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2018-06-12

2018年6月12日(火) トークイベント『出張円盤 ”レコード寄席” -日本とタンゴ-』



日本各地で生まれ落ちる自主制作物~おもしろグッズなど顔のみえる関係性のもと、見て触って楽しめる「モノ」を販売する(時に制作する)高円寺の名物コアショップ「円盤」が、ギブミーに出張!!!今回は、「日本とタンゴ」編!

高円寺のコアショップ「円盤」店主の田口史人氏による名物イベント!音楽的な文脈から外れた目的でつくられた珍品レコードの数々を紹介していくイベント「レコード寄席」を開催します。


円盤」は、自主制作CDや自主制作本を中心に日本各地で生まれ落ちる自主制作物~おもしろグッズなどの見て触って楽しめる「モノ」を顔のみえる関係性のもとで販売する(時に制作する)スペース。日本屈指の珍レコードコレクターでもある店主・田口氏のライフワーク的レコード収集の末に見つかった思わずハテナを浮かべたくなる奇盤レコードにまつわるエピソードに耳を傾けるのが「レコード寄席」。とはいえ、レコード寄席が取り上げるのは、世に埋れた隠れた名曲やレア盤といったものではありません。ここで話されるのは、音楽的な文脈から外れた目的で生み出され、使用され、そして時代とともに忘れ去られてきたレコードたちのエピソード。たとえば、リコーダーの発表会の記録、80年代の中学校のクラスが歌う「ウィー・アー・ザ・ワールド」の記録、会社の営業PRレコード、宗教の布教レコード、結婚式の引き出物レコード、飲み屋でのカラオケ歌唱がサービスでレコードになったもの、校長先生の演説の記録レコード…etc 昭和の暮らしの傍らで、人々の記憶と結びつきながら存在していたレコードを実際に流しながら、妄想も交えつつ、そこから立ちあがってくる風景に思いを馳せます。これは、もはや音を通じた「昭和民俗史」といっても過言ではないのです!田口氏の軽妙な語り口に、爆笑と最後にはホロリと涙が…。

今回のテーマは「日本とタンゴ」。地理的には地球を挟んで真裏の関係にある日本とアルゼンチンの深い深い交流の証がタンゴ!その世界的にも異形の音楽をめぐる人と人との悲喜交々。世界的なレベルに達しながら一瞬でその現場を失った日本におけるタンゴ。その悲劇の音楽のレベルの高さと、諸行無常をレコードで追います。

当日は、円盤が取り扱う様々な「モノ」(CD、本、ZINE、雑貨…)を田口氏がトランクケースにたっぷりと詰めてやって来て、出張販売も行います。物販コーナーがこんなに楽しいイベントも他にないのでは…!

過去開催時の記事:

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2018年6月12日(火) Give me little more.
トークイベント『出張円盤 ”レコード寄席” -日本とタンゴ-
▽話し手:田口 史人(円盤)
▽時間:20:00(開演)/19:00(開場)
▽料金: (前)¥1,500/(当)¥2,000 *ドリンク別
▽予約:give.melittlemore@gmail.com

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田口史人



一九六七年神奈川生まれ。高円寺円盤/リクロ舎店主。九〇年頃から音楽ライターとして活動。同時に新作、旧音源の復刻などのCD制作を始め、これまでに三〇〇タイトル以上を製作。現在は店の営業と平行して、全国各地で「レコード寄席」という出張トークショウを行っている。