くのリスナーに支持される一方で、高度資本主義社会に対する痛烈な批判精神を込めて作品としてアウトプットし、コマーシャルな活動を拒絶するなど、エンターテイメント業界に背を向けた姿勢を崩さない孤高の音楽集団としても知られています。さて”GY!BE”から一旦、離れて彼のソロの話を。2011年頃より始動したソロプロジェクトでは、GY!BEが描き出してきた不穏で緊張感に満ちた世界観の延長にありながら、シンフォニックなスケール感を削ぎ落とし、よりパーソナルでミニマルなアプローチへ。羽虫のアンドロイドが飛び交うような金属的なグリッチ、感情を掻き毟る擦弦音、ドローンと反響音による底なしの暗闇、時間感覚を狂わせるテープコラージュ、アナログシンセの冷たい明滅、何より印象的な不安、絶望を生身で晒す嘆きのようなEfrimの歌声…虚無の中に投げ込まれた数々の音が渦を巻くディストピア的(であり既に現実でしかない)ノイズ地獄の中で、光を求めて当て所なく彷徨い歩く、祈りのエクスペリメンタル・ミュージックを展開。近作では、これまでのモノトーンの世界を薄っすらと色彩を帯びたサイケデリアが覆い、プリミティブな宗教の賛美歌にも聴こえる、どこか開けた印象のメディテーション・ミュージックへと向かっているようでもあります。身体感覚無き暴力が暴走する時代において、闇を見据え、痛みへと真っ正面から向き合い続けるあまりにも正直な彼の音楽、今こそ体験していただきたい。今回のツアーでは、近年のライブパートナーであり、最新作アルバム「are SING SINCK,SING」のキーマンである"KEVIN DORIA"(「Growing」「 Total Life」が帯同。彼がパッチングの実験によって生み出す奇怪で即興的なシンセサウンドにも期待が高まります。ポストロック、アンビエント、ドローン、エクスペリメンタル、音響系、ダークウェイブのファンは勿論、クラウトロックやサイケデリックロック、Animal Collectiveなどのフリーフォークのファンにまでおすすめしたい彼の音楽、ぜひお見逃しなく。

この日の共演アクトは、2組。

1組目は、先日の結成20周年記念野音ライブも凄まじかったキセルの”辻村 豪文”による今年始まったソロプロジェクト”The Obon”。ドラムセットをメイン楽器に据え、辻村氏自ら叩き出すJ Dillaライクに独特に揺れるhip hopビート、各地の民謡を中心としたサンプリング、ギターの爪弾き、そしてあの柔らかい歌声が交わり立ち上がる、いつまでも身を沈めて漂いたくなる陶酔の音世界。ある種の瞑想的な音楽体験でもありながら、暮らしている場所/過去、歴史/大きな社会の動き/と、今、此処に立つ自分の関係性へ想いを馳せずにはいられなくなる静かで鋭い眼差しが宿るビートのリアリズム。まだ松本でしか披露されていないこの激レアソロセット、必ずや目撃してください。

2組目は、現在は北信在住、福島・郡山アンダーグラウンドシーンを代表する知性と緊張のジャンク・ポストハードコアバンド”Rebel one excalibur ”のドラマー佐藤孝洋によるミニマルに配置された無機質かつ冷徹な音塊の明滅に不穏な美が漂う実験電子音楽プロジェクト”LAP”。

ご予約はお早めに!

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2019年10月18日(金) Give me little more. 
EFRIM MANUEL MENUCK / KEVIN DORIA Japan Tour 2019 松本公演」 
▽Live:
EFRIM MANUEL MENUCK + KEVIN DORIA(カナダ) / The Obon(辻村豪文 from キセル)/ LAP 
料金:(前)¥4,200 / (当)¥4,700 ドリンク代別
時間:(開場)18:30 / (開演)19:00
予約:give.melittlemore@gmail.com

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EFRIM MANUEL MENUCK / KEVIN DORIA

「Godspeed You! Black Emperor」・「Thee Silver Mt. Zion」の Efrim Manuel Menuckと「Growing」・「 Total Life」のKevin Doriaによる コラボレーションプロジェクト。 2019年5月に『are SING SINCK, SING』をリリース。 今作では、ギターノイズを繊細に扱ったドローンに、民族賛美歌の要素を持った サイケデリックで幻想的なヴォーカルが重なり合い、神秘的な空間を作り上げている。 また、昨年リリースしたソロ作品「Pissing Stars」では、残酷で混沌とした世界を 反映しているのに対して、今作「are SING SINCK, SING」では、 次世代がより良い未来へ向かうというゆるい望みを放っているように感じられる。 現在ヨーロッパツアーを敢行中。10月には来日公演が決定。

The Obon(辻村豪文 キセル)


LAP